SSブログ

新たなるチャレンジ! [雑感]


今年に入って初めての&一か月ぶりの投稿になります。
今回は、ここしばらく書けなかったことを、(まだちょっと早い気もしますが)思い切ってカミングアウトしたいと思います。

書けなかったこととは、「今年3月末で、32年間勤めた会社を退職することにしました。」という、どこにでもあるけれど、自分にとっては清水の舞台より高い場所から思い切って飛び降りるような、人生最大の決断をしたことなのです。

理由はさまざまあるのですが、本当に一言で理由を申し上げれば、「たった一回限りの人生なのだから、今の環境に甘えることなく、新たな環境でいろんなことにチャレンジしてみたい。」
というと、何だか格好つけたような面はゆい心境ですが、複雑な自分の気持ちに一番近い気持ちなのかもしれません。(勿論、そんなカッコいいことばかりではなく、ドロドロした嫌な気持ちなども言えばたくさんあるのですが…)
「このまま定年まで会社勤めていれば、生活は安定しているのだから… このままあと数年会社にしがみついていればいいんじゃない!?」
普通に考えれば誰しもがそう思うでしょうし、そのようなことは以前から何人かの方からも言われた経験もあります。 私の中でも、何度も何度もこのフレーズが頭の中をグルグルと渦のように繰り返されましたが、「今の生活のままで人生を終えることを、良しとしない。」という自分のチャレンジ精神というか強い意志が、その何度となく聞こえた悪魔の囁きを打ち消してくれました。

また、私はこの6月で55歳になります。私が会社に入った頃のわが社の定年は55歳で、当時には55歳で定年になる多くの先輩を見送った経験があります。
「間もなく私も、”あの”55歳になる。」という事実も、「32年務めた会社を退くには、いいタイミングだ」と思わせてくれたことも事実です。

退職については、昨年春ぐらいから真剣に考え始めました。百回以上も、何度も自分に自問自答して自分なりに「会社を辞めよう」と決心し、まずは当然のことながら妻と子供に話しました。家族には大きくは反対されなかったことで、決意を少しだけ深めました。(我儘な私の事だから、反対しても無駄だと思ったのでしょうか?)
次に夏頃には、何人かの人生の師匠というか尊敬する先輩に逢いに行き、「会社を辞めようと思っています。」という心境を正直に打ち明けました。少しでも「背中を押してもらいたい」という気持ちがなかったかといえば嘘になりますが、自分では32年間で一回も会社を辞めたことはありませんし、そこまでの気持ちになったこともありません。
さまざまな方からさまざまなアドバイスをいただきましたが、一番心に残ったひとことは、サラリーマンを辞めて紆余曲折の末新しいビジネスモデルを作って成功者になった先輩から言われた一言
「会社を辞めたほうがいいかどうかは、実際に会社を辞めてみなければわからない。」
当たり前といえば極めて当然の一言なのですが、実際にさまざまなご経験をされた先達の口から出たひとことなので、こうやって紙に書いた以上に「言葉の重み」がありました。
口に出したご本人がどういうニュアンスでこの発言をされたかはともかく、結果としては私の背中を押してくれたひとことになりました。

同じ頃には、「実際に私のような身障者が辞めても、次の仕事なんて探せるんだろうか?」と疑問に思ったので、慎重を期すためにも障がい者の就職を専門にしている会社に登録をしてみました。
その会社に登録のための面談に行った際にも、「実際に就職が決まってから、2か月で今の会社を辞められますか?」と聞かれましたが、実際には2か月で辞めるなんて無理な話ですから、実際に面接を受けてみて万一「採用」なんてことになったら両方の会社に大変迷惑をかけることになるので、「会社を辞めてから、改めて来ます。」と登録した会社にご迷惑を掛ける前に撤退しましたので、「実際に就職できるのか?」については結局判らないままでした。

同級生などと会った際にもこの話をしてみましたが、大手企業で人事・総務の要職にある同級生からは、「障がい者雇用(の法律)が、2%に変わってからの障がい者の採用には本当に苦労している話」を聞いて、「じゃぁ、自分もいけるんじゃない?」と思うこともありました。
同級生からはお世辞で、「お前が市場に出たら、ウチが採用したいぐらいだよ…」という言葉もいただき、少しは自信になりました。

会社に退職の意思を伝えたのは9月です。「遅くとも3月末には退職したいけれど、もっと早く辞められるのであれば、それでも構わない。」と意思を伝え、検討の結果3月末の退職となった次第です。

その頃から、水面下ではさまざまな退職の準備に取り掛かります。
まずは退職していきなり生活苦にならないように、毎月の家のローンを見直します。全額返済できれば一番良いのですが、残念ながらそんな余裕はないのですが、いくつかあったローンを整理し、金利の安いローンに借り換えを行いました。今まではボーナス月にかなりの額を払っていたのですが、4月以降は「ボーナス」というものに縁が無くなるため、支払額も均等払いに変更しました。
その他、無職になるとクレジットカードなども加入できなくなるので、クレジットカードのような審査があるサービスにも「今のうちに」と思い加入しておきました。
その他4月からは出来るだけお金の出費を抑えなければなりませんので… 以前に書き込みした「ノートパソコンの購入」も実は退職に向けての準備の一つだったのです!!

4月からはとりあえず無職になります。とは言え、再就職しないで遊んでいる訳にはいかないので、失業したらすぐに就職活動を始めます。
そして、就職活動はするものの退職で時間が出来ますので、その時間で念願の「日本一周<一周目>」を加速したいと思います。
「日本一周をする」とは言え、再就職活動をしながらですし、病院にも行かなければなりませんので、ずっと旅行しっ放しという訳には残念ながらいきません。
恐らく月の半分以上は埼玉の自宅で過ごし、時間がある時に「日本一周」に出かける。という生活になるだろうと思います。このペースを1年以上も続ければ日本一周<一周目>は出来てしまうのかもしれませんが、「1年以上も再就職が決まらない。」というのは我が家的には危機的な状況なので、どっちが良いのかは何とも言えない状況です。

勿論、会社を辞めて別の会社を探す以上、「就職できれば、どこでも良い」という気持ちは(今のところは)ありません。身体上のハンデはありますが、自分の中では「やりたい仕事」はしっかりと持っているつもりです。そんな仕事(会社)に巡り合えれば4月にでも就職を決めてしまうかもしれません。そうなると「日本一周<一周目>」はまた先のことになってしまうかもしれませんが、それも仕方のないことなのでしょう。
またはやりたい仕事(会社)に巡り合えず、徐々に選択(妥協)の幅を広げてゆき、結局は全く希望と違った仕事しかなくって、「何で会社辞めたんだろう…」と後悔している自分がいるかもしれません。
どちらになるかは判りませんが、どちらも自分で決めた自分の「人生」なので、「後悔はしない」と今は固く心に誓っています。
でも、本音を言うと、夏ぐらいまではのんびりして、せめて47都道府県の半分ぐらいは制覇しておきたいと思っています。

因みに、次の会社に多くの給料を期待する気持はありません。55歳になる自分ですので、今更「正社員で!」などと言う気もありません。待遇だけを考えるのなら、今の会社を辞める選択肢は全くない訳ですから…

少しだけ残っている有休を3月までに消化してしまわないといけないので、今月から徐々に日本一周<一周目>を始めます。
今回の日本一周では、特に近場(関東近辺)では「季節感」を大切にして、その地域の「旬」を訪ねたいと思っています。
今月の日本一周<一周目>では「春を先取り」した旅に出ようと思っています。


コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 2

rie

卒業おめでとうございます!お疲れ様でした。
新しい自分に脱皮ですね。
英断だと思います(^_-)
「何かを躊躇して動かないより、Action行動する事」が、
後悔しない人生だと私も思います。
私の今年の目標は(実はこれから書こうと思っていた)
正にそれでした~のでビックリ

応援しています!
by rie (2015-02-05 07:58) 

tacsue

rieさま

応援ありがとうございます。
仰ること、正に私が悩みに悩んだ末にようやくたどり着いた結論とおんなじでした!

身障者になって、出来ないこと・時間がかかることが確かに増えましたが、とは言え、「あきらめて」しまったら終わりだと思っています。

お互いに頑張りましょう!


by tacsue (2015-02-08 08:47) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。