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26回目の結婚記念日 [池袋グルメ日記]


今週の木曜日、12月1日は26回目の結婚記念日でした。

最初の結婚記念日だった1年目は、9月に生まれたばかりの長女と3人の結婚記念日でした。それ以降、昨年まで二人だけで結婚記念日を過ごしたことはありません。
昨年は25周年、世間で言われる銀婚式でした。本当は記念で海外旅行でもプレゼントしようと思っていましたが、25年を迎える半年前に脳卒中で倒れたので、銀婚式は何もできませんでした。2人の子供が気を利かせて昔からの写真を集めたアルバムを作ってプレゼントしてくれましたが、それをありがたくいただくだけで、何の感謝の気持ちも表せませんでした。

勿論、今年も妻が行きたがっている海外旅行をプレゼント出来る状況にはなく、池袋の家から月~木と週4日間会社に通う毎日ですので、経済的な事情も含めて考えるとプチ旅行もプレゼントはできません。
なので、まだ池袋にいる11月30日(水)の夜に、「記念の食事をしよう!」ということになりました。

食事であれば、当然妻の好きなものということになります。年に1回の結婚記念日で、特に病身の私に献身的に尽くしてくれている妻への感謝が目的ですから、多少の贅沢はこの日ばかりは許してもらおうと思います。
妻の好物と言えば、フレンチやイタリアンではなく、典型的な日本料理である「寿司」「天ぷら」「うなぎ」のいずれかです。
その中でうなぎは値段を含めていつもとあまり変わらない(うな重 普段から「並」ですが…)ということで選択肢から外れました。寿司は普段回転ずしを時折食していますが、名店の寿司を食べる選択肢も考えられます。でも、「特上寿司」を食べるより本来は「お好み」で食べたいと思いますし、そうなると特に予算が心配ですし、酒を呑まなくなってからは間が持つかどうかも不安です。
また、池袋の回転寿司は結構レベルが高く、私も妻もそれなりに満足しています。前にレポートを書いた池袋西武8Fの回転寿司や、それよりぐっと庶民的ですが大塚の駅前の回転寿司もなかなかのレベルです。
なので、「名店の寿司」にさほど食指が動く状況でもありません。

ということで、今回はあまり外食に登場しない「天ぷら」にターゲットを絞りました。週1回の池袋外食シリーズでも天ぷらはめったに登場せず、行ったことがあるのは大塚の庶民的な天ぷら屋(とは言え、夜は完全に飲み屋で、肩身の狭い思いで天ぷら定食を食べました。)ぐらいです。
天ぷら好きの妻は「てんや」の500円天丼を愛用しているようです。私も前の職場時代には近くの「てんや」を愛用していました。いずれにせよ、昼飯には二人とも愛用している「てんや」でディナーを取る選択肢は常にありません。

「何処にしようかなぁ~」と早速ネットで情報収集です。記念日ですからある程度のレベルのお店で、かつ気軽に入れて天ぷらを堪能できるところは… と探していました。すると、かの名店「銀座 天一」の支店が池袋西武にあるではありませんか!
しかも、天ぷらの醍醐味は「カウンター揚げたてを一品一品食べること」だと思っていました。大皿に天ぷらが盛られた定食を食べるのではなく、揚げた瞬間に1つづつ食べられる食べ方がこそが、最高の天ぷらの食べ方… というのに異論を挟む人はいないと思います。
そして、この西武の支店ちゃんとカウンターもあるようです。
熟考の結果、「26周年はここにしよう」とようやく決めたのが前日。「カウンターは予約を」という書き込みに従い、前日に電話しましたが平日だったのでちゃんと7時に予約が取れました。

当日は7時の予約時間に間に合うように早めに会社を出て、池袋駅前に向かいます。
通いなれた西武8階レストラン街の一番奥の、ちょっと静かな雰囲気なところに目指すお店はあります。デパートの中ではありますが、静かな雰囲気でちょっと高級感があります。
DSC_0048.JPG

入口で予約の名前を告げると、ちょっと待たされて席に案内されます。前のお客が帰ったばかりらしく、「やっぱり人気なんだぁ」と思わせる雰囲気です。(でも、後でフリーでもカウンターに座った人たちもいました)
本来、寿司でも醍醐味は「お好み」。天ぷらもコースではなく一品ずつ注文するのがツウ。10席余りのカウンター席の真ん中にも、カウンター専門の板さんがいて、周囲の常連さんらしき人たちからの注文をテキパキと捌いています。
(これがお好みのメニューです)
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どうしようか少し迷いましたが、グルメサイトの書き込み「最初の1回はコースメニューで。2回目からは自分の好きなものをお好みで!」というアドバイスに従い、今回はコースを頼むことにしました。(でも、2度目以降来られるかどうかは??ですが)

コースは4千円から8千円まで4種類あります。こういう場合の庶民はだいたい最高や最低は頼まないものです。超庶民である私も、最低のものは「記念日なのに」というプライドが許さず、とは言え最高のメニューまでいく心の(財布の)余裕はありません。
なので今回は5千円のメニューを頼み、キリン「オールフリー」で乾杯です。

最初にサラダや突出しが出てきて、板さんはまず海老から揚げたてを出してくれました。
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因みに、最初に出てきた海老と、このためにまだ箸をつけていないサラダ&小鉢を撮ったこの写真を、席上からFacebookに投稿したところ、「食べかけ、投稿すんなよ!」というコメントが入り、ちょっとムカッと来ました。全く食べてないのに…
まぁ、一品ずつ出される名店の天ぷらをご存知ない人だと思って我慢することにしましたが… コミュニケーションって難しいものですね!?

続いて魚類と野菜が相次いで出てきます。揚げたてを食べることに集中して、以降の写真を忘れてしまいました。撮ったのはこの椎茸ぐらい。
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魚も野菜も、いい揚げ具合です。特にレンコンやアスパラなどの野菜類は、ちょっと揚げ方が足りないかなぁ…と思うぐらいの食感ですが、食べてみるとしっかりと素材の味が感じられて、ちょうど良い揚げ具合だというのがわかります。
板さんから、「追加で何か揚げましょうか?」と訊かれますが、正直結構満腹で追加は入りそうにありません。

〆はかき揚げを天丼か天茶にして食べます。個人的にはお茶を掛けて食す「天茶」に興味津々だったのですが、右手が使えない私は茶碗を持つことができず、お茶漬け系は箸で食べられないので、スプーンを貰わないと食べられません。
見栄を張らずに天茶を頼み、スプーンを貰えばいいのですが、結局意地を張って、片手で食べられる天丼にしてしまいました!

以上、妻も満足してくれた天ぷらディナーでした。今度は「お好み」で天ぷらを堪能し、〆は見栄を張らずにスプーン付きの天茶を頼もうと思います。

食後、西武の地下でケーキを買って、久しぶりに自宅で堪能しました
DSC_0062.JPG 

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