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自動車運転復帰への道<その④:苦しかった新車の購入> [闘病関連トピックス]


今週もひたすら休憩して、風邪の完治と足の治療に向けてひたすらのんびりと過ごしています。
世間はGW後半の4連休なのですが、私は風邪が全く直らなかったこともあり、5月2日も熱がイマイチ引かなかったので強引に休みを貰い、5連休にしました。
昨日まで3日間は本当に何にもせずに完全休養に充てたので、お陰様で今のところ足の痛みはなくなりました。でも、明後日からは会社に行かなければいけませんので、5日間全く足を動かさずに、明後日からまた急に歩き出すとまた足が痛くなるという恐怖感はあります。
なので今日から少しずつ散歩からはじめなければいけない…と考えたからではないのですが、今日は昼に妻と外食をする積りです。いくら私の調子が悪いとは言え、GW中妻には何の楽しみも無く、ただひたすらビデオの映画ばっかり見ている毎日では、流石に妻も滅入ってしまうのではないかと考えたわけです。
また散歩に行って足が痛くなるリスクはありますが、とりあえずささやかな2013年のGWを妻に楽しんでもらうつもりです。
でも「どこに行って何を食べようか」などまだ決まっておらず、ブログを投稿後にネットで必死に調べたいと思っています。

さて今週は、先週書くつもりだった「自動車運転復帰への道」の続きである「自動車購入決定」のくだりを投稿することにします。
あまり気持ちの良い決定ではなく、皆様の参考になるとは思えないのですが…、

前回車を買ったのは12年ぐらい前。その時はたくさんのディーラーを巡り、値切りに値切ってそれなりに値切りの駆け引きを味わって購入した記憶があります。ディーラーをたくさん廻ったといっても前回は早くから買う車を決めていたので、ネットの「車を安く買う指南」を参考にして同じトヨタの系列店とネットで調べた都内の自動車販売業者を何軒か巡り、最後に本命である地元のトヨペット店に行き、数社の見積と条件を小出しにしながらタフネゴシエーションを行い、それなりに満足して契約のハンコをしたことを覚えています。
買った車はトヨタのプレミオ。会社の営業車「コロナ」で運転を覚えた私はトヨタ車のセダンが一番運転しやすく、そのコロナの流れをくむプレミオは十数年前(当時)に毎日乗っていたコロナそっくりでしたので、試乗しても一番運転しやすい車だったことを覚えています。

「次の車は3ナンバーのセダン。できれば昔の憧れ通り、『いつかは、クラウン』でクラウンに乗りたい!」と考えていたのは倒れる前。ゴルフ場に行くのにももう少し大きいセダンが欲しいので、「来年11年目のプレミオを手放し、ちょっと無理してもクラウンを買おう! でも、家の近所狭い道が多いしなぁ~ ちょっと迷うなぁ~」と思っていましたが、「兎も角クラウンの頭金貯めなきゃ!」と思っていた時にこの病気になってしまった訳です。

今は2人の子供も既に私の手を離れてしまっているので、もう大きい車は必要ありません。クラウンクラスに乗りたいと言っていたのは50歳なりの見栄でもあり、ゴルフ場に行くにも大勢で楽に乗れるという点から無理をしようと思っていた訳ですから、病気をしてゴルフも出来なくなった(まだ諦めたわけではありませんが…)私にはもうクラウンクラスに無理をして手を伸ばす必要はないわけです。
むしろ、片手片足の運転になれば運転にはリスクが高くなるわけですから、大きな車に乗るのは単にリスクが増えるだけであり当然値段も高くなるわけですから、いいことはないと思い、「小さな車にしよう!」と考えるのは当然の帰結だったのです。

周囲のみんなは「軽にしたら!?」と軽自動車を勧めてくれます。個人的にも「身障者には軽がお似合い?」と考え真剣に検討した時期もあったのですが、やっぱり軽にする気は起きませんでした。
理由は、やっぱり運転に復帰し、当面は買い物中心に近所乗りを中心にするものの、やっぱり来年にはロングドライブに復帰したいという目標があります。来年の夏休みは、何が何でも「三陸の被災地に行く!」ことが目標なのです。そうなるとやっぱり軽では… と思ってしまいます。
また、会社のビルの1階が軽専門のダイハツの販売店なので、毎朝軽の値段を見ながら通勤しているのですが、「軽って意外と安くない!」というのがショールームを見ての正直な感想です。似たような値段ならば軽にする理由はないことになります。

なので1300ccクラスのコンパクトカーに狙いを絞りました。本当ならディーラーをまわって試乗を繰り返して候補車を絞るのが筋なのでしょうが、車の改造が必要な私は、気軽に試乗ができる立場ではありません。従って、カタログと口コミなどで選ぶしかないのです。

結局カタログとネットを駆使して絞った車種は、トヨタのvitzとマツダのデミオのどっちか。他の車を選ばなかった理由は、本当に些細でつまらない理由です。たとえばこのクラス最大の売れ筋であるホンダのFITは娘が乗っている車であり、FITにすると父娘で同じ車になってしまう… というたったそれだけの理由です。(娘からも「やめてくれ!」と言われましたので… 実はそれ以外にもFITはあまり好きになれない理由が2つだけあります。ハンドルの遊びが少し大きいことと坂道ではアクセルを踏まないと下がってしまうことです。) それ以外のメーカーの車(特にN社の車)にも本当に恥ずかしくて書けないようなつまらない理由があるのですが、あまりにもみっともないので割愛させていただきます。

結局2車種に絞りましたが、直接ディーラー訪問をすることをせず、HPから資料請求/アポイントに進む方法を選択しました。12年前はディーラーを回れるだけ回り、値切ることを楽しんでいましたが、その時の正直な気分は12年前とは大きく違っていて「1社に決めなければいけない。ということは2社に行けば1社は断らなくてはいけない。気軽に断れるような人ならいいけど、いい人だったら嫌だなぁ~」
つまり営業の悲哀を充分にわかる年齢になってしまったので、断られた営業マンの気持ちが判るだけに「一生懸命にやってくれる営業マンを断りたくない。」というのが正直な気持ちになってしまったのです。

昔から自社の営業マンを指導・教育する時に、私が必ず引き合いに出すのが自動車のセールスマンでした。私のセリフはいつもだいたい同じで、「自動車のセールスマンなんて、いくら他社の車の方がいいと思っていても、N社のディーラーの営業マンは絶対にT社やH社の車は売れないんだ! それに比べて我々(旅行の営業マン)はいくら他社の企画が良い企画でも、少し頭をひねれば必ず他社を上回ることができるんだ! だから競合に負けそうになるのを自分以外の責任にするな!」と、自分以外の責任に出来る典型を自動車ディーラーの営業マンになぞらえていたのです。(本当かどうかは定かではありませんが、それなりに納得性のある話だったと思っていました。)
今回、営業マンに会う前にそんな言葉を若い営業マンによく言っていたことを鮮明に思い出していたのです。

でも結果は私なりには最悪でした。最初にアポイントを取ったのはマツダでしたが、資料請求から商談に進むまでのプロセスはほぼ完ぺき。勿論初めて会った営業マンの評価は◎で、本当にトヨタに行く前に即決したくなるような素晴らしい対応でした。
(わが社の営業マンにも、「見習え!」と言いたくなるくらい。)
でも肝心な購入しようとしている車の装備の中でどうしても納得できないことが一つ。それはキーレスエントリーを選択したとしてもエンジンスタートはボタンではなくスイッチを回さなくてはいけないという点。皆さんにとっては些細なことだと思いますが、右手が不自由な私にとっては結構拘っていたポイントなのです。
それ以外に拘っていた細かい内容は、このマツダ車でもほぼクリアできるので、スタートボタンだけが唯一の懸念材料です。価格も十分に考慮いただき、低めに予算を告げていたので、「予算オーバーですが…」と何度も謝られましたが、実は十分に予算の範囲内だったので、店を出る時には「80%はここで決めよう!」と思っていました。

翌週、トヨタのディーラーにアポイントを取って訪問します。HPでの資料請求からのすべての流れはマツダが◎に対してトヨタが「普通」(可もなく不可もない)で、これだけで決めるのであれば間違いなくマツダに軍配が上がります。会ってみた営業マンもマツダの人が◎だったとするとトヨタの人は真面目そうで誠実そうな人ですが、まだ若いかなぁ… という感じです。(勿論、悪い人ではなさそうです。)

でも、さすがトヨタ。車的には私が拘っている内容はすべてクリアになり、装備的には文句のつけようがありません。私がマツダで一番引っかかったスタートキーも私の右手でも何とか押せそうな大きなボタンです。
その他にも純正のナビのスマホ連携など、トヨタ車の方がやっぱり私の好みに合う装備を持っているようです。

価格的には頑張ってくれたマツダよりも少々高いのですが、まだ予算内です。
なのでマツダのKさんの顔が浮かんで、「断るの、申し訳ないなぁ~」と思いながらも、気持ちよく即決するためにも「もう一声」の値切りに応じていただければ即決することにして、結果はあっさりと契約してしまいました。

でも、「マツダのKさんに申し訳ないなぁ~」 とずっと思っていました。断りのメールを打つの、本当に心苦しかったです。

「マツダでトヨタの車を買えればいいなぁ!」 と本当に思ったものです。
私がずっと使わせていただいていた「自動車営業マンの悲哀」をこんな機会に実感するとは思ってもみませんでした……

なお、右麻痺の3つの改造についてはトヨタでもマツダでも予想通り10万程度でした。なので右麻痺でも車を運転するのは、そんなにハードルが高いものではないようです。

車の納車はまだ先のようですので、もう少し教習所での訓練を続けようと思っています!


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