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6、長野・岐阜から北陸へ<その5:石川県> [日本一周(一周目)]


すごく久し振りの投稿です。 この間、懲りもせずにまた旅に出ていました。
今回は14日間かけて、四国を一周してきました。今回は、(最終日の自宅近くの高速道路上を除いては)たった一滴の雨にも降られないという、4月の紀伊半島の時には考えられないくらいの好天に恵まれた素晴らしい旅になったのですが、このブログでレポートできるのは恐らく半年近く後になってしまうのかも知れませんね!?

旅そのもののペースはともかく、ブログへの書き込みは一歩一歩着実に進めてゆきたいとは思いますが… 「でも、その前に忘れちゃわないかなぁ~?」というのが、結構深刻な心配事になってきました!!
もうストーブを出す季節になってきましたが、歩みののろいブログではまだ真夏の8月… 今回は、「日本で一番熱い地方」である石川県のレポートです!

7日目:8月19日(続き)

「今年、本当に金沢のホテルは取れない!」という話をよく聞きます。今回の旅行は8月のお盆直後なので、「価格はともかく、市内のホテルが取れればラッキー!」くらいに思っていましたが、さすがに1か月も前の予約だとホテルはちゃんと空いていて、金沢の夜の繁華街の中心地「片町」にあるビジネスホテルを想定外の安い値段(我々の旅の予算内)で取ることが出来ました。

金沢の夜の繁華街は、前の晩の福井の夜の繁華街とは比べ物にならないくらいぐらいきらびやかで、呼び込みも魅惑的なネオンサインもとっても多く、散歩し甲斐のある素晴らしい繁華街でしたが、今回の旅行が少し予算オーバー気味だったこともあり、金沢の海産物は控えめにいただきました。

8日目:8月20日(木)

嬉しいことに、宿泊ホテルの契約駐車場は12時近くまで車を停めていても僅かな追加料金で済むということがわかっていたので、この日の午前中は車をホテルの駐車場に停めっぱなしにして金沢市内をタクシーと徒歩にて観光することにします。車での金沢市内の観光では、駐車場を探すのが結構大変そうなので、今の金沢の市内観光には却って車は邪魔だろうと考えた故の選択です。

まず、朝ごはんを食べに金沢を代表する台所である「近江町市場」にタクシーで向かいます。近江町市場のお寿司屋さんには、朝から行列が出来るお寿司屋さんも多いようなので、我々も混雑する前にと7時には市場に着きました。さすがにこの時間だと、殆どのお店がまだ「開店準備中」でお客様もいません。そんな市場を眺めながら、朝から目指す回転寿司屋さんを探して早足で歩きます。
目指す「もりもり寿司」は7時からのオープンなので、開店直後の今はまだ行列こそありませんが、予想以上に客足は早く8割以上の席が埋まっています。「昼や夜、このお店は大行列」ということで朝の訪問にしたので、遠慮なく朝から”ノドグロ”などの贅沢な寿司をいただきます。昨晩以上豪華に金沢の新鮮な海産物をたっぷりといただいたので、朝から@3000超の豪華な朝ごはんになってしまいました! でも、金沢の寿司を行列に並ばずに満喫出来たのですからラッキーでした!
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店を出る時には、ここ「もりもり寿司」にも結構な行列が出来ていましたし、その他の市場内の有名なお寿司屋さん前にも、例外なく行列がありました!

近江町市場からは、歩いて金沢城公園に向かいます。昼間は人で溢れかえるであろう公園も、まだ朝8時前なのでとても静かなものです。さすが加賀100万石のお城だけあって、あちこちに残るお城には風格を感じます。
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続いて、金沢城公園に隣接している兼六園をゆっくり散策します。兼六園は個人的には3度目なのですが、今までの2回は冬の雪が深く積もった兼六園だったので、初めてと同じ新鮮な気持ちで眺めることが出来ました。さすがに”日本三名園”の一つに数えられ、今年に限らず三名園の中でも一番観光客が多い庭園なので、見応えがある広い庭園でした!
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その後はタクシーにて「ひがし茶屋街」へ。まだ10時前で殆どのお店が閉まっている中では、もう既に結構なお客さんが歩いているように見えます。散策して一息つくために1軒の喫茶店に入りましたが、「今日は驚くほど空いてるね!?」とお店の方が仰っています。びっくりするくらいのお客さんで激混みの毎日だそうなのですが、それに比べると「嘘のよう」なのだそうです。
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でも、ひがし茶屋街を出る時には、大型バス数台が停車していて、大勢の観光客がぞろぞろと降りて散策が始まるようです。普段通りの混雑は、これからなのかもしれません。

その後は長町武家屋敷へ。武家屋敷で加賀100万石のお侍さんの気分に浸ろうと思って散策しますが、ここで大きく気分を害すことになりました。いくつかの見学施設の何人かの心ない(係員の)人が、この半年の異常なお客さんの入りで完全に勘違いをしているようで、「金払えば、見せてやってもいいぞ!」的な完全に上から目線の高飛車な態度に、正直我々の気分は滅茶苦茶になります。それでも多くの観光客の方々は、「折角来たんだから、我慢しよう。」的な大人の対応で最悪の対応に我慢をしながら見学しているようですが、どうにも我慢が出来ない子供のような私は、一旦入場料を払ったのに全く見学せずに激怒して外へ出てきてしまう羽目になりました。
ここで、施設名等の詳細を公表するつもりはありませんが、この金沢の異常な北陸新幹線人気による凄い数のお客さんが、一部の方を完全に勘違いさせてしまったのは間違いないようです。このブームが落ち着き、あの方々が自分の行いを反省して、元の金沢時代のおもてなしに戻ることを切に望みます。
勿論、武家屋敷そのものに罪はなく、昔の風情溢れる町並みは素晴らしいものでしたが…
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ここで金沢市内の観光を切り上げますが、朝食で食べたノドグロの旨さが忘れられずに、「金沢を出る前に、もう一回金沢の海産物を堪能しよう!」と思いますが、我々貧乏人には安くたくさんの種類の海産物を堪能できるメニューとしては、やっぱり回転寿司くらいしか思いつきません。 でもさすがに同じ「もりもり寿司」ではいくら名店とは言えあまりに芸がないので、昔のシブがき隊の曲のタイトルのような「すし食いねぇ!」という郊外の店に行くことにしました。お昼時なのでやっぱり行列でしたが、30分ほどで席に着くことが出来、ここでもノドグロやガスエビ等を満喫できました。でも、高額メニューを少しセーブしたので、朝食よりは安く済んだランチでした。

午後からは、能登半島一周に向かいます。能登半島には和倉温泉に行ったことはあるものの、能登半島を一周したことがなかったので、2日間かけて能登半島を大周遊しようという魂胆で、今回のこの旅のたくさんあるハイライトの一つでもあります。
能登半島周遊、見どころはたくさんありどこを見ていいのか大変迷うので、とりあえず”るるぶ”と”マップル”のモデルコースをほぼパクらせていただき、見る候補だけは決めておいて、後は時間によって判断することにしていました。

能登半島の入り口にあるのは「千里浜なぎさドライブウェイ」。日本で唯一(?)砂浜をマイカーで走れる道路です。ここもTV等では見たことがあるので大いに憧れていた場所でしたが、本当に波打ち際まで車を走らせることが出来て、感動モノでした。走れる区間も意外と長く、思わず何度も走ってしまいました。
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日本一周に欠かせない愛車。 この時点では、まだキレイなものでしたが…(そのうちに書きますのでお楽しみに。)

次に行ったお寺ですが、情けないことに名前を失念してしまいました!写真は残っていて、この近くのお寺の、”本山妙成寺かなぁ~?”と何となく思っていたのですが、改めてHPなどを見てみるとどうも違うようだし… 
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非常に情けない限りですが、これだけ短期間に多くの旅に出ていると、いつかは起こることなのでしょうが… 本当に情けないので、事実を確かめにいつかもう一度能登半島には行かなければなりませんね!?

次に訪れたのは能登の海岸線を楽しむ”巌門”。大きな岩にぽっかりと穴が開いた景色が特徴的です。長い階段を降りて、何とかこの私でもすぐ近くまで辿り着くことが出来ました。
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すぐ近くには、この付近を周遊する遊覧船もあったのですが、結構時間も押していたので、乗らずに先を急ぐことにしました。
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次の見どころは”機具岩(はたごいわ)”。2つの岩の風景が我々も4月に訪ねた伊勢の二見が浦にそっくりな岩です。伊勢同様に2つの岩は縄で結ばれており本当によく似ていますが、神社が出来ていて祀られている伊勢ほどの迫力はありません。
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その先にあるのは、”世界一長いベンチ”。全長460メートルもあるとても長~いベンチで、ギネスにも登録されているのだそうです。観光する側としては、端の方から眺めるだけで、460メートルもあると聞くと、歩いてみる気にはとてもなれません。とりあえずずっと先の方まで眺めて、「よくこんな長いベンチ作ったなぁ~!」と感心するというか呆れるというか… そんな気分でした。
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その他にもるるぶ・マップルには能登半島の外周の見どころが書かれていたのですが、走っていて見落とした場所もいくつかありました。今回はナビに頼らずに道路標識(行先案内)だけを頼りに走ったので、見つからなかった場所は案外看板に問題アリ… の要素があるのかも知れません。ともあれ、これだけ見ても本日の宿泊地である輪島に着いたのは既に5時半を回っていましたので、その他の観光地の案内がしっかりしていたとしても、結局は時間切れだったのでしょう。

今晩の夕食は輪島市内にあるそば屋さんで簡単に済ませます。本日の食事は、普段の日とは全く真逆の値段で 朝食>昼食>夕食 という今までに経験したことがないパターンでした!
朝から高級寿司などをいただいてとても贅沢をしてしまったので、その日中に帳尻を合わせることが出来て、とりあえずは満足しています。

9日目:8月21日(金)

この日の天気予報も残念ながら雨予報です。金沢は、”弁当忘れても傘忘れるな!”と言われるぐらい、日本で一番雨が多い地なのだそうなので、雨は覚悟していたのですが… とは言え、”能登半島一周の日”が雨なのはちょっと残念です。

能登半島を一周する前に、輪島に泊まったのですから有名な”輪島の朝市”を見ない手はありません。
”日本三大朝市”に飛騨高山と輪島の朝市が入ることは衆目の一致するところのようなのですが、もう一つは房総勝浦という説と佐賀の呼子という説があるのだそうです。今回の旅で飛騨高山の朝市については、暴風雨が激しくとても行けそうな天気ではなくやむなく断念していますので、ちょっとの雨ですからこの輪島ぐらいは行かないわけにはいきません。

小雨の中、雨で客足がイマイチの朝市を見学します。でも、今回の日本一周では基本的に”お土産は買わない”スタンスなので、妻もどうせ買わないものを見てもイマイチ興味が沸かないようです。売り子のおばさんたちは必死に声を掛けたり試食を勧めてくれるのですが、どうせ買わないものを試食だけする図々しさもないので、笑顔で通り過ぎることにします。
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本日は、能登半島の残りの半分を観光する予定です。最初の見どころは輪島からすぐ近くにある白米千枚田(しろよねせんまいだ)。この日本一周で、スケールの大きい棚田は、三重の丸山千枚田や新潟の星峠の棚田などかなり見てきたつもりなのですが、ここ白米千枚田も能登を代表する景観だけあって、かなりの迫力です。ゆっくりと散策したい気もありましたが、雨も激しかったので写真だけパチパチと撮って、先を急ぐことにしました。
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その先の道路のすぐ横にある滝が”垂水の滝”。トンネルのすぐ先で見落としそうになりましたが、慌てて気づいて車を停め、滝近くまで戻って意外と大きな滝を見ることが出来ました。
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珠洲は塩で有名だそうで、”すず塩田村”という名の道の駅があります。「こういう場所には、”塩味のソフトクリーム”があるに違いない!」と断言して道の駅に車を停めた手前、塩味ソフトがなかったらどうしよう!? とちょっと不安でしたが、ここ珠洲にもちゃんと塩ソフトがあり、他と同様に美味でした。

次はいよいよ能登半島最先端の禄剛埼灯台です。麓に車を停め、灯台に行くらしい道をトボトボと登り始めると、バスガイドさんの下見か研修らしい制服の2人連れに声を掛けられます。さすがにこのあたりに詳しいhガイドさんらしく、私の足の悪いのを見て「この先もかなり急な坂道が続くので、あなたの足では灯台まではちょっと無理なのでは?」と親切なアドバイスです。とは言え、我々も待望の能登半島の最先端の地なので、「とりあえず、行けるところまでは行ってみます!」とアドバイスに感謝しながらもトボトボと歩いてみることにします。
バスガイドさんの仰るように、確かに急な坂でかなり大変な登りでしたが、諦めることなくゆっくりと登り、何とか突端の灯台にたどり着くことが出来ました!
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禄剛埼灯台のすぐ先に、空中展望台スカイバードという場所があるので行ってみました。禄剛埼灯台とほぼ同じ能登半島最先端の風景ですが、展望台とその先の施設に行くには料金がかかるのだそうですが、多くの方々が来てお金を払わずに引き返しています。パワースポットとのことなのですが、我々もお金を払ってまで展望台に登る気にはなれずに、多くの方同様に引き返すことにしました。
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次の見どころは、能登半島である意味一番有名かもしれない風景である見附島。相変わらずの雨の中でしたが、駐車場には観光バスが次から次へと到着する本当に能登一の観光地です。我々もTVの旅番組でも2時間ドラマでも何度も見た風景ですが… やっぱり一度は来てみないと”能登に来た”ことにはならないのでしょうね。
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能登と言えば九十九湾も有名です。佐世保の九十九島(くじゅうくしま)と能登の九十九湾(つくもわん)は、その読み方も含めて昔よくクイズに出たので、いち早く覚えた能登の地名でした! 
その九十九湾にも当然ご挨拶しなければなりません。ガイドブックによると遊覧船も出ているらしいのですが、いくつかそれらしい場所に行ってみるものの、釣り船はあっても遊覧船は見つけられず、天気が悪いこともあり”これがあの高名な九十九湾なの?”と、ちょっと消化不良の観光になってしまいました。
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能登半島の温泉と言えば”和倉温泉”です。今回も、和倉温泉に泊まろうと日程をさまざま検討したのですが、結局和倉温泉に泊まるプランは作れませんでしたが、北陸の名湯に敬意を表して、”和倉温泉総湯”の日帰り温泉に行ってみます。
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流石に北陸有数の名湯だけあって、本当に気持ちの良い素晴らしい日帰り温泉でした! 日帰り温泉だけでこんなに良いと、”泊まんなくてもいいじゃん!?”という心配はないのでしょうか?? と、ちょっと心配になりました。

でも、ここ和倉には文字通り日本一の旅館”加賀屋”があります。私もまだ泊まったことがありませんが、”次に来る時には加賀屋さんに泊まろう!”と意を強くして和倉を離れることにしました。
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これで石川県の観光を終えて、北陸3県最後の富山県に向かいます。

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