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関東でも楽しめるラベンダー! [プチ旅行記]


6月に北海道に行って大満足したことは、このブログにも散々書きました。本当に天気にも恵まれて楽しい旅だったのですが、唯一残念だったのはやっぱり当初7月に行く予定だったので楽しみにしていた富良野のラベンダーが見られなかったこと。
勿論当初の予定通り7月に行ったとしても、今度は何かしら楽しめなかったものがあった筈で、「100%というのは絶対にあり得ない!」ということは判ってはいるのですが、とは言え7月になって近所の方から「富良野の満開のラベンダーを見てきた」などの話がチラホラ聞こえてくるようになると、妻はほんのちょっとだけ寂しそうな顔を覗かせます。(勿論、私を責めるわけではないのですが…)

私も毎日、JRの「いつもの場所」に乗って通勤をしているのですが、帰り道に私がいつも乗る定位置にはJR東日本の旅行商品「びゅう」の広告がいつも掲示されていて、昨年秋にはこの広告に触発されて「SLばんえつ物語」に乗りに行ったこともあるのですが、先月からの宣伝はずっと「たんばらラベンダーパーク」です。この広告を見ながら「やっぱり一度は満開のラベンダーを見てみたいなぁ…」とぼんやりとは思っていました。

ところで、7月の後半から8月下旬くらいまでの予定で叔父が栃木県の病院に入院していて、おいの私としては1回ぐらいは見舞いに行かなければならないという状況になったので、8月の最初の週末に行こう!と決めてはいたのですが、折角の久し振りの栃木なので、どうせ行くのなら観光も兼ねてどっかに行こう!とあれこれ電車の中で考えながら帰っていたのですが、ここでやっぱり気になったのは、ほぼ毎日見続けているJRの広告です。「でも、確か群馬の方で、結構遠いよね?」「8月なんで、ラベンダーのシーズン終わってない?」などと思ったのですが、帰宅後に一応自宅でHPを覗いてみました。
HPやネットの情報によると、富良野からラベンダーを持ってきて作った「たんばらラベンダーパーク」は、私のおぼろげな知識で想像していたよりも規模が大きく、満開の時期はまさに7月後半~8月上旬と、8月最初の土日ならばまだピークシーズン中のようです。場所は関越道沼田ICから近いらしく、栃木の近くではないのですが、数年前に東北道と関越道を結ぶ「北関東道」も開通しているので、「同じ北関東エリア」と無理矢理こじつけることもできそうです。
ということで、妻にはサプライズでラベンダーを見せてあげたいと思い、行くことにしました。

家を出発したのは8月3日(日)の6時前。何でそんなに早く出るのかと言えば、当然ラベンダーのピーク時期なので、あれだけJRが宣伝しているのだから週末は激混みになることが予想されたので、8時半の開園時間には園内に入り、混雑が始まる前に観光を終え⇒栃木にお見舞いに向かおう… と考えた故です。
昔、沼田IC近くのゴルフ場に何度か行った時に土地勘はありましたので、「8時半スタート」をイメージして家を出発しました。

昔、沼田に行くには東松山まで下道を走ってその後関越道に乗ったのですが、今は家近くの久喜ICから東北道に乗り、新しい北関東道経由で関越道にアクセス。関越道に入ってからようやくSAで朝ごはんをいただきます。妻には見舞いに行く以外の行動を内緒にしていましたので、「どこに行くの?」と何度も聞いて来ますが、「我が家的ミステリーツアー!」と、この段階でもまだ内緒にしています。

沼田ICで降り、徐々に高度を上げて高原の目的地が近づいて来ます。「ラベンダー見ごろ」の看板が見え始めてきたので、妻は「へぇ~ 関東でもラベンダーが見られるんだぁ~ 行ってみたいなぁ~」 と最初は怪訝そうな声で呟いていますが、だんだん近くなり看板が増えてくるさまに「今日のミステリーツアーの行き先って、ひょっとしてここ??」と、ようやく気付いたようです。

予定通り8時20分過ぎに到着。開園前なのに既に結構車が停まっており、昼間の大混雑が十分に予想出来る感じです。1000円の入園料は(入園料をどこも取らない富良野に比べても)ちょっと高い気がしますが、私は身障者なので無料になり妻の分だけで済むので助かります。早速園内に向かいますが、まだ8時半少し前なのに、フライングでオープンしているようです。

早速園内に入ると、すぐに満開のラベンダーが目の前に現れます。
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富良野の「ファーム富田」のビニールハウスでラベンダーを見て以来、ようやく「満開のラベンダー畑」を見られた瞬間でした!

園内のさらに上の方にはもっとラベンダーがあるらしいので、我々は往復800円のリフト券を買い、まだガラガラのリフトに乗ります。勿論、歩いても行けるようなのですが、我々にはこのリフト、本当に助かります!
夏はラベンダーですが、冬はスキー場になるのは富良野の北星山もここたんばらも同じのようです。
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15分ぐらいリフトに乗り、中央広場に着きます。そこからまだ緩やかに昇って見る縦長の畑があるので、我々は最初右の畑をゆっくりと登りながら、ラベンダーを満喫します。
最初の見どころは、ハートマーク。すぐ横には「撮影用のフレーム」もありました。
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右側の畑を登っていくと、「谷川岳展望台」が。晴れていれば向うに谷川岳が見渡せるそうなのですが、この日は天気は良いものの谷川岳は見えません。
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右の畑の頂上にたどり着いてから、今度は真ん中の畑に移動します。でもこの道、パンフレットに書いてある道なのに、整備状況はイマイチです。
身障者無料と言わず半額でもいいので、我々のためにももうちょっと整備を期待します!
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右側と真ん中の畑に咲くラベンダーは、この種類。この日見た中では、個人的には一番好きなラベンダーでした!!
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一番多かったラベンダーははこの品種。コイムラサキという品種らしく、近くではともかく遠くから見ると一番色鮮やかに見えます。
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園内の広さ感を感じていただける写真は、(ウデが悪いので)あまりいい写真が撮れなかったのですが、とりあえずスナップ的に風景を2枚。
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左側の畑では、「山岳音楽家」の方がシンセサイザーで生演奏を披露されていて、しばし聴き入ってしまいました。
全く脈絡はないのですが、何故か突然「佐村河内さん」を連想してしまいました。
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ホームページにもありましたが、たんばらは高原なので他の関東地方よりも5℃以上は涼しいと感じます。この日も本当に酷暑の一日でしたが、まだ朝早いせいもあるのかもしれませんが、肌寒いとまでは言いませんが、半袖一枚でちょうど良い天気でした。

ラベンダーを満喫した後は、お約束の「ラベンダーソフト」を味わうのは富良野と同じです。富良野での「ラベンダーソフト」はイマイチでしたのであまり期待していませんでしたが、少なくとも「ラベンダーソフト」だけは、本場富良野のファーム富田のそれより美味しいことで、妻との意見が完全一致しました!

10時を過ぎ、徐々に上にも入場者が増えてきましたが、ラベンダーを満喫した我々は大満足でリフトを降ります。10時過ぎのリフトは… 乗り場には大行列が出来ていました! 朝早く来て大正解でした!!
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土産屋さんでラベンダークッキーを買い翌日会社に持って行ったところ、「また北海道行ったの??」と皆にびっくりされました。やはりラベンダー=北海道(富良野)のイメージが強烈過ぎて、関東でラベンダーを楽しめるイメージはないようです。
でも「江戸のカタキを長崎で」ならぬ「富良野のカタキを玉原(たんばら)で」 については十分に達成できたので、妻も私も予想以上に大満足です。これで6月に北海道に行った唯一の負い目は完全に払拭できたと思っています!
「もう7月の富良野に行かなくていい!」とまでは言いませんが…
妻は早速、先日富良野に行ってきた人に、「自慢のお返し」をしていました!?

その後、予定通り栃木の叔父を見舞ったのですが、この日にもう一つ楽しみにしていたのは、5年以上振りに宇都宮餃子の名店「正嗣」に行くことだったのですが、久々に訪ねた正嗣は以前以上の超大行列で、駐車場も全く空きなかったために断念しました。

「正嗣」に行くことが次の目標になりそうです!!


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北海道ドライブ紀行2014 <最終回:小樽~帰路> [プチ旅行記]


7日目 6月27日(金)

朝の目覚めはいつも通り4時過ぎ、この旅行で定番になった朝風呂にゆっくり浸かりながら、走馬灯のように楽しかった旅行のあれやこれやと、今日1日のことに思いを馳せます。

朝イチでレストランに朝食を食べに行くのもいつも通り。昨日のチェックインの時に、「今日は、修学旅行の生徒さんが泊まっているので、朝食などで時間がバッティングすると混雑するかもしれません。」というアドバイスを受けていたので、混雑する前に朝ごはんを終えてしまおうと考えた影響もあります。
ちなみに、修学旅行は某都立高校の生徒さんたち。都立高校出身の私としては、36年前とはいえ我々の修学旅行が中学校の時と同じ京都・奈良だったので、どうしてもその事実と比較してしまい、羨ましい限りです。妻は仙台市内の女子高出身ですが、修学旅行は北海道だったようです。洞爺湖や支笏湖では「修学旅行で来た」と懐かしそうにしていました。

今日の最後の観光は、小樽運河の遊覧船というかクルーズに乗船する予定にしていましたが、このクルーズの乗り場はホテルの目の前で9時過ぎの出港です。
まだ時間は充分にあるので、「まだ眠い」という妻を残してひとりで近所の散策に出掛けます。

実は、小樽には「元鉄ちゃん」としてどうしても行きたかった場所があるのです。
それは、「手宮線」の廃線跡です。市内のど真ん中で鉄道の廃線跡が見られるなんて、鉄ちゃんの常識から考えるとアンビリーバブルなのですか、信じられないほどに線路も完璧に保存されていて、小樽市民の散歩道になっています。
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「”BACK TO THE FUTURE Ⅲ”で最後にドクが作ったSLのタイムマシンなら、丁度良い着陸場所だなぁ~」 なんてあり得ない事を思い、一人悦に入りました。
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念願の手宮線散歩を果たし、次に向かったのは日銀跡。今は記念館になっているようですが、「お金が貯まりますように!」と密かに不謹慎にお祈り(!?)をさせていただきました。
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ホテルに戻り、まだチェックアウトはせずに、運河クルーズの乗り場に向かいます。我々が乗る船はこれのようです。
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ほぼ満席の船で船内で周辺の観光案内をしてくれた人は何と外国人。案内は勿論日本語で、「ヨーロッパ訛り」の流暢な日本語でした。勿論お客さんにもアジア人がいて、日本の国際化は想像以上に進んでいるようです。
昨日、人力車で見た風景をクルーズで運河・海から再び眺めます。
この倉庫、昔の仮面ライダーではショッカーの基地だったのだそうです。
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運河クルーズ終点のランドマークは、我々が一晩お世話になったホテルノルド小樽。
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チェックアウトの前に最上階の円形のドームが公開されていたので、最上階から小樽と運河を再度眺めます。
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無料でジュースも置いてあり、洒落た喫茶店のようでした。

ようやくホテルをチェックアウトして、今日は車で堺町通りを目指します。北一硝子の契約駐車場は、昨日の下見時にちゃんとチェックしていて、この旅行最後のお土産タイムです。
北一硝子、小樽オルゴール堂、ルタオ と小樽三大土産店(私が勝手に命名)全てで無事に買い物を済ませ、繁華街堺町通りを後にします。

北海道最後のランチは、最後には専門店で「厚岸のカキ」を味わおうと予定していたのですが、カキ大好きな私は旭川と昨日の小樽のお寿司屋さんで既に厚岸のカキを満喫しており、もうカキのシーズンが来る秋まで我慢できそうな感じです。

なので、名物店が一杯集まっている「小樽運河食堂」にでも行って、何か「食べ残した名物はないか?」確認しようと思い、再び運河とホテルすぐ近くの駐車場に車を停めました。
個人的には、最後には札幌名物スープカレーで締めようと思っていたのですが、運河食堂に入場してみると、今日は何故かスープカレー屋さんはクローズのようです。その他のお店でも「本日団体で貸切」などのお店もあり、思ったほど選択肢は広くはないようです。でも、また車を出して別の場所を探すのも面倒だし…
結局、奥さんが名前に敏感に反応した「海老ソバ(ラーメン)」のお店に入りました。

昼食を食べ終わったのが1時。既に小樽での全ての予定は満喫してしまっていますが、フェリーに乗るには小樽を3時過ぎに出れば十分に間に合いますので、2時間程度の時間が余ってしまいました。
当初の計画通り、「海産物の市場に行こうか?」とも妻に訊いてみますが、二人暮らしの我が家にカニなどの海産物の土産を買う予定もなく、市場に行っても仕方がありません。

「どこか時間を潰すところはないかしら?」と考える内に、昨日ホテルの中で見たパンフレットにあった「おたる水族館」を思い出し、割と近そうだったので行ってみることにしました。

「2時間の暇潰し」には少々高い入場料を払って入場しましたが、いくつかのショーを見たら、あっという間に2時間は経ってしまいました。
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でも、この水族館の坂は急で我々身障者には危険です。
もう少し改善できないものでしょうか?
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3時過ぎに予定通り小樽の街を出て、すぐに高速に乗り苫小牧に向かいます。
遂に帰らなければならない時間が来てしまったのです!!

今度のフェリーは、北海道を離れて現実の埼玉での生活に戻るあんまり嬉しくない船旅です。
でも、関東地方と現実の生活は容赦なく、あっという間に近づいて来てしまいます!

翌日午後2時に予定通り茨城の大洗港に着き、そのまま高速道路で自宅まで戻りました…

 
これで長かった北海道の旅行記を終わることにします。

今回、2月くらいから旅行の計画作りに没頭し、「全てはこの旅行のために」というぐらいに全精力を傾けてきました。
終了後は今度はこの旅行記を書き上げるのに、全精力を費やして来ました。
旅行記を書き終えたら、遂に何も目標が無くなって、文字通り「脱け殻」状態です。
早く、次の「没頭できるもの」を探さなければいけません!

来週からは、いつものブログに戻ることにします。
今週末には、(別の意味で)我が家の一大イベントがあり、落ち込んでばかりはいられないようです…


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北海道ドライブ紀行2014 <その⑧:羊蹄山~積丹~小樽> [プチ旅行記]


6日目 6月26日(木)

本当に洞爺湖温泉の全ての滞在に満足して眠りにつき、朝はいつも通り4時過ぎに爽やかな気分で目覚めました。昨日は、貸切風呂に入り大浴場には行っていなかったので、朝は貸切風呂隣の最上階の大浴場に入ることにしました。
大浴場から見る洞爺湖の眺望は昨日とほぼ同じなのですが、今朝の洞爺湖には厚い雲が掛かっていて、羊蹄山は見えません。
今日午前中のドライブの主役は、羊蹄山の壮大な眺めなのですが…

大浴場の真ん中に上に登る階段があり、「展望風呂」と表記がありましたが、ここからの展望で充分満足することとし、展望風呂は自粛しました。

朝食は前回に書きましたが、記憶にある限り一番充実していて、美味しかった朝ごはんでした。1つだけ残念だったというか贅沢を言うと、朝イチの”オメザ”のドリンクは地元の牛乳と地元産の2つのジュースからの選択だったのですが、私は迷いに迷った挙げ句、「地元農家のトマトジュース」を選択。
でも牛乳も飲みたかったんです。本当に!!

8時半には大満足したホテルを後にして、本日の観光をスタートします。相変わらず、天気はどんよりとしていて、「今日は眺望は期待薄?」とちょっとだけ心配します。
最初に立ち寄ったのは観光地ではなく、洞爺湖を見下ろす高台に建つ「ウインザーホテル洞爺」そう、あの洞爺湖サミットの舞台となった超高級ホテルです。でも、我々は洞爺湖の滞在には本当に満足していたので、どんな高級ホテルを見ても、今日は全く羨ましくはありません。
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それどころか、ウインザーホテルに向かい高台に登るにつれて、霧がどんどん晴れて行きます。ウインザーホテルに着いて洞爺湖を見下ろすと、洞爺湖は一面の雲海の中…
感動的な風景まで楽しませていただきました!
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次の訪問先は、洞爺湖近くのアイスクリームなどで有名な牧場の「レイクヒルファーム」。
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このお店が9時オープンなので、朝からゆっくりして時間を潰していたのです。お目当てのジェラートを満喫し、調子に乗って「今朝のリベンジ」とばかりに新鮮な牛乳と自家製のシュークリームをほおばります。朝から、ギャル曽根レベルの食欲ですが、妻はそろそろ帰宅後のダイエットが気になりはじめたようです。
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洞爺湖周辺に別れを告げ、いよいよ太平洋側の洞爺湖周辺から日本海側の積丹半島に向けたドライブですが、途中「北海道、感動の瞬間(とき)100選」 というサイトで見つけた、この時期に見られる羊蹄山の絶景ポイント二つに立ち寄りながらのロングドライブです。

最初に立ち寄ったポイントは「双子の羊蹄山」と名付けられたポイント。
近所の山(尻別岳)と遠望する羊蹄山が同じサイズに見え、双子の山のように見えるポイントです。ナビ君がちゃんと案内してくれるかいささか不安でしたが、着いた場所にはちゃんと駐車場もありました。
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2つ目のポイントは「羊蹄山麓のじゃがいも畑」。
羊蹄山を近くに望める場所で、この時期にはじゃがいもの花が満開になるとのことでした。ナビ君の設定は間違っていなかったようですが、着いた場所にはネットで見たような風景はありません。花には私よりずっと詳しい妻曰く「確かにじゃがいもの畑だけど、花はまだ咲いていないね…」とのこと。
見学可能期間には入っているものの、ちょっと早かったようです。
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ここで半日の間我々を楽しませてくれた羊蹄山にも別れを告げて、いよいよ37年振りの積丹半島が近づいてきます。相変わらず気ままなナビ君は、今度は行き止まりやどう見ても車が入れない道を堂々と案内してくれますが、何とか日本海沿岸にたどり着き、いよいよ待望の積丹半島です。
積丹半島を岩内側から半周し、最初の目的地は神威岬。37年前には突端の岬まで跳ぶように小走りに行った記憶があるのですが、今はすぐ上の眺めの良さそうな場所までも、「行けるかなぁ?」って感じです。妻と励ましあいつつ何とか 「女人禁制の門」まではたどり着きましたが、今の我々にはこれが限界です。
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「昔、ずっと先まで行ったよ!」と自慢するだけでした。
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神威岬の観光後、いよいよ待望のランチタイムです。積丹と言えば「うに」で、積丹に来た目的の半分以上は「うに丼が食べたい」という食欲が目的です。
積丹で「うに」と言えば、名前は「食べ物の名前としてはいかがなものか?」という名前ですが「赤ばふんうに」が最高に旨いのだそうで、その「赤ばふんうに丼」を出すお店が、これも超有名店の「みさき」。当然、行列を覚悟して有名店に乗り込みます。

駐車場を探すのは結構苦労しましたが、お店は意外に大きく何とかテーブル席をすぐに確保できました。
勿論オーダーは、「赤ばふんうに丼2つ!!」
でも、「赤ばふんうに丼は、売り切れです!!」 とショックな一言が…
「赤ばふんうに丼を食べたかったら、午前中の早いうちに来なきゃ!」
なのだそうです。
「じゃぁ、うに丼はあるの?」
「うに丼ならあります。」
「じゃぁ、うに丼でいいや!!」
人生で、最もがっかりと「うに丼」をオーダーした瞬間でした!!
旅のしおりで妻に、「日本で一番旨いうに丼を食べる」と宣言していましたが、「日本一」は次回まで持ち越しにすることにします。
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(勿論、美味しいうに丼でしたよ!)

昼食の後は積丹ブルーが美しい島武意海岸へ。狭いトンネルを歩いて着く美しい海岸なので、昔の記憶が甦りました。
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ここも下に降りる長い階段があり、今の我々にはとても行けそうにないのですが、ここでもまた「37年前には下まで行ったよ!」と自慢します。
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その後、美国港に行き、海中も展望できる遊覧船に乗ります。
我々個人客は最初は海中見学。海の中では魚は見つけられなかったけれど、あちこちにうにがたくさん生息しており、うに丼を食べたばっかりなのにまた食べたくなりました。
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遊覧船の後半は甲板の上に出てウミネコに餌をあげます。
どっかの遊覧船では、人間が食べても美味しい「ウミネコパン」を有料販売していた記憶がありますが、北海道はさすがに太っ腹(!?)で、餌をあげたいだけ船長さんが餌をくれるのです。
私も、手に持っていた餌をウミネコにあげたというか食べられました。
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遊覧船を満喫した我々は、まだ3時過ぎですが積丹半島での予定を全て満喫したので、本日の宿泊地&今回の旅行の最終目的地である小樽に移動しました。
運転しながら、久し振りに行く小樽への期待よりも、「早いなぁ~。旅行、もうすぐ終わっちゃうんだぁ~!」という淋しさが急にこみ上げてきました。
時計を富良野までドライブしていたあの時に戻したいと思いながら、どう見ても富良野じゃない海沿いの道を淡々と進んで行きます。まずは「25年以上振りの小樽を満喫しよう!!」と、何とか気持ちの切り替えを図ります。

小樽到着は約1時間後の4時過ぎ。まずはホテルにチェックインです。今回の旅行の最後の宿は「ホテルノルド小樽」。運河の目の前の中心部に位置しているホテルで、そのロケーションが気に入って予約したホテルです。
車を駐車場に預け、少し古い感じの部屋に一旦落ち着きますが、確かに目の前は運河観光の中心地で、私のチョイスは間違っていませんでした!!
(さすが、元添乗員!!)

部屋にいても仕方がないし、私も妻もまだ元気なので、とりあえず目の前の運河を見に部屋を出てみます。
出てすぐに、「観光人力車」の人に声を掛けられます。
人力車は、昨年年末に川越に行った時に初めて経験して、個人的には意外に良かったイメージがあるので、妻の足の問題もあるので、川越の時よりもちょっとだけ高いような気はしたのですが、30分で9000円のコースをお願いすることにしました。
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30分の小樽運河周辺の散歩、足が痛い妻に満喫してもらうには、結果的にベストチョイスだったようです。妻も、「川越の時より乗り心地は良かった」と、喜んでくれました。

人力車にお願いして終点を堺町通りの入り口にしていただき、その後明日ショッピングに来る予定の、小樽最大の観光繁華街の下見に向かいます。まだ夕食の予約には少し時間があったので、個人的に久し振りに歩いてみたいとも思ったからです。
妻に北一硝子の喫茶室を見せたいとも思っていたのですが、記憶よりずっと距離があった北一硝子に着いた時には喫茶室は「もう閉店です。」と言われて連れてきた私の立場はありません。
気を取り直してすぐそばのルタオの喫茶室に行ってみたのですが、こちらももうラストオーダー後とのことで、「明日の下見」と言って妻には何とか許しを請いました。

そうこうするうちに、夕食の予約時間が近づいてきたので、来た道をトボトボと戻ります。
北海道最後の夕食は、小樽と言えばと言うくらい有名な「小樽の寿司」。我が家定番は回転寿司ですが、「最後ぐらいは有名な寿司屋のカウンターで食べよう!!」と思い、有名店で宣伝も派手な「おたる政寿司」本店のカウンターを予約していました。
寿司屋が集まる、「寿司屋通り」の坂(さすが港町、坂が多い!)を何とか登り、予約時間少し前に到着、すぐにカウンターの一番奥の特等席(?)にご案内いただきました。

寿司屋のカウンターと言っても、「お好み」でお寿司をオーダーする程の予算も度胸もありませんので、つまみを少しだけ頼んで、最後にお寿司という構成を考えていました。
最初に、このお店の名物の「イカソーメン」と刺身の簡単な盛り合わせをオーダー。その後、お客さんを乗せるのがうまい板さんに薦められ、シシャモや厚岸の牡蛎など北海道の「旨いもの」も続々とオーダーします。
そろそろ、予算オーバーが気になり出したので、この辺でと予定通り3000円クラスのお寿司をオーダーします。同じ3000円ですが、妻は10カンのコース、私は厳選7カンのコースにしましたが、これは完全な失敗策。10カンの方が何故か美味しそうに(私には)見えたのでした!!

会計は、板さんに乗せられて調子に乗った分だけ予算オーバーでしたが、まぁ想定の範囲内でした。でも、やっぱり貧乏性の我々夫婦には、ちょっと高くても気兼ねなく食べられる回転寿司がお似合いのようです。7カンのコースよりも10カンのコースの方が美味しそうに見えてしまった私は、やっぱり「高級店が似合わない男」なのでしょう。
なお、板さんの視線が気になって、写真は自粛しました。

夕食後、小樽の夜景を楽しみに天狗山のロープウェイに乗りに行きました。お寿司屋さんの前から今回の旅行で最初で最後のタクシーに乗ります。もう7時をとっくに過ぎているのに、まだ夜景を見るには明るすぎる6月なので、頂上で食後のコーヒーを飲んで、もう少し暗くなるのを待ちました。
とにかく蚊が多くって身体中を吸われて大変でしたが、何とか夜景は楽しめました。
でも、写真はやっぱりダメでした。難しいですね!!
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ロープウェイで下に降りても、タクシーの空車はありません。ちょっと待つと、ホテルを回る観光客用のバスがあるのは事前に調べてあったので、その時間まで待ってホテルに帰ることにしました。
小樽のバスも札幌の地下鉄に続いてSUICAで支払えたので、小銭を出さずに済みました。


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北海道ドライブ紀行2014 <その⑦:旭川~札幌~洞爺湖> [プチ旅行記]


5日目:6月25日(水)

昨晩、自分で作ったルールを自ら破ってしたたか酔っ払ってしまい、ホテル帰着後早々に寝てしまいましたので、朝はいつも通り3時過ぎには目が覚めました。
4年振りに二日酔いになることはありませんでしたが、自分で作ったルールをあっさり破った自分に嫌悪感一杯で、激しく落ち込んでしまいました。
朝から部屋の風呂に入り、頭から派手にお湯をジャブジャブ掛けながら、「もう、自分で決めたことは破らない!!」と、自らを固く戒めました。
「旭川の誓い」と呼ぶことにします。

気を取り直して、5時からはワールドカップ日本代表のコロンビア戦を観戦します。今回のワールドカップのこの前の日本戦2試合は、色々あって見られなかった(見なかった)ため、4年前のワールドカップは入院中だった私は、8年振りに見る日本代表のワールドカップです。決して興味がないわけではないのですが、何となく見たくないというか見るのが怖いのでしょうか? 応援していないわけではないのですが、さすがに「どうしても見たい」とはあんまり思えない不思議な感覚です。
決勝トーナメント進出が絶望的になった三点目を奪われたタイミングで、試合見学を諦め妻と朝食を食べに行きました。

予想通り日本戦が終了した直後には、ほぼ満員のホテル宿泊者が一斉に朝食に現れた感じで、あっという間にレストランは満員/順番待ちになりました。
やっぱりこの日の日本人は、朝の行動・考えることは皆同じようです。

でも、旭川グランドホテルの朝食はそれなりにgoodでした。
エッグシェフは美味しいオムレツを焼いてくれたし、和食のコーナーにはイクラ丼を作れる充分な量のイクラがあったし(そのまま食べたら、しょっぱかったけど…)  
待っている人の行列が気になって、あんまりゆっくりコーヒーを飲む時間がなかったのですが、「特日」なので仕方ないですね!!

8時前にはホテルをチェックアウト。今回の旅行の旭川エリアでの全ての予定を無事に終了し、次は道南エリアに向けてロングドライブです。
 
昨日も気になったのですが、旭川には日本でも珍しいいくつもの道路が交わるロータリーがあるのですね!? ロータリーと言えば、パリの凱旋門のところを思い出しますが、沢山の道路が交わり、ロータリーで合流します。中央では車が規則正しく(日本なので)左回りで回っていて、自分の目指す道に来ると左折して行く…
免許を取って30年になりますが、日本でこんなロータリーを 見るのははじめてのような気がします。
ちょっと、緊張の瞬間でした。

旭川~札幌の高速道路は、さすがに北海道の大動脈ですから片側二車線の本州と遜色ない快適な高速道路です。札幌ジャンクションを過ぎ、札幌市周辺の大谷地インターで高速を降り、札幌市近郊を快適にドライブします。途中、ガソリンが安いスタンドを発見したので、3日振りに給油します。
その後もナビに素直に従ったのですが、何にもない道路のど真ん中で、「目的地です。」とのこと。
札幌での幸先はあまり良くはありませんでした。

札幌での目的地は、札幌にはかれこれ数十回来ている私でも、意外にも訪問経験が全くない有名観光地である「羊ヶ丘展望台」。札幌で一ヶ所ぐらい観光の時間があったので、私も妻も行ったことがない場所だったので、「話のタネに」と思って選んだ場所でした。
ナビ君に振り回されましたが、何とか入り口を見つけて、入場料と駐車代を払って展望台に立ちます。
北海道と言えばこのポーズ! というくらい有名なクラーク博士の銅像、はじめて見ました!!
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でも、展望台から札幌ドームなどの景色は見えるものの、それ以外には売店しかなく、時間を潰すものが何にもないのにはちょっと唖然としてしまいました。(右に見える銀色の建物が札幌ドームです。)
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予定より早く旭川を出たので、この後はこの近くでお昼を食べる予定だったのですが、まだ10時を過ぎたばかりです。
高い入場料と駐車代を払った割りには、本当に何もなく「これから昼まで何して過ごそう?」としばし悩んでしまいました。

ここで、ふと妻が何度か言っていた台詞を思い出しました。その台詞とは、
「大通公園でとうきびが食べたい♪」
「よし、時間はたっぷりあるので、奥様念願の大通公園とうきびツアーに行こう!!」
そうと決まれば、さっさと羊ヶ丘をでて、札幌の中心部に向けて車を走らせます。 
何とか大通公園のすぐ近くの有料駐車場に車を停めて、奥様念願のとうきび屋さんを探して、念願のとうきびを満喫してくれたみたいです。
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(大通公園です)

そしてそのままお昼の時間に突入します。今日のお昼は羊ヶ丘近くで札幌定番の味噌ラーメンを予定していたのですが、ここまで来たのですから、札幌市内で本場の”札幌味噌ラーメン”を食べない手はありません。
妻はすすきののラーメン横丁に行ったことがないらしいので、大通~すすきのまでたった一駅だけ地下鉄に乗り、ラーメン横丁を目指します。

昼間、ラーメン横丁に行くのは実は私も初めての経験でした。半分以上のお店は閉まっていて、夜のあの活気は全くありません。
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妻は名前を聞いたことがある「ヒグマ」に入りたそうでしたが、私は名前だけ知っていて初訪問の「白樺山荘」に元々羊ヶ丘で行く予定だったので、初志貫徹でわがままを聞いて貰いました。
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本場の味噌ラーメンに充分満足して、大通公園に戻り車を取って、午後の観光のスタートです。

今日の最終目的地は洞爺湖温泉です 。札幌から洞爺湖までは中山峠を通るのが最短距離なのですが、我々は「出来るだけ歩かないで、北海道の風景を満喫する」方針です。なので、ちょっとは遠回りにはなりますが、北海道の「湖めぐり」をしながら洞爺湖を目指します。

札幌からドライブすること一時間強、最初の目的地は秘境「オコタンペ湖」。北海道の三大秘湖の1つということで、私も初訪問です。上から見下ろす秘境は、木が邪魔であまり壮大な風景は楽しめませんでした。
秘境なので仕方がないですね!?
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ちなみに、北海道の三大秘湖の1つオンネトーは、5年前の旅行で訪れていますので、残りの東雲湖(しののめこ)を次回訪問すれば3つ共完全制覇になります。
こんなことも次回旅行のモチベーションなのです!!

次の「湖めぐり」は支笏湖。北海道で一番訪問機会の多いメジャーな湖です。今回は定番の観光をせず、湖の半周ドライブを楽しむだけにしました。
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25年前には(今では女子サッカーの強豪校で有名な)某女子高の修学旅行で、すぐそばの樽前山に登って山頂から見たその美しい支笏湖の全景を思い出します。
いつかはまた、登ってみたいものです。

支笏湖を離れ、かなりドライブしたところに有名なドライブインがありますので、ちょっと小休止します。
この付近に何店舗ものお店を展開する「きのこ王国」です。口コミによると名物は100円のきのこ汁とのことなので、勿論トライしてみます。
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ちょっときのこ類が多く入った 味噌汁という感じで、辛口の妻の採点は辛辣でした。
でも、税込100円なので…

いよいよ洞爺湖とのご対面ですが、先ずは隣の有珠山ロープウェイを目指します。
隣に聳える昭和新山、多分平成に入ってからは初めてのご対面です。
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有珠山ロープウェイにて洞爺湖との感動的な再会を目指して上昇します。ロープウェイには有珠山噴火の歴史が綴られており、昭和52年の噴火もかなり取り上げられていますが、私が高2で初めて北海道に上陸した2日後に起こった大噴火で、当日札幌に移動していた私は、何とか難を逃れました。
改めて不思議な縁を感じました。
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ロープウェイ頂上駅から見る洞爺湖も、久し振りで感動的でした。天気もよく中島もくっきりと見えてくれています。
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本来なら、有珠山火口まで散策するのが普通なのですが、そろそろホテルの貸切風呂の時間が近づいてきていますので、泣く泣くロープウェイを降り、下でソフトクリームを楽しむだけで我慢し、予約した洞爺湖温泉のホテルに向かいました。

洞爺湖温泉では、「この旅行で一泊だけ、少しだけ贅沢しよう!!」と思い、少しだけ高いホテルを予約しました。でも、洞爺湖サミットの会場になったホテルほど高くはありません。
この日泊まった「The Lakeview TOYA 乃の風リゾート」ですが、ここ数年間で最高に良かったホテルで、本当に感動的な滞在になりました。

素晴らしかったことを列記すると

1、部屋の眺望が本当に凄い
全室レイクビューがウリのホテルですが、見事なほど洞爺湖の真正面で、窓はむちゃくちゃ大きく、部屋の中でレイクビューの観光ができます。
洞爺湖のほぼ全景が見渡せ、湖の向こう側には羊蹄山がくっきり!!
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2年前に出来たホテルで、設備もバッチリです。

2、貸切風呂も壮大なレイクビュー!!
今回、貸切風呂付のプランを予約していて、到着日の5時~で予約していました。
貸切風呂は最上階の男湯と女湯の真ん中にあり、絶景の眺望は同じです。
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奥さんと二人で温泉と絶景を50分独占しました。
眺望、広さ、泉質 全て文句なしです!!

3、夕食は絶対!! 会席料理!!
このホテルの夕食プランは、基本はバイキングだそうですが、我々はちょっと値段は上がりますが、1日限定10組の会席プランをチョイス。
この個室での会席料理が抜群でした♪ 北海道各地の飛びっきりの食材を選りすぐった感じで、何を食べても旨すぎるぐらいでした。
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あんまり旨すぎて、「旭川の誓い」を1日で破りそうになりました。
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4、おまけに朝飯が旨いのなんの
朝は料亭での朝食かバイキングかを選べるのですが、当然我々は料亭での和朝食をチョイス。
驚いたことに朝食から「お品書き(メニュー)」があり、朝からコースです。
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徐々に出てくる朝食に満腹中枢をズタズタにされ、二回も「おかわり」をしてしまいました。


5、洞爺湖の花火も満喫
ロングランで毎日やっている洞爺湖の花火大会。花火は湖のあちこちで打ち上げるので、レイクビューの部屋でも全ての花火を部屋から見るのは至難の技で、花火見物の遊覧船に乗らないと全部の花火は見られない筈なのですが… 
温泉街のど真ん中に立つこのホテル、窓もとにかく巨大なので、本当に全ての花火を部屋でリラックスしながら楽しませていただきました。
遊覧船の発着もすぐそばで見られたので、景色は遊覧船そのものよりこのホテルの方が上かも!?
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でもデジカメの「花火」モードで部屋からパチパチ撮ったけど、写真はやっぱりダメでした。
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これだけの内容で、一泊二食付きで25000円以下なのですから、
「The Lakeview TOYA 乃の風リゾート」、絶対におすすめの宿です。(一応、プロが言ってます。)
夕食はちょっと高くても和会席を頼むといいですよ!
(但し、小学生以下は入れないそうなので、ご注意ください。)

洞爺湖の夜は大満足で更けてゆきました。

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北海道ドライブ紀行2014 <その⑥:旭岳~旭山動物園・層雲峡> [プチ旅行記]


4日目:6月24日(火)

この日も朝は4時前には目が覚めましたので、朝から温泉に向かいます。露天風呂へのチャレンジは自粛したのですが、ゆっくりと誰もいない温泉を楽しみました。
昨日の旭岳の上(ロープウェイ終点付近)の気温は9℃とのことで、ここはロープウェイの下とは言え、やっぱり結構寒いです。朝、ホテル目の前に停めてある車を見たら、朝露がびっしりついています。埼玉の11月以降のような気候のようです。
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朝食は夕食同様あまり期待していなかったのですが、事前のHPを見て楽しみにしていたメニューが一つだけありました。それは、「地元東川町産の豆腐」。地元産の大豆と水で丁寧に作った豆腐らしく、基本朝はパン派の私も、豆腐だけはたっぷり取らせていただきました。
期待が大きすぎた部分もありましたが、朝はこの豆腐だけで満足しました。

でも、この日にこの旅行で最悪の緊急事態が発生してしまいました。
この日の予定は、今回の旅行の中で一番歩く予定の日なのに、よりによってこの日に発生してしまうなんて… 順調すぎる今回の旅行に神様が与えた試練なのでしょうか??
それは(病人の)私に関することではなくではなく、「妻の足の痛み」です。
足の痛みは、旅行前から少しはにあったらしいのですが、徐々にひどくなりこの日は朝から歩くのがやっと… という状態になってしまったようです。念のため健康保険は持ってきていて、「病院行こうか?」と聞いてはみるものの、本人曰くそこまでの症状ではなく、また以前にも似たような症状があったのですが、医者に行ってもすぐには良くならなかった経験もあるので、病院は帰宅後に行くとして、「今は無理しない。」ということで、我々の旅行予定は若干軌道修正をせざるを得なくなってしまいました。

8時過ぎに車をホテルに置いたままで、旭岳のロープウェイに乗りに行きます。ホテルからロープウェイ乗り場までは徒歩3分。乗り場の有料駐車場は500円かかるので、妻を気遣って「車で行く?」と聞いてみますが、500円と徒歩3分を天秤にかけると500円の方が重いらしく、「歩くよ」との判断です。
下から見上げる旭岳山頂… 今日は本当に絶好の好天です!!
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旭岳のロープウェイは往復で2900円する本格的なロープウェイ。所要約10分間で、15分毎に運行しています。朝から旭岳登山・ハイキングする人でそれなりに賑わっています。
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(写真は、朝早い「下り」なので無人ですが…)
10分後に到着する駅は「姿見駅」。ここから「姿見の池」までは約1時間で往復できるハイキングコースがあり、大半の方がこのハイキングコースを目指します。
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私もハイキングする気満々で、以前この旅行を計画する時に「私でも歩けるかどうか」地元東川町にメールで問い合わせをしています。その時の回答は「行けるところまで行って、これ以上は無理だと思ったところで引き返すのがベター。」という回答を得ていましたので、メールのアドバイスに従うつもりでいました。
ところが、思わぬ伏兵が現れます。その伏兵とは…「残雪」。
問い合わせ段階では旅行予定は7月でしたが、その後6月に変更になって7月の時点では全く想定外の残雪が、私の前に立ちふさがります。
ハイキング者には山頂で「長靴レンタル」を行っていて、多くの方が利用していたのですが、装具をつけている私は、普通の長靴をはくことができません。「雪に沈む」&「雪で滑る」歩道の状態ですから、普通の靴で山道を歩くには、私にはあまりにリスクが高そうです。
勿論、足痛いのせいで歩きたくない筈の妻の状況も気がかりです。結局、姿見駅からのハイキングを断念して、周囲の景色を遠望して満足することとしました。
目の前にある展望台を「いつかまた、登りに来るぞぉ~!」と強いあこがれと意思をもって見上げたのは、3年前弘前の岩木山でのリフト山頂駅からいただきを眺めて以来です。

気を取り直して神様が与えてくれた「雲ひとつない天気」での旭岳というか大雪山連邦を存分に満喫することに切り替えます。
まずは旭岳のベストショット!! 本当に素晴らしい天気です。
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名も知らぬ大雪山連山の山々。周りはみんなこんな風景なので、見飽きることがありません。
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今日も気温はようやく10℃。もうすぐ7月なのに積雪20センチ… さすが、北海道!
(日付は前日ですが…)
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平地の方も広大な風景が広がっています。
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前日、横をドライブして名前を覚えた忠別湖(忠別ダム)も綺麗に見えます。 
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旭岳と周囲の風景に十分に満足して、改めて「今度は、ハイキング行くぞぉ~!」と再訪を固く誓って、再びロープウェイの人になって天上界から舞い降りました。
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旭岳温泉を後にして、業界人としての興味もチョットあったので、近くの温泉地「天人峡温泉」をちょっとだけ覗いてみます。
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本当は、この近くに「羽衣の滝」という北海道最大級の滝があるようで行きたかったのですが、「歩きたくない」オーラ全開の妻に遠慮して、先を急ぎます。

この後は大雪山の麓を後にして、旭川市内に向かいます。この日は昼間の気温が30℃に近くなる猛暑予報だったのですが、我々は朝に10℃以下の旭岳に行く予定だったので、当然長袖のシャツに(山の上では)パーカーを着ていましたが、猛暑の旭川では暑すぎます。旭川に向かう途中の道の駅で、半袖に着替えさせていただきました。

ちょっと早いけれど、本日の昼食に向かいます。本日のランチは計画通り「回転寿司」。
5年前、釧路での回転寿司「なごやか亭」に感動して、結局6日間の旅行で2回も同じ店に行ってしまい、「北海道の回転寿司は別格!」という認識を持っている我々が、満を持して選んだ回転寿司です。明日行く札幌に5年前に感動した「なごやか亭」が何店舗もあるので、そこに行こうとも考えたのですが、ネットでの情報収集をするうちに、ネットの評価ではこの日に行ったお店の方が札幌の「なごやか亭」よりやや上だったために、このお店をチョイスしたのです。
今回、訪れたお店の名前は「トリトン」。札幌には何店舗もあるお店のようですが、旭川には1店舗だけです。
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11時15分前後に到着して、「早すぎるかな…」とも思ったのですが、意外にもこの時間で既に最後の空席に何とか滑り込めた感じでした。計画通りに11時半過ぎに着いていたら、間違いなく”待ち”でした。
 
やはり、とても回転寿司とは思えない新鮮なお寿司を十分に満喫しました。このお店の自慢が「ホタテ」だというのはしっかり事前に情報を仕入れていたので、真っ先に注文して満喫したのですが、私のポリシーとして「企画モノ」(「今日のおすすめ3カン」とか「北のおすすめセット」など)を中心に頼むのですが、この日確かにたくさんお寿司をいただいたことは事実ですが、企画モノの殆どにホタテが入っていたので、合計するとホタテは5カン以上は食べたことになるのでしょうか…
5年前の「なごやか亭」の時ような感動をしなかったのは、「いくらなんでも、回転寿司だから…」とあんまり期待していなかった5年前との違いと、埼玉でもこの5年間の「回転寿司の進歩」の影響でしょうか…?
お店を出るころには、平日の昼前とは俄かには信じがたい大行列でした。

この日の午後の観光は、念願の「旭山動物園」。2007年に旭川出張を画策したのに、その出張が4月のちょうど休園期間中に当たったために断念して以来、ようやく果たす初訪問です。
動物園は結構アップダウンが激しく歩く距離も長いことは事前に情報収集していたので、妻の状況が気がかりではありましたが、とは言え今回も断念すると一生行けないような気もしたので(大げさか?)、状況次第でやめることも選択肢に入れつつ行ってみることにします。

動物園正門近くの「無料駐車場」は無視して、一番歩く距離が短くて済む西門近くの有料駐車場を目指すのは事前調査してある計画通りです。民間有料駐車場の一番いい場所の「身障者用P」に何とかスペースを確保し、念願の旭山の観光を始めます。
人気のペンギン、アザラシ、ホッキョクグマの3館はすべて西門近くに集中しているので、妻の足の状況次第ではこの3館だけで帰ることも念頭に入れて、観光をスタートさせます。
 
最初は、娘が大好きなペンギン。 本当にペンギンって泳ぐのはこんなに早いんですねぇ…
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アザラシ。 こんなに頻繁に我々の前を泳いでくれるとは思いませんでした。
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ホッキョクグマ。最大の見せ場のダイブシーンは食事の時だけなのだそうです。
(食事の時間の前には、見学者で凄い行列でした。)
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その後、(一部の館内は私だけで見学しましたが)妻も何とか大丈夫でかなりの部分を無事に見ることが出来ました。個人的に一番感動したのはオラウータン。凄い高所を雲梯の要領で軽快に散歩するさまは、ちょっと感動ものでした。
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妻はさすがに場所柄近所の奥様へのお土産を買わずに、まだ幼い(と信じている)娘に大好きなペンギングッズを買っていました。

旭山動物園をゆっくり見て、この日の観光を終了する予定でしたが、あまり歩きたくない関係もあり動物園を出た時間はまだ3時前です。まだホテルに入っても仕方がないし、妻も足は痛むけれど「歩かない観光」はまだまだしたいようです。
ということで、急遽予定を追加して層雲峡の(歩かないで見られる)「銀河・流星の滝」に行ってみることにしました。午前中に「羽衣の滝」の近くまで行ったのに見なかったので、体が滝の出す”マイナスイオン”を欲したのかもしれませんね。
旭川からは途中無料の高速道路を走って片道約1時間半です。1983年(昭和58年)私が会社に入社した年に初めての一人の添乗で最初に泊まった層雲峡温泉のホテル(改装されていて、往時の面影はありません)を横目で見ながら、当時必ず行った観光地である銀河・流星の滝を目指します。
数十年振りに見た滝は、ずっと変わらない感じでした。
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(3時前に思い立って層雲峡を見に来るなんて)かなり無理なスケジュールなので、ほんの10分ぐらいの滞在で再び旭川に戻ります。帰りは来る時よりちょっと長く高速に乗っていたら、いつの間にか有料区間に入っていました。

本日の宿泊は「旭川グランドホテル」。個人的に「旭川NO1シティホテル」と勝手に思っているホテルで、本日も満室なのだそうです。

さて本日の夕食ですが、海鮮系の居酒屋でたらふく好きなものが食べたいと思い、事前に散々検討して悩んだ挙句、ホテルから徒歩10分弱の「天金」というお店に決め、出発前からホットペッパーで座席だけ予約をしていました。
さすがに事前予約効果で、カウンターにもすぐ近いベスポジの個室にご案内いただき、評判通りの味を満喫しました。写真はないのですが、食べたものは
・刺身盛り合わせ +ホッキ貝&ボタン海老(を追加)
・(厚岸産)生カキ・焼きカキ
・アスパラバター炒め(美味だったけど、富良野には及ばず)
・カニの天ぷら
・ジンギスカン
この他にも、数品頼んで本当に超満腹になった記憶があります。
どれもムチャクチャ美味しかった!!

この日、あまりに美味しかったので自分で決めたマイルールを破ってしまい、アルコールを3杯も飲んでしまいました。
一杯目:日本酒、2杯目:ビール(妻があまりに美味しそうに飲むため)3杯目:ワイン
病気が再発してまだ死にたくはないので、アルコールは「1単位」までと決めていたので、発病以来4年間一度も「酔っぱらう」ことはなかったのですが、この日の帰りは4年振りに「千鳥足」になりました。
ホテルに戻り、風呂に入らずに爆睡してしまいました。



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北海道ドライブ紀行2014 <その⑤:憧れの美瑛へ> [プチ旅行記]


3日目:6月23日(月)続き

新富良野プリンスホテルの朝食も、幸せなひとときでした。
私が毎朝欠かさずに食べる牛乳とヨーグルト。美味しい富良野ブランドのそれがあるだけで十分に充たされた気分になるのです。
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ビュッフェラインにはエッグシェフではないけれど、何か作って提供してくれているシェフがいます。妻が並んでシェフの料理を持ってきてくれたのですが、これが今までの人生で一番美味しいアスパラのバター炒めでした。
このアスパラのためだけに、もう一度このホテルに泊まりたいとすら思わせる絶品の味でした!!

8時過ぎ、いよいよ本日の観光のスタートです。本日の予定は富良野でもうちょっとだけ花を中心に観光して、その後に本日のメインイベントである「丘のまち美瑛」をゆっくり満喫する予定です。
美瑛の街中の観光に入る前には、効率を考えて回りやすい順番で観光を進めることに決めていましたので、山の方の曇りは心配ではあったものの、地理にも詳しいわけではなく、計画を上手に変えるような柔軟性も持ち合わせていないので、あくまで予定通りに進めることにします。

最初は、富良野の街を北東方向に愛車を進め、山並みに向かって徐々に高度を上げてゆきますが、スタート時の予想通りやっぱり山の上の方は、完全に雲に隠れて何にも見えないようです。
そんな中で着いた最初の目的地は、「十勝岳望岳台」。晴れていれば十勝岳をはじめとした山並みが綺麗に見え、十勝岳に登る人たちの拠点になる場所のようですが、今朝は雲というか霧が凄くて、数メートル先までも見えないかも? って感じです。
一旦車は停めてみたものの、何も出来ない感じだったので、すぐに先を急ぎます。
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(本当ならこの後ろには綺麗な山並みが見えている… ハズなのですが!)
 
望岳台からは下り坂。ちょっと下るとあっという間に雲が晴れて、青空が広がります。次の目的地は 望岳台からはほんの10分ほど、車は美瑛に入り、着いたのは美瑛の秘境「青い池」です。
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この「青い池」ですが、ちょうど我々が北海道に行くしばらく前から、タレントのローラが出てくるCMでこの風景がバンバン流れていて、「この、美しい湖はどこ?」と一部のメディアでは結構話題になっている最中でしたので、タイムリーな訪問になりました。そして、今はじゃらんのCMにも登場しているみたいです。

駐車場には結構車が停まっており、さすがに「ローラ人気」で影響力は「オッケー♪」って感じです。駐車場の端には、人間を怖がらなくなったキタキツネが人間に愛嬌を振り撒いてエサを貰おうとしていました。
駐車場から歩くこと数分で、神秘の青い池のほとりに着きます。「青い池」のネーミングからは、青森県十二湖の「青池」を想像していましたが、綺麗なことは綺麗なのですが、何となく「緑の池」っぽい感じでした。
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青い池を出て、富良野方面に少し戻り、次の訪問地は「フラワーランドかみふらの」。
再び、「ラベンダー、見られないかなぁ? 」という望みを掛けた観光です。
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ここでのラベンダーは、昨日見たどこよりももう開き始めている感じで、嬉しい限りでした。早咲きの品種だったのでしょうか?
広い園内を400円のトラクターバスに乗って観光しますが、花よりも周辺の丘の風景が、(まだ美瑛ではなく隣の上富良野なのですが)まるで美瑛みたいで、そっちの方に魅せられっぱなしでした。
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ここでも奥さんはやっぱりお買い物です。近所の友達に、昨日ファーム富田でたっぷり買った筈なのに、今日もまたラベンダーグッズをしっかりと仕入れているようです。
富良野でのお土産はここが最後と思い、私もお土産を一つ買いました。我が家の先祖へのお土産として、ラベンダーの香りのお線香です。
いつも、お土産がないのであんまり機嫌が良くない(!?)我が母も、あっちで喜んでくれているでしょうか?
(家に帰ってからは、早速毎日その線香をあげています。)

次はいよいよ美瑛の街中に入ります。最初にナビをセットした目的地は、「ジェットコースターの路」 。まっすぐな道がジェットコースターのようにアップダウンがあるところです。
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ナビが案内した場所が、この路の出入り口ではなく丁度真ん中辺りの交差点だったので、一度出口まで走ってから、改めて端から端までゆっくりとドライブしてその魅力を再確認します。
改めて道の右側の丘の風景を目にした時は、涙こそ流さなかったものの、美瑛の丘の風景にただただ圧倒されて、道路の真ん中に迷惑を省みずに車を停めて、数分間憧れの美瑛の丘を眺め、ただひたすら感動していました。
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これが、夢にまで見た美瑛の丘なのですね!?

まだまだ、この景色をぼーっと眺めていたかったのですが、今日はみどころが山ほどある日で、事前のスケジュールと比べるとここまではやや遅れ気味です。美瑛の丘はこれからがメインなので、ここだけで時間をこれ以上使う訳には行かず、後ろ髪を引かれる思いで「ジェットコースターの路」を後にします。

次に向かった場所は美瑛駅前の観光案内所。美瑛のみどころはたくさんあるのですが、みどころが丘と木なのですからナビに入力する電話番号がありません。地名を入れても出てこない観光地が大半なので、「美瑛の観光、どうしよう?」というのが悩みの種だったのですが、「美瑛の観光案内所はいい。ここで、情報収集すべき!!」というネットのアドバイスに素直に従っての訪問です。
本当に美瑛のすぐ駅前にあった観光案内所で、みどころが書かれたいくつかの地図を貰って回り方の説明を受けます。
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「行き先、ナビにどうやって入力したらいいですか?」と聞くと、(いただいた)「地図にマップコードがあるので、これを入力すればいい。」というありがたいアドバイスをいただき、ひと安心です。
でも、私のナビが悪いのか?ですが、全然違う場所に案内されたことも結構ありました。

美瑛の観光にもメドがつき、ちょうどお昼の時間帯だったので、観光はお昼を食べてからにすべく、狙っていたレストランに向かいます。
美瑛での昼食は、手軽に食べられる名物ということで、最近北海道での流行に乗った「ご当地カレー」。美瑛のご当地カレーは「カレーうどん」で、HPに登録されているお店のうちの一軒、「ダイマル」に向かい、昼食時なので外まで待ちの人もいましたが、別の店を探すのも面倒なので行列に並ぶことにします。
10分後に案内された店内は、観光客は半分以下で大半が地元の人たちのようです。
美瑛のカレーうどんは、つけめん風のカレーうどんが定番のようなのですが、私は新メニューの「焼きカレーうどん」をチョイスします。
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「ご当地カレー」の今後のますますの進化に今後も期待しましょう。

さて、満を持していよいよ美瑛の観光です。案内所でいただいたパンフレットを見ながら、まずは「パッチワークの路」エリアを観光します。
いきなり最初のみどころが、一番有名で個人的にも一番見て見たかった「ケンとメリーの木」。このCMだけは生涯忘れないくらいインパクトの強い日産スカイラインGTRのCMが正に甦ります。
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この時に合わせて準備していた曲「ケンとメリー~愛と風のように」を愛車の中で聞いて感傷に浸ります。
美しい風景と青い車は同じなのですが、少年時代の私の妄想とは運転している車(車種。妄想は勿論スカG)をはじめ、いろいろと相違点はあるものの、42年越しの念願が何とか叶った瞬間でした!
美瑛一番の観光地らしく、大型バスがひっきりなしにやって来ては、足早に去って行くのが印象的でした。

パンフレットに沿って、その後も「〇〇の木」や「××の丘」を随分間違えてくれるナビ君に文句をあれこれ言いながら巡ります。どこも素晴らしい場所ではあるのですが、ケンメリ以外には出てきたCMを覚えている場所はありません。
ポイントに着いて、「美しい場所だなぁ~!!」としばし見とれるのですが、一番最初のジェットコースターやケンメリで感動し過ぎた影響か、徐々に感動の波も小さくなってゆきます。
どこもみんな素晴らしいのですが!!
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「マイルドセブンの丘」や「セブンスターの木」など、タバコを止めてからもう14年以上経つので、タバコの名前も久し振りに懐かしく思い出しました。
本来なら、「ここで一服」といきたいところですが、タバコとは一生涯訣別した私なので、気持ちだけ一服した気にさせていただきました。
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(マイルドセブンの丘)
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(セブンスターの木) 
 
その後は反対側のパノラマロードエリアへ行き、クリスマスツリーの木などを楽しみました。
この写真、何となく気に入ったので、Facebookのカバー写真にしています!!
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パノラマロード最後の見学予定地は、「拓真館」という美瑛在住の写真家が撮ったとびきりの美瑛が見られるところに行くつもりだったのですが、いくら写真の出来がいいとはいえ、今日ずっと本物の美瑛を見続けてきた私には、何となく見学する気が起きなくなってしまい、かわりにやっぱり丘がすごく素敵に見えた「四季彩の丘」を富良野・美瑛観光の締めくくりとすることにしました。

四季彩の丘は、富良野のようにラベンダーとその他の花が咲き、やはり同じように有料の園内バスで広い園内を一周できる観光地です。今回、昨日から回った観光用のガーデンの中では、外国人観光客も多く一番活気を感じ、嬉しくなりました。
ラベンダーはともかく、やっぱり美瑛。周囲の丘は本当に綺麗でした。
(自分が意外と「丘フリーク」であることに初めて気づかされました!)
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ここで美瑛の観光を切り上げ、本日のホテルに向かいます。本日の宿泊は大雪山ロープウェイ乗り場がある旭岳温泉。美瑛からは約一時間のドライブです。

本日予約している温泉ホテルは、「ホテルベアモンテ」 。5時にはホテルに入り、早速温泉を楽しみました。
富良野のホテルにも温泉はありましたが、本格的な温泉ホテルは昨年の秋保温泉以来です。

夕食はホテルのバイキング。山岳宿で宿泊料金も格安なので、食事内容には期待していませんでしたが、値段なりでした。
満腹になって部屋に戻り、九時前には爆睡してしまいました。

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北海道ドライブ紀行2014 <その④:富良野・熱気球体験> [プチ旅行記]


この日は朝5時に目覚ましをセットして床についていたのですが、この旅行中は早ければ夜8時・9時台には爆睡が始まってしまうものの、3時台には北海道の早い朝はしらみ始めるのですが、この頃には目覚めて、その後は再び眠りにはつけずベッドの中で何となく今日の行動を考えながら朝が来るのを漫然と待っているのが日常でした。

なので朝目覚ましをセットして就寝したのは結局この日のみでしたが、この日は多少高くっても新富良野プリンスホテルに泊まって、どうしても朝に体験したいアクティビティがあったのです!

そのアクティビティとは「熱気球体験」。ホテルのHPでこのアクティビティを見つけてからは、自分の高所恐怖症を棚にあげて、「富良野では、この熱気球に乗ってみたい!!」と強く念じるようになったのです。

勿論、高所恐怖症の私が「乗りたい!!」と思うアクティビティなので、本格的なものではなく、ある程度「子供騙し」的な内容です。気球は移動せず、同じ場所で上昇して降りるだけですし、上昇するのも50メートルは上昇しないと思います。乗っている時間も僅か五分程度だそうで、何よりも安全最優先なので乗る気球にはロープが付いているのです!! 
そんなアクティビティなので、料金も1人2500円と手頃で、まさに高所恐怖症の私にはぴったりの手軽なアクティビティに思えたからなのです!!

気球のフライト(こう書くと、少しは本格的みたいでしょう!?)は風の吹かない朝(と夕方)で、それでも実施の確率は50%程度しかないようなので、予約は一切受け付けず実施当日にホテルの広大な敷地の中の開催場所に行けばいいのだそうです。
催行実施判断タイムの5時半に、ホテルのフロントに電話を掛け、実施を確認します。(でも、実施と決まっても風が強くなったら中止もあり得るのだそうです。)
電話に出たフロント氏は、何となく歯切れが悪そうに、「実施することはするみたいです。」との回答です。
「よし!!」と、集合時間の6時~7時にはまだ全然早いけれど、ホテル内とはいえ会場までは普通の人なら7分(つまり、私たちなら10分以上)はかかるらしいので、朝の散歩もかねて早めに部屋を出ます。

外に出て、フロント氏の歯切れの悪さが納得できました。外には霧雨が降っていたのです!! 傘も持っていない我々でしたので、妻は「どうするの?行くの?」と目で問いかけて来ますが、私の熱気球に乗るという強靭な意思は、こんな霧雨程度で揺らぐことはありません。妻の問いかけには気づかない振りをして、一歩一歩ゆっくりと着実に歩を進めて行きます。
幸い、雨は会場に着く頃までにほぼ止んでくれました。
これ以降、我々がこの1週間の間に雨に遭うことは全くありませんでした!

ホテルの敷地内、どう考えてもゴルフ場の中を、地図を頼りに歩き続けます。
ゴルフ場… 四年前ゴルフ中の昼食時に脳卒中を発症し、クラブハウスから救急車で病院に搬送された私にとっては、間違いなく四年振りに歩くゴルフ場です。
でも、ゴルフ場にしてはマーク・標識などゴルフに必要な施設がありません。「何でだろう?」と後で聞いてみましたが、この場所は「元ゴルフ場」とのこと。
何となく納得しました。

熱気球の会場はストレートなミドルホールの広いフェアウェイの真ん中あたり。勿論、まだ6時前ですので、我々が一番乗りです。
四年ぶりのナイスショットの時のように、フェアウェイの真ん中を堂々と歩きますが、会場では気球のスタッフがせっせと準備をしています。
そう、まだ空気が入っていなくてぺしゃんこの気球を膨らましているのです!!
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貴重な経験なので、しばし準備をゆっくりと見学します。まず、気球に空気をいれて膨らませ、次には中の空気を熱して上昇できるようにするようです。
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(膨らんでいる途中の気球)
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(ようやく、空を飛ぶ感じになりました!)

ボチボチ準備が整いましたので、待望の受付が始まります。
当然、我々夫婦は一番乗りでしたので、受付も一番です。
ホテル内のアクティビティとは言え、ホテルの主催ではなく富良野のアクティビティ会社のメニューであることは、事前にその会社のHPで知っていて、その会社のHPで@300円の割引クーポンをGETしていた我々は、二人で4400円也で受付を済ませて、いよいよ気球への搭乗です。

でも、いざ搭乗の段になると、気球の我々が乗る籠のような場所が、非常に高く足を思いっきり上げないと乗れなそうで、俄に不安が広がります。
事前にこの会社に、「足が悪いのですが、乗れるでょうか?」とメールで問い合わせをしていて、「お手伝いするので、大丈夫です。」という返信を貰っていたので、安心しきっていたのです。でも、もうお金も払ってしまっているし、今さらやめる訳にはいきません。
なので、メールで通りにスタッフの方に手伝っていただきました。
私の巨体を男性二人にほぼ担ぎ上げて貰って、何とか気球に乗ることができました。

気球のバスケットのような人が乗るスペースは、数人が何とか立って乗れる狭さです。我々のフライトは、我々夫婦と赤ちゃんを抱いた若年夫婦に気球の操縦士さんの5人(+赤ちゃん)。何とか全員乗れた後には、ファーストフライトなのでもっと空気を熱することが必要らしく、下から何度か炎を噴出し、最後のスタンバイをします。
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その後、操縦士さんから「では、出発します。」という言葉を合図に、気球はふわりと意外と早く上昇を始めました。

そんなに高く上がるったわけではないと思います。下にいる順番待ちの人たちを見ると、こんな感じです。
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気球からは森の中に、我々のホテルであるプリンスホテルが見えます。
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反対側には十勝岳などの山並みが見えるはずなのですが… あいにくの曇り空です!
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フライト中には操縦士さんはいろいろな話をしてくれたのですが、正直周りを見るのに夢中で、あんまりよく覚えていませんでした。唯一覚えているのは、「冬はもっといいですよ!今度は是非冬にいらっしゃい!!」という、学生時代「冬の北海道フリーク」だった私をゾクゾクさせる、甘い誘惑の一言です。

五分のフライトがたった一瞬に感じられるほどの、興奮のひとときはあっという間に過ぎてゆき、気がつけば残念ながら地上に着陸していました。

でも、籠から降りる時は乗るときよりずっと大変でした。
熱気球は、全員が気球を降りると軽くなって浮き上がってしまうようなので、我々が降りるより先に次のお客さんを乗り込ませて、飛んでいかないように重量を確保するようなのです。狭い籠はあっという間にラッシュアワーの山手線のさながらの凄まじい混雑になります。
この状態で、足が悪い私が脱出を企てるのですから、笑っていられない状況になるのです!!
満員電車の中で人を助け出すような状況ですから、乗るときの二人のスタッフでは如何ともしがたく、結局三人のスタッフに次のフライトに乗る人(一般のお客さん)にまで手伝っていただいて、何とか何とか降りることができました。
正直、ひやひやモノの数分間でした。

我々が載ったのはファーストフライトだったので、上がっている状態の気球を見るのは降りてからが最初でした。
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空高く舞い上がっている気球を見ながら、「我々もこの気球に乗ったんだぁ…」と改めて思うと、忘れていた高所恐怖症が蘇ってきて恐怖感でゾクゾクっとしてしまいました。
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富良野に来た最大の目的である熱気球に乗ることが出来て、一日分以上の観光が終わったような気分になりましたが、時計を見るとまだ7時前です。
今から朝ごはんをいただいて、いよいよ待望の美瑛の観光に出発です!
ホテル入り口で靴にべったりと着いた芝を、ゴルフ場には必ずあるエアガンで丁寧に落とします。
そういえば、病気で倒れた時にハーフを終えてエアガンを使って以来でした!

今回は、一旦これで投稿させていただきます。


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北海道ドライブ紀行2014 <その③:北海道上陸~富良野> [プチ旅行記]


6月22日(日) 11:00

太平洋フェリーの「きたかみ」はほとんど太平洋の荒波にも揺れることなく、無事に苫小牧港に時間通り接岸したようです。到着の少し前にフェリー内に駐車してある自分の車に誘導されて、到着をフェリーの中で車に乗って待っていた我々には、接岸の風景を見ることはできません。
マイカーで船を降りるのも、係員の手慣れた誘導によります。一番奥のエレベーター近くに駐車スペースを確保いただいた我々は、出る順番は当然後の方でしたが、思いの外早く太陽の光を目にすることができました。

この日の予定は、道央地区の富良野まで200キロ近いドライブをして、富良野でラベンダーはともかく花の観光をする予定ですが、富良野に向かう前にまずは苫小牧で北海道最初のお昼ごはんをいただきます。

苫小牧といえば海産物、中でも私の大好物であるホッキ貝が名物。苫小牧の港近くでホッキを食べるには、「マルトマ食堂」が超有名なのですが、このお店は「日曜定休」ということで訪問は叶わず、このお店の次くらいにネットで書き込みが多い店を北海道最初の昼食のターゲットにしていました。

早速、ナビにお店をセットしていざ出発!! したかったのですが、我がナビは船の中でエンジンをかけてからずっと、現在地が「仙台港フェリーターミナル」のままで、苫小牧の大地に着いてからも数分の間「あれ? ここはどこ?」って感じで、ナビの現在地は全く動きません。
「初めての体験」にナビ君も大いに戸惑っているようです。
計画時に散々地図を見てだいたいの場所は記憶していたので、とりあえずナビを見ずに記憶を頼りにお店を目指します。
5分もすると、おもむろにナビ君が「北海道に、入りました。」という北海道上陸宣言をして、ようやく初体験ながら苫小牧の現在地を特定してくれましたので、改めてナビに目的のお店をセットしました。

訪れたお店はこちらも苫小牧の港に近い食堂「弐七」(ニイナナ)。
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11時半ぐらいでまだお昼には早い時にでしたが、さすがの人気店でカウンターはほぼ一杯でした。

3種類の好きな海産物が選べる「大好物丼」と迷ったのですが、私も妻と同じで定番の「弐七丼」(海鮮丼)をオーダー。しばらくするとネットではお馴染みのこの店では全メニューに付いてくる「5品の前菜」が出てきます。
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美味しくいただいているうちにメインの海鮮がたっぷり乗っかった丼が出てきます。
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北海道最初のごはんだったので、勿論美味しかったのですが、せっかくの苫小牧なのにホッキが乗ってなくて凄く後悔しました。やっぱり「大好物丼」でホッキをたらふく食べるべきだった!! 
また、隣の人が食べていた焼き魚と刺身のW定食もとっても美味しそうだったなぁ~!! とはいえ、5品の前菜がついて千円の豪華ランチなので、旅行の第一歩としては上々です。
でも、苫小牧。また食いに来るぞぉ~!!

お腹も満腹になったので、いよいよ富良野へと向かいます。でも、実は苫小牧~富良野までどの道を通るか、たったそれだけのことに旅行前から随分悩み、実はこの時点でも情けないことに結論が出せていなかったのです!!
苫小牧からすぐに高速に乗るか。その場合、途中から道東へ行くかそのまま札幌経由で三笠ICまで行くか。苫小牧から室蘭本線に沿って下道を走り、追分町ICから道東道に乗るか。もしくは日高の平取を経由してずっと下道を行くか…(一見、遠回りに見えますが、意外と30分以内のロスで行けるらしいのです。)
大きく4つの選択肢があったのですが、優柔不断な私はこの段階でもまだ決めかねていました。「ままよ!」愛車をスタートさせます。ナビはしきりに高速の入り口にナビゲートしようとしますが、国道が思いの外快適だったので、結局そのまま室蘭本線に沿って国道を途中まで走って、道東道に乗る3番目のルートを選択します。
国道は快適なドライブだったのですが、道東道は結構嫌な道でした。有料高速道路とはいえ、片側一車線で遅い車の後ろに付くと追い越しレーンまではそのペースにあわせざるを得ません。それでも早く走りたい車は背後から容赦なくプレッシャーを掛けて来ます。 おまけに対抗車線との間に中央分離帯がない区間が多いし、おまけにJR石勝線同様結構長いトンネルが多いのです!!
それに加えて、占冠ICで降りる前には、旅行出発のちょっと前に埼玉県で満タンにしたガソリンが心もとなくなって、こちらも心理的なプレッシャーを与えるのですが、勿論そう簡単にスタンドが見つかるはずはありません。
その意味でも、あまり快適なドライブとは言えませんでした。

占冠ICで高速を降り、占冠村内中心部の唯一(2軒あるスタンドのうち、1軒は何故かクローズでした)のスタンドでガソリンを満タンにして、占冠の道の駅で休憩、雨もあがって少しは暖かくなってきたので、半袖に着替えます。妻は早速ソフトクリームを食べたがっていましたが、富良野のラベンダーソフトまでは我慢していただきました。
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(数十年振りに訪ねた占冠村)

富良野到着はほぼ計画通り3時少し前です。我々の富良野での最初の目的地は、富良野のラベンダーを有名にした「ファーム富田」。
富良野の観光は、当初7月のラベンダー最盛期の観光を意識して計画していたので、どうしても「まだ咲いていないラベンダー観光」の要素が濃くなってしまいます。
「6月なんでもしかしたら少しは咲いているかも?」とか「ガーデンなのだから別の花が咲いているかも?」と考え、あえて富良野の観光箇所は変更しませんでした。
7月にはラベンダー大渋滞を引き起こすらしいファーム富田ですが、さすがに6月なのでそこまでのことはありません。日曜日なので駐車場は結構一杯ですが、何とか空きスペースを見つけて車を停め、ガーデンの観光の開始です。

このファーム富田はラベンダーがメインではありますが、ラベンダー以外の色とりどりのいろいろな花が咲いており、満開のものもありこれからのものもありますが、バラエティ豊かな色に咲き誇っています。
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写真で見るより花と花が離れているのが少々イメージとは違いましたが、それでもさまざまなエリアを楽しむことは出来ます。
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(この紫色の花は、ラベンダーではありません。)

肝心なラベンダーは、「何となく、これがラベンダー!?」ということがわかるくらいに、少しだけ色づいています。香りをかぎ分けられる敏感な鼻も持ち合わせていないので何とも表現出来ないのですが、それなりに風情があるラベンダー畑で、やっぱりいつかは7月にもう一回来なければいけないと思わせるには十分な6月のファーム富田でした。
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妻は念願のラベンダーソフトにありついた後は、早速おみやげの物色です。まだ、北海道に着いたばかりだというのに、これからおみやげを買う時間は山ほどあると思うのですが、女性にはその理屈はいつものことながら通用しないようです。
早くも妻は近所の友人へのおみやげを買い込み、その他せっかく富良野に来たのだからと、カットされて売っていた富良野メロンをいただきました。
この日の朝、(前日に那須高原で買って)フェリーの中で食べた富良野メロンパンではなく、本当の富良野メロンでした。
その後、「ラベンダーが咲いている」という温室にて、本物のラベンダーの姿と香りを楽しみ、ファーム富田を後にしました。
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(温室のラベンダー)

この後のこの日の観光予定ですが、特に「ここ」というみどころは決めておらず、ラベンダーの穴場として紹介されている2つの施設に、早咲きのラベンダーやその他の花、もしくはそこら眺める風景など「何かあるかなぁ~?」と考え、行って見ました。
最初は「北星山町営ラベンダー園」。冬はスキー場になるところで、この時期でもリフトが営業しています。富田のすぐ近いところにあり、リフトで小高い丘まで登れましたが、丘の中腹のラベンダー畑はまだまだ全然色づいてはいませんでした。
ここはラベンダー以外の花はなく、頂上にも(山並みは綺麗でしたが)特に見どころはありません。
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でも病気以来、初めて一人でリフトに乗れたことが、最大の収穫でした。
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次に行ったのは「彩香の里 佐々木ファーム」。ここを訪れた時点でもう5時近くなっており、まだまだ明るいのですが売店などは全てもう店じまいをしています。
ここも、北星山と同じでほぼラベンダーのみのようですが、肝心のラベンダーが、北星山以上富田以下の開花状況ですので、お土産も売っていないとなれば、長居は無用です。
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これで「花が中心のこの日の観光」を終えますが、この日の夕食は富良野ワイン工場のそばにあるレストランで取る予定にしていましたので、まだまだちょっと時間が早いので、ふらのワインの工場に行き工場見学をします。
お酒の工場見学といえば「試飲」がつきもので最大の楽しみなのですが、ドライバーの私は試飲は出来ませんので、妻に試飲役をお願いし「おいしかったらワインを買って、車に積んで帰ろう!」と言っていましたが、妻のテイスティングの点数は思いの外厳しく、購入のGOサインは出なかったので、おいしくなるためにぐっすりと眠っているワインを遠くから眺めただけで終わりました。
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さて、いよいよ北海道最初のディナーです。この日の夕食はふらのワイン工場のすぐ上にある(同系列かな?)「ふらのワインハウス」でいただきます。ここの「ふらの風チーズフォンデュ」がとにかく絶品だという口コミを信じて、ここでの夕食を決めたのです。
この旅行、「夕食はどこで食べるか」はすべて事前の計画で決めていましたが、この日の夕食だけは唯一座席の予約はしていませんでした。理由は、「それなりに広いレストランらしく、我々が行くのは恐らく6時過ぎだろうから、満席で断られることはあり得ないはず!」という判断によるものでしたが、予想通り6時前にレストランに入った時には、広いレストランの先客はたった2組だけでした。

我々がオーダーしたのは、サラダのほかオードブルの「自家製ベーコンステーキ」や「ソーセージ盛り合わせ」とメインの「ふらの風チーズフォンデュ」。
このチーズフォンデュは大きなフランスパンをくり抜いたのを食器に見立てて、この中に富良野産のチーズがたっぷり入っており、このチーズにパンや野菜をつけていただくのですが、本当にこのチーズ、絶品でした!
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妻は熱くない(鍋でやる普通のフォンデュと違って、パンの中なので最初は熱かったチーズも少しづつ冷めていきます。)ことが少々お気に召さなかったようですが、チーズ大好き中年の私としては、温度を超越したチーズの旨さに本当に感動してしまいました。
恥ずかしながら、食器のパンもその残ったチーズと一緒に完食しました。
またそれ以外の食事も全体的にクオリティが高く、大満足のディナーになりました。特に、「自家製ベーコンステーキ」は期待を大きく上回る味で、次にも必ず食べたいとい思います!

ようやく本日の全ての予定を終え、ホテルに向かいます。本日のホテルは、「富良野といえばここ!」という富良野を代表するホテルである「新富良野プリンスホテル」。計画では、8時までやっているホテル内観光施設「風のガーデン」を見に行く選択肢もあったのですが、今日一日頑張って観光&運転した我々には、その元気はもうありませんでした。
ホテル内にある温泉「紫彩の湯」の入場券が含まれている宿泊プランでしたので、チェックイン後はすぐに温泉に向かいます。
温泉自体は可もなく不可もないごく普通の温泉です。勿論手すりや身障者用の配慮もあり、私でも問題なく楽しむことが出来たことは本当にありがたい限りです。
でも、部屋から温泉がとっても遠く、何回も階段を上り下りする構造にちょっと辟易してしまいました。「温泉は、この入浴券で何度でも入れます」とは言われていましたが、二人とも「もういいや」という感じでした。

明日の朝は早起きして、このホテルでのメインイベントが控えていますので、早めに休みました。


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北海道ドライブ紀行2014 <その②:フェリー乗り比べ> [プチ旅行記]


さあ、いよいよ北海道への船旅です。

今回の旅行で利用したフェリーは、行きが仙台発苫小牧行きの太平洋フェリーの船「きたかみ」で、帰りは苫小牧発で茨城の大洗行きの商船三井の船「さんふらわあさっぽろ」です。
今回は往路の旅行記が中心ではありますが、この二つの船での体験を比較しながらお話したいと思います。
 
勿論、旅行に行く前の高揚感で乗船した「きたかみ」の方が、「あ~あ、もう終わりなんだ…」と落胆しながら乗った「さんふらわあ」よりも有利だったことは間違いなく、個人の感想と感情だけでの独断的旅行記なので、どっちにしようかの参考にはあまりならないのはいつものことですのでご了解下さい。
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行きの「きたかみ」
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帰りの「さんふらわあさっぽろ」

・チェックイン
仙台港でのチェックインは極めてスムーズでした。身障者であることを告げると、チェックイン前の駐車スペースまで親切に誘導してくれました。
ネットで事前に乗船名簿を登録していたので、手続きも極めて簡単。本来、同乗者は車とは別に徒歩で船に乗船するのが各社とものルールなのですが、身障者の私を気遣って妻にも同乗の特別許可を発行してくれました。
車での乗船を待つ間もV.I.P.並みの待遇で、オフィス裏の駐車場で待っているとさっき案内してくれた人が再び登場して車を誘導してくれました。
仙台港の太平洋フェリーの対応は文句なく◎でした。

一方、帰りの苫小牧では商船三井の誘導担当者を捕まえ、調子に乗って「身障者用の駐車場は?」とネットには「ある」と書いてある駐車場の場所を聞きましたが、 全く要領を得ず「先にチェックインしてこい!!」の一点張りです。
仕方がないので勝手に判断した場所に車を停めて(後で聞いたら駐禁のとこだったらしい)、チェックインに向かいました。
こちらもチェックイン自体は割とスムーズだったものの、納得出来ないことが2つ。
1、事前に、ネットで乗船名簿を提出していたが、三井は当日コピーを2通要求します。太平洋フェリーはいらないのに…
2、既にカード会社から代金は請求されているのに、「クレジットカードを提示せよ」。正直、ちょっとムッとなりましたが、我慢して提示しました。

商船三井では駐車の身障者V.I.P.待遇はないらしく、普通の駐車場に並びます。これは当然なのでしょう。太平洋フェリーの待遇が良すぎですよね。
勿論、帰りの商船三井でも船への妻の同乗は認めてくれました。
また、2社共船内での駐車スペースには配慮いただき、両方とも船内エレベーターのすぐ横に駐車させてくれました。

・部屋
今回、往路で予約した部屋は「特等(ツイン)」。船ではスイートに次ぐ客室です。
キーを受け取り、実際に部屋に入って見ると、中級ホテルのツインルームと同じような感じです。
勿論、バストイレも部屋に付いていて、文句はありません。部屋の中には湯沸し器もあり、お茶やコーヒー(自宅から持参です!)も楽しめます。
フォーシーズンズやリッツ・カールトンなどの高級ホテルとは比べられませんが、普通に一晩過ごすだけなら全く快適です。
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「きたかみ」のツインルーム

帰りのさんふらわあでも、利用した部屋は「デラックスルーム(洋室)」で、ほぼ同じ作りのツインルームでした。アメニティも似たり寄ったりでどっちかに軍配をあげるのは難しいのですが、気持ちだけ「さんふらわあ」の方が広かったような気がします。
部屋のお風呂も似たり寄ったり。私は往復とも部屋の風呂に入りましたが、ビジネスホテルのお風呂とほぼ同じで、優劣もつけられませんし文句もありません。
妻は往復とも大浴場に行きましたが、両方ともお気に召さなかったみたいです。

TVは電波の関係でBS放送のみとのことでしたが、行きの「きたかみ」では途切れる場面もあったものの、地デジも何とか見られました。
帰りの「さんふらわあ」では、本当にBSしかチャンネルの設定がありませんでした。
帰路、朝にヤンキースの試合を観ていたのですが、BS102に放送が切り変わったとたんに見られなくなりました。マー君が投げていた試合ではなかったので文句は言いませんでしたが、投げていたらフロントに文句を言っていたかもしれません。

・夕食
共に2000円程度で食べられるBuffetで、出港前から食べられるところは似たようなものでした。行きの太平洋フェリーの方が(たった3種類だけでしたが)お寿司があったり、ほんの気持ちバラエティに富んでいたような気もします。
でも、どちらの船も「グルメの大地」である北海道に向かう船としたら、ちょっと残念なレベルと言わざるを得ません。 もうちょっと奮起を期待したいところです。
往路では、オリジナルワインで乾杯して旅の無事を祈りました。ちょうど出航30分前の汽笛が鳴り、船旅気分を十分に盛り上げてくれました。
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太平洋フェリーのオリジナルワイン(ハーフボトルです)

・朝食
往路は前に書いた通りに、那須高原SAで買ったパンで済ませました。朝食Buffetが千円と高かったのと、下船後に早めのランチを取る予定だったので、朝ごはんをガッツリ取らないようにするため、Buffetは控える必要があったためです。
前に書いた通り、那須高原で買ったパンがとっても美味だったので、この選択は大正解でした。船の中で、幸せな朝ごはんのひとときでした。

帰りの「さんふらわあ」には夕食と朝食のセット券があり、実質500円程度で朝食をいただきました。
500円ならまた食べようと思いますが、千円なら売店のカップラーメンで我慢すると思います。

・エンターテイメント
これは文句なく往路の太平洋フェリーの圧勝です。
夕食後に毎日変わるらしい出演者によるコンサートがあり、勿論無料で楽しめます。
我々が乗った日はピアノとエレクトーンのコンサートでしたが、1時間があっという間に過ぎた楽しいコンサートでした。エレクトーン奏者が「ピアニカ」も演奏してくれたのですが、「ピアニカ」なんて小学生の学習用の楽器だと馬鹿にしていたのですが、意外と心地よく響いてくれたのには新鮮な驚きでした。
クレームではありませんが、この日の選曲が「雨」にまつわる曲。誰よりも明日からの好天を願う我々には、ちょっと不吉な感じがする選曲でした。
でも、アンコールもあり、それなりに盛り上がった夜のひと時でした。

翌朝には船内放送があり、船内ロビーにて昨日の奏者が再びピアノの演奏をしてくれるというので、暇な我々は今度も聴きに行きました。今度は「北の国から」や「知床旅情」など間もなく到着する北海道の曲を演奏してくれて、我々の気分を盛り上げてくれました。
でも、この日も何の説明もなくカーペンターズの「Rainy Days And Mondays」を演奏していたので、「昨日の続き? 雨でもなく月曜でもないのに…」と奏者に聞いてみたかったのですが、タイミングを逃してしまいました。
いずれにせよ、走る距離も短く航海時間も少ないのに、無料で2回の生演奏を聞かせてくれた太平洋フェリーは、本当に退屈しないで済みました。

一方、「さんふらわあ」では夜・朝2回上映のミニシアター(太平洋フェリーにもあったようです)以外は特段のアトラクションもなく、結構退屈しました。
でも、「さんふらわあ」には部屋にビデオデッキがあり、フロントで400円でビデオをレンタルできます。暇だった我々はまだ見ていない「東京家族」をレンタルして楽しみました。ちょうど良い暇つぶしでした。

・乗り心地
船なので心配なのはやっぱり船酔い。妻は「大丈夫」と言っていたのですが、念のため薬屋さんで買った酔い止め薬を持ち込んでの乗船でしたが、どちらの船も特に揺れることはなく、持って行った薬を取り出す必要は全くありませんでした。
でも、足が悪い私はやっぱり時折少しでも揺れると少しばかり不安を感じます。なので大浴場は足が滑る(転ぶ)リスクがあると思ったので、入るのを断念しました。
全体的な乗り心地は両船とも「快適」で、差がつくことはありません。

以上が2つの船を「乗り比べた」感想です。北海道にもう一度行くとしたらどっちの船(ルート)を選ぶかですが、もし船のラインナップが今のままであれば、(仙台に用があるかどうかは別にしても)太平洋フェリーの仙台~苫小牧を選ぶと思います。
理由は
・これ以上良い2つの船(いしかり、きそ)に乗るチャンスがある
・「圧倒的に安い」のが魅力
・エンターテイメントが楽しめる
などが理由です。仙台までの距離が長いのが欠点ではありますが、大洗も意外と遠かったなぁ… というのが偽らざる印象です。
何より「特割」を使えば1万数千円は安くなるので、内容の割にこの料金が最大の魅力だと思います。
でも、何年後かに再びフェリーで北海道を目指す時には、新しい船やサービスが出ていて、「またあれこれ悩むのだろうなぁ~?」なんて勝手に考えています。

さて、行きの旅行記に戻ります。
2日目の6月22日(日)午前11時に、時間通り太平洋フェリーの「きたかみ」はきわめてスムーズに苫小牧港に着岸しました。
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いよいよ北海道ドライブ紀行の始まりです!


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北海道ドライブ紀行2014 <その①:仙台へ> [プチ旅行記]


今回のドライブ旅行では全く記録やメモを取っていないので、早く文章にしないとあっという間に忘れてしまいそうな気がします。(年のせいか、本当に健忘症が進んでいます。)
ということで、今日から通勤の時間でにせっせとスマホに記録を書き始めました。
適当なタイミングで投稿させていただきます。

1日目:6月21日(土)

自宅出発は09時20分。
一週間分の着替えや万一の時の替えのメガネや足が痛くなった時に履き替える靴など、自宅と愛車を3往復以上して車に積み込んだ、妻曰く「本当に多すぎる」荷物をたくさんたくさん積んでの出発です。

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旅行の相棒の愛車を出発前にパチリ

本当はいつものことながら9時前には準備完了していて、いつでも出発OKだったのですが、今回は長旅の後の事を考え、この日までの洋服を9時半オープンのいつものクリーニング屋さんに託してから出発するつもりだったので、いつものフライング出発はありません。
クリーニング屋さんに開店一番のお客として洋服を預け、いよいよドライブ旅行のスタートです。計画では旅行最初の立ち寄りは近所のローソンで、ここでドライブ中の飲み物を仕入れる予定でしたが、前日妻がスーパーで安いドリンクを仕入れていてくれたので、最初の立ち寄り予定は呆気なくスルーです。

久喜インターで混雑気味の東北道に乗ります。この日の天気は今にも泣き出しそうな曇天ではありますが、まだ雨は降ってはいないようです。もっとも、車で仙台に向かうときは、梅雨に関係なくいつも必ずどっかでは雨が降るもので、今回も栃木県と福島県でしっかりとシャワーの洗礼を受けました。
渋滞予報では、埼玉~栃木で若干の渋滞にハマる予定でしたが、道路は混雑はしているものの、予報に反して渋滞はなく快適なドライブが続きます。勿論、私のポリシーは安全運転。ビュンビュン飛ばす車には、「お先にどうぞ」と道を譲ります。

12時前ですが、これも計画通りに那須高原のサービスエリアで昼食にします。
新しいフードコートにも行きたかったのですが、今回の旅行の最初のご飯ということで我々的には少しだけ張り込んでちょっとは高級感のありそうなレストランの席に着きます。
私が頼んだメニューは地元産の豚肉を使ったカツカレー。揚げたてのカツがとっても美味で、カツカレーではなくトンカツで食べたいぐらいでした。
スタートのランチとしては上々です。
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昼食後に売店を覗くと、すぐ隣に美味しそうなパン屋さんがあり、明日の朝ごはんを少々悩んでいた私は、即決で明日の船中の朝食を決めました。
私の選んだパンは、「富良野メロンパン」と「アップルパイ」。富良野に向かっている私が那須で「富良野メロンパン」を買うなんて、何か不思議にお洒落な気分でした。
味の方ですが、富良野メロンパンはそれなりに美味でしたが、それ以上にアップルパイに感動しました。大きなリンゴのかたまりがごろごろとパイの中に入っていて、幸せな気持ちにさせていただきました。
那須に行ったら、また必ず買います!!

その後も順調なドライブが続き、14時頃には仙台の郊外泉インターで高速を降ります。今日はフェリー乗り場に直行ではなく、仙台郊外のリハビリ病院に入院している義母をお見舞いするのが本日旅行初日のメインイベントなのです!

どこのリハビリセンターに行っても、何か懐かしい気持ちになるのは私だけでしょうか?病気は違いますが、頑張って直そうとリハビリに向かう前向きな気持ちは、皆一緒なのです。
患者のひとりひとりに「頑張って!! 俺も頑張るから」と声を掛けたくなります。

義母は入院当初、回復のモチベーションが下がっていて、あんまりリハビリに前向きではなかったようですが、先日は孫娘(我が娘)がわざわざ神戸から見舞いに行って励まし、この日は愛娘(なんていう年ではありませんが、我が妻)が励ましたのが少し以上に効果があったようで、「リハビリ頑張る♪」とモチベーションも上がったようで、本当に行った甲斐がありました。

2時間はゆっくりに見舞い、義母のリハビリの時間が来たため4時前には病院を後にします。そのまま仙台港に行くのはまだちょっと早いので、妻の希望で市内中心部にある28年前に我々夫婦が結婚式を挙げた教会に向かいます。キリスト教関係の本が買いたいとのことでしたが、何とか無事に入手できたようです。
私も十数年ぶりに教会に入ってみましたが、挙式した風情のある教会はすっかり建て変わっていて、壁の十字架以外は教会とはわからない感じです。
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本を物色する妻を待ちながら、1985年の12月1日(結婚記念日)にしばしタイムスリップを楽しみました。

仙台市内中心部から仙台港までの道路は、営業マン時代に毎日のように営業で通った国道45号線、そう、震災で大きな被害を受けた、三陸のメイン国道です。
仙台市内の45号線には、今では被害はほとんど感じられないのですが、まだまだこの道の周辺には復興できていない被害甚大な地域があると思うと、本当に身につまされてしまいます。次こそは、この道路を仙台から青森まで走りとおしてみたいと考えています。

何度かナビがとんでもない場所で右折の指示を出したので、安全運転を標榜する私としては安全第一でナビの指示を無視したのでちょっと時間はかかりましたが、無事に仙台港に着きいよいよ北海道への船旅がスタートします。
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ということで、今回はこれで一旦投稿させていただきます! 
 
続きは近いうちに! 
 

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