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【2018年東北夏祭り】<その2:盛岡さんさ踊り> [日本二周目]


1日目:8月1日(水)

今年2回目のロングトリップも、前回(GWに行った道南の旅)同様北を目指して朝8時には埼玉県を出発しました。今回の初日の日程は仙台でちょっとだけ所用を済ませてから盛岡に向かうだけで、ドライブ時間としては6時間程度なので、9時頃家を出ても十分に間に合うのですが、旅行出発日はどうしても早く目が覚めてしまう私の(年寄らしい)習性により、この日も7時にはすべての準備が整ってしまっていたのです。
家を出て20分後にはいつもの通り東北道へ。この日の東北道はいつになく混んでいて、前の車がブレーキを踏んだら渋滞しそうなくらいの交通量です。「まさか、みんな東北のお祭りを見に行くの?」なんてちょっとだけ不吉な予感が頭をよぎりますが、さすがに那須辺りまで来ると交通量は減り普段の東北道のようになり、まずは一安心。

順調に関東を過ぎて東北に入ります。この日はこの時期の関東ではずっと続いていた好天というか猛暑天気が継続。「東北なんだから、やっぱり涼しいよね!?」とは思いたいものの、家を出る前の天気予報によると盛岡の最高気温も30℃を越えるとの予報。35年以上昔、8月の間ずっと岩手県野田村に滞在していた時には半袖では耐えられずに厚手の服を近くの町まで買いに行って、滞在中ほぼずっとその服を着ていたことを思い出します。やっぱり確実に温暖化は進んでいますね!? とは言え、天気予報と十分ににらめっこをして、今回の旅は悩んだ挙句全て半そでで、長袖の衣類は持たずに出発… でも、東北を甘く見たことで、後で激しく後悔することになるのです!

この旅最初の昼食は仙台直前の菅生PAにて。私は好物の仙台牛タンが食べたいのですが妻は仙台出身なのに牛タンが苦手…ということで、パーキングエリアのフードコートという時間も節約出来て好きなものも食べられるという地元でのランチとしてはいささか安易なチョイス。
でも、ここの牛タン定食って1700円(をちょっと越える)もするんですね!? 私が仙台にいた頃の牛タン定食、仙台市内の牛タン屋さんの統一価格は1000円だったのですが… もっとも、30年前の昭和の時代の話ですが…
妻のお目当ては「仙台直送の海鮮丼」だったのですが、見た目もちょっと貧相な海鮮丼に失望したことが見え見えの表情で箸を動かしています。
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最近、高速道路上のレストランやフードコートは昔に比べて充実していて十分に楽しめることが多くなって来たのですが、この日は夫婦共々いささか期待外れでした。

仙台で野暮用を済ませ、再び東北道を盛岡に向かいます。一ノ関までは、昔よく営業で走った"勝手知った高速道路"の筈なのですが、新しいインターが出来ていたり、驚きの連続でした。この道、2年前にも走っている筈なのに… です。
予定通り3時過ぎには盛岡南インターで高速を降り、一路盛岡市内中心部に向かいます。実はあまり車では来たくはなかった今回の旅、夕方になればなるほど駐車場が満車になるリスクを恐れたことがその理由の一つでしたが、さすがに3時代なので何とかホテルの立体駐車場に、無事に今晩の愛車の宿を確保することができました。

今回の盛岡のホテルは繁華街ど真ん中に位置する「ホテルエース盛岡」。今回のお祭りの旅の6都市のホテルの中では、ここ盛岡のホテルだけは他のホテルも最後まで空いていたようなのですが、二人で朝食付き11000円也のレートと、何より最高の立地条件のここエース盛岡を半年以上前に予約して、一度の浮気もせずに半年以上の思いを込めたチェックインした瞬間、感慨無量なものがありました。(大げさ!)

ホテルで休暇する妻を残して、私は今晩のお祭り会場など周辺の下見に行きます。セブンイレブンで確保していたお祭りの指定席までのアクセス時間は、ホテルのフロントによると「歩いて10分弱」とのことですが、まずはその確認から。お祭りのメインストリートは交通量も多く、お祭りが始まる雰囲気はまだ。
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でも、3時間前にも関わらず既に場所取りをしている地元民(?)も多く、人々の期待が伺えます。
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有料観覧席のすぐ横には盛岡の観光名所"石割桜"が。この石割桜を見るのは平成最初で最後かも?
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これが今日の我々の観覧席です。飯田橋のセブンイレブンで遠く離れた盛岡の指定席が買えて本当に嬉しい限りです!!
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周りを見学しながらの散歩は、私の足ではやっぱり15分強。現在足が痛い妻の足ではもっとかかりそうなので、往路は交通規制がかかる前にタクシーで行くことに決めたのですが、帰りはタクシーはつかまりそうにないので、その後に予約している居酒屋まで歩く必要がありそうです。でもネット予約していた居酒屋は嬉しいことにちょうど会場とホテルの間にあり、おまけに酔っ払ってもすぐに帰れるホテルのすぐ近く。自分の、お店チョイスの正確さに、我ながら自分にうっとり。

交通規制が始まる前に、ホテルでタクシーを呼んでもらってお祭りの有料観覧席へ。早めに指定座席に座ってお祭りの開始を待ちます。私はビールでも飲みながら見学しようと周囲の売店を探しますが、周辺にはたくさんあった売店が有料観覧席付近には全くなく、ようやく見つけた売店のビールはコップに注がれているので、片手で杖を持っている私には席まで運ぶことができません!! その後も缶ビールを探しますが、結局断念せざるを得ませんでした。

いよいよ「さんさ踊り」パレードが始まります。まだ日が暮れる前からお祭りのスタートは偉い人のパレードから静かに始まります。
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小中学校時代に盛岡市内に数年住んでいた妻が、当時はその存在すら知らなかったという「盛岡さんさ踊り」。四十数年前に始まり、徐々に大きくなってきたお祭りということから、「大したお祭りじゃないかな?」という先入観があったからかも知れませんが、そのダイナミックさにいきなり圧倒されてしまいました!!
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今回、自分で撮った動画をこのブログにアップロードすることにチャレンジしてみます!



「世界一の太鼓パレード」と銘打っていることが決して大げさではなく、すぐ近くで見ていてもこのパレードの踊りと太鼓の迫力は本当に凄い! 完全に圧倒されてしまいます。
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地域・自治体、企業や学校別に次々と登場してきます。特に一番迫力が凄かったのは自衛隊! 地声の大きい若い男性が本当に大声で歌い踊ります。みんな迷彩色風の衣装をまとい、全員が坊主頭の集団は、誰がどう見ても”自衛隊”でした!
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1時間以上が経過し、徐々に日が暮れてきますが、参加者の列は減るどころかどんどん増えてゆきます。一体、どこからこんな人たちが湧き出てくるのかが本当に不思議です。”岩手県中の人が踊り出している”と言ったら流石に大袈裟ですが、そのくらいの勢いを感じてしまいます。
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列車の山車とともに登場したのはJR東日本の踊り手たち。凄い数の踊り手が山車の後ろに続きます。
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(JR東日本のパレードです)


7時を過ぎ、盛岡は暑いどころか涼しい風が吹き、とっても心地よい8月最初の晩。「この気候、やっぱり東北は涼しくていいね!」と盛岡の夏の夜に感謝です!
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迫力があってとても素晴らしい踊りと太鼓の2時間以上のパレードも間もなく終わりが近づきます。最後は、舞台である道路を開放して「みんなで踊りましょう!」というアレンジですが、我々はそろそろお腹も空いたので帰りの大行列の中を必死に歩いて予約していた居酒屋に向かいます。
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やはりこの大群衆の中でタクシーを拾うことはとても無理で、妻とはぐれないように必死に歩き、盛岡市内繁華街中心地の居酒屋まで。今日の居酒屋は、「ここ1軒で岩手県」という売り文句の岩手県のローカル色が強い居酒屋。でもこの日は盛岡の知人とこのお店で会う約束をしていて、入った早々旧友と再会ができたのでメニュー選びはもっぱら妻に任せて私は旧友との再会から昔話で盛り上がってしまったので、正直何を食べたのかは殆ど記憶にありません。
この居酒屋のウリは従業員による”さんさ踊り”。とはいえ散々さんさ踊りを楽しんだ後なので、旧友との昔話ができないさんさの大音量は、正直邪魔でした。
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でも、もう一度岩手県を味わいに来たいと思いました!

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