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6月8日 [雑感]


本日6月8日で54歳になりました。
もう、誕生日が嬉しい年齢でもない筈ではあるのですが、年を取るのは確かに嬉しくはない反面、「誕生日」つまり私にとって「6月8日」というのは何とも言えない独特の感慨がある日であるのも事実なのです。
なので、今日は「6月8日」という日について考えてみることにします。

私の誕生日である6月8日は、一言でいえば1年のうちのきわめて平凡な一日で、特に”これ”と言った特徴もない、”地味ぃ~”な一日のような気がします。
子供の頃、「何の日だろう?」と必死に何かイベントを探し図書館に通った記憶があるのですが、子供の頃に読んだ本で強く記憶に残っているのは、「645年の6月8日には、大化の改新の始まりの日で、蘇我入鹿が殺された日!」というのが6月8日の最初の印象です。
当時、ある日に生まれた人は”その日に死んだ人の生まれ変わり!?”という説がありましたので、子供心に「自分は、ひょっとしたら蘇我入鹿の生まれ変わりか??」と、真剣に考えたこともありました。でも蘇我入鹿といえば、最近でこそ「悲劇の天才」などの再評価の声もでてきたものの、その当時の蘇我入鹿のイメージと言えば、「権力を振りかざした悪代官」的なイメージが強くありましたので、「歴史的人物の生まれ変わり」という言葉でも、嬉しいイメージはあまりありませんでした。
興味を持って調べてみても、自分には「蘇我入鹿だったデジャヴ」のようなものが全く見えないのが不思議だったことを覚えています。「デジャヴが見えない」なんて、今考えると当然と言えば当然なのですが…
でも、最近改めて資料を見るとどうも肝心な蘇我入鹿が殺されたのも6月8日ではなく12日だという説もあるようで、ひょっとしたら四十数年前に読んだ本の単なる間違だったのかも知れません。
でもこの「大化の改新が6月8日に始まった!」という(当時は事実と思っていた)ことは、子供心に日本史に興味を持つきっかけになったことも事実です。
なので間違いではあってもその時の子供向けの本には感謝しなければいけません。(勿論、本の名前は覚えてはいませんが…)

それ以外の6月8日の歴史的な出来事を改めてウィキペディアで調べてみても、これと言った「へぇ~!!」的な出来事も本当に少なく、何となく「365分の1よりも出来事は少ないのではないか!?」と思ってしまうような、超地味ぃ~な印象の出来事ばかりです。
フン族の王アッティラのイタリア侵入や織田信長の長島一向一揆の敗退など、歴史の教科書の重箱をつつかないとでてこない出来事が行われたのが6月8日、これを見る限り「織田信長も6月8日を生きていたんだ!」という当たり前のことに改めて気づく程度です。

ちょっと話は脱線しますが、よく話題になるドラマの「織田信長のイメージに近い俳優は誰か?」ですが、今の大河で信長を演じている江口洋介は個人的には結構いい線っているような気がします。暴君で我儘であった信長の性格をうまく演じられているような気がします。この前に観た「トヨエツの信長」は優しすぎるような気がするし…(というストーリー設定をトヨエツが上手に演じていたのでしょうが…)
尤も、子孫の織田信成さんを見ていると、信長のイメージ、結構崩れますよね!?


話を6月8日に戻します。「6月8日生まれの有名人は誰かいるのかしら??」 と、改めてウィキペディアを見てみますが、ここでもやっぱり「超、地味ぃ~な日」であることを改めて痛感してしまうのです。
1900年ぐらいまでの6月8日生まれの人には、恥ずかしながら「この人、知ってる!」という人が誰もいないのです。初めて知った名前に出会うのは1901年生まれの画家の岩田専太郎さん、1920年生まれの写真家の秋山庄太郎さんぐらいですが、いずれも、「有名人」と呼ぶにはいささか地味すぎる人ですよね!?
流石に現代のタレントでは知っている人が多くなりますが、ここでも6月8日が地味な日である印象は変えようがありません。
お笑いタレントで言えば「アントキの猪木」、「ダイノジの大谷」、「レーザーラモンRG」etc… 
まさに、「超マイナー、あるある」ですよね!?

無理矢理「へぇ~!」を探して唯一見つかったのは、「さまぁ~ず」の三村さんが6月8日で、相方大竹さんの夫人であるフジテレビの中村アナも6月8日が誕生日であることぐらいが、超地味なへぇ~ですね。

野球選手には誰かいると思っていたのですが、有名どころではダイエー、メジャー、阪神で活躍した城島選手ぐらい… それ以外では、巨人で活躍した條辺選手ぐらい。條辺さんは今はうどん屋さんをやっているのだそうです。

因みに、私と全く同じ1960年6月8日生まれは誰かいるのかしら?? と思って改めてウィキペディアを見てみると、この年だけ見事に空欄になっています。前後の年には最低1~2名以上の著名人がいるのに!?
1960年の皆様、頑張って誰か有名人になってこの空欄を埋めてくれませんかねぇ~!?

さて、最近の「6月8日」というと、悲しい話題が2つあります。今日も、「あれから○×年」と言ってこの2つの話題が取り上げられるのかと思うと、「6月8日」を心から愛する私としては、本当にやり切れなくなるのです。
1つの事件は2001年、あの大阪付属池田小で起きた無差別殺人事件です。「許せない」と言えば個人的には犯罪の中でも最大級に絶対許せない「無差別」の「子供を狙った」殺人で、今でも思い出すたびにはらわたが煮えくり返ります。
この「絶対に許せない」「非道な」犯行を犯した奴の(当時名乗っていた)旧姓が、我が息子の(苗字ではなく)名前と同じだったことも、当時本当に私を悲しくさせた原因の一つでした。当時の私は、ドラクエなどのRPGの主人公の名前を殆どが息子の名前でプレイしていましたが、この事件の怒りで折角進めていた冒険のいくつかをリセットしてしまったことを思い出します。
昔の「文通」ではありませんが、別の地域に住むネットで知り合った女性とも2年くらいメル友をしていて、ハンドルネームと断って息子の名前を略称に使っていましたが、この時もこのメールを変えて「さて、なんて名乗ろうか?」と悩んだことも記憶に残っています。

もう一つの事件はまだ記憶が生々しい「秋葉原通り魔事件」。6年前のこの6月8日も日曜日で、秋葉原の繁華街で白昼堂々の犯行が行われています。秋葉原のあの通りを通るたびに、いまだにあの時のことを思い出すのは私だけではない筈です…


こんな6月8日ですが、これからは悪いことが起きずにずっと素晴らしい6月8日になることを祈っています。個人的にはあと何回誕生日を迎えられるかはわかりませんが、できる限り誕生日は「めでたいこと」として祝うことにします。
とりあえず今日は、お気に入りのレストランで妻とランチを楽しむことには決めていて、今晩飲むワインは普段よりちょびっとだけ贅沢なワインを買いました。

「青い空 今日は私の誕生日」
子供時代、「何か俳句を作れ」と言われた授業がたまたま6月8日だったので、この句(?)を提出し、思いがけず先生から褒められてたのでいまだに覚えているこの句を思い出しました。(今考えれば季語も何も滅茶苦茶ですが…)

残念ながら、今日は青い空ではありませんが今日も前向きです!!



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