岩手県野田村

おはようございます。

昨日は結構通勤や何やかやで疲れてしまいましたが、１１時頃までＴＶを見ていましたので、今朝は見事に寝過ごしてしまいました。

丁度娘も休みの日だったため、家で朝から起き出して支度をする人もいずに、目が覚めたらもう８時半を過ぎていました。

全く平日にこんな時間まで寝ていられるなんて、いい身分になったものです。自分で自分を叱って大いに反省しなければいけませんね…

さて、昨日は亡き母親の誕生日だったこともあり母親のことを書きかけましたが、途中「十条駅付近での人身事故で、現在列車が止まっています。」と言うアナウンスで「これはいかん！」とパニックになり、急遽ブログを中断しました。実は十条と東十条を一瞬聞き間違えて、京浜東北線が停まっていると勘違いしたものですから…

このあたりのくだりは昨日投稿した通りですが、このせいで母親のことが中途半端になってしまいました。

それにしても昨日の金正日の誕生祝いは相変わらず凄い騒ぎでしたね。これだけ庶民の生活が苦しいと言われている国なのに、この馬鹿騒ぎ…　本当に革命が起きないことが不思議に思ってしまいます。

北朝鮮もアフリカか中近東にあったらチュニジアやエジプトの連鎖反応を確実に受けて、デモでも起きるような気がしますが、この極東の地では周辺の影響は受けようがないのでしょう。

それにしても北朝鮮は寒そう。最高気温でもマイナス１０度以下で最低気温がマイナス２８度と言う場所があるそうです。暖房設備がちゃんとしていればともかく…　こんな気候で貧弱な暖房設備では本当に悲惨な生活なんでしょうね…　興味本位で一度は是非行ってみたい国ではありますが、それでも冬はいやだし万一にも拉致のリスクを考えたら好奇心より恐怖心の方が上回りそうです。

そう、ちょっと湿っぽい話になりますが母親の話でした。

私が中学生の時から母一人子一人になりましたので、それから私は本当に母親一人に育てていただきました。

中学高校（当然私立高校には通えずに都立高校です）時代は本当に貧乏で、月１回母親の給料日に当時確か３８０円（後に４２０円に値上がり）だった近くの、当時としてはちょっとしゃれたレストランの「ハンバーグステーキ定食」を食べるのが本当に唯一の贅沢だったのです。

そんな私は、当然高校卒業したら就職するつもりででしたが、結局大学まで行かせてもらいました。しかも国立に入る頭脳がないので贅沢にも私立です。

当時の学費は記憶では年額３３万ぐらいでした。２年前まで娘の学費を払っていましたので今が約１００万だと言うことはわかりますが、どちらにしても母親の細腕一本では当時としても超大金であり、本当に苦労したのだろうと思います。

それを知っていながら、私は遊び呆けた４年間を過ごしました。特に夏休みは、岩手県の知り合いのやっているユースホステル（ＹＨ）で毎年２ヶ月間の居候生活。よく当時のＹＨでは格好良くヘルパーと呼ばれていましたが、私の場合は昼間の麻雀要員＋夜のつまみ買い出し要員ですので、ヘルパーなんて格好良い役割にはほど遠く、あくまでもただメシ食いの居候でした。

また冬は試験休み終了後冬の北海道に旅立ち、ほぼ２ヶ月間全て北海道の民宿を渡り歩き、ぶらぶらしていました。

今考えると母親には月に１回ぐらいしか電話していなかったかも…

今は娘が旅行に行くと、たった２日でも心配になってメールしてしまう「子離れ」ができない駄目な父親です…　母にはあの頃もう少し電話してあげれば良かったかなぁ…なんて３０年後に後悔しています。

ところで、私が３０年前の夏に滞在していたのは岩手県の海岸沿いの「野田村」という村です。一昨日ＢＳハイビジョンでこの村のドキュメンタリーをやっていたのでビデオを撮って昨晩観ました。

野田村の中でも僻地である「日形井」という集落のおばあちゃんが自宅で作った大豆で保存用の豆腐を手作りしている物語でした。

日形井は南部曲り屋が今でも残る集落で、この曲り屋で民宿をやっている人がいて結構「知る人ぞ知る」有名集落です。私も２年前に泊まったことがあり、昨年も倒れなければ行くつもりでした。

「苫屋」という名前の民宿ですが、今時あえて電話がなく、最初に行った時は往復はがきで宿泊予約をしました。何と３２年前に高校生で初めて北海道旅行に行くのに、ドキドキしながら往復はがきを出して以来です。

この番組はさすがＮＨＫ。見事に豆腐のことしかやらずに民宿の「み」の字もやりません。せっかく地元がＴＶに出るとTwitterその他で宣伝していたのですが、観光効果としてはイマイチなのでしょう。

野田村のことは機会があればまた書きます。

すっかり母親の話から離れてしまいました。

母親は一昨年１２月に亡くなりました。急遽近くの霊園に墓を建て、昨年は月に一回以上墓参に行きました。

倒れて以降は、まだ２～３回しか墓参に行けていません。今年まだ墓参りに行っていないので、暖かくあったら行かなければ…と思っています。

タグ：苫屋 野田村 北朝鮮