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北海道ドライブ紀行2014 <予告編> [プチ旅行記]


昨日、8日間に及ぶ北海道ドライブ旅行から無事に帰宅しました。

今朝は、旅行疲れから8時過ぎまでぐっすりと寝てしまい、起きてからは空になっていた冷蔵庫の中身を入れるために近所のスーパーに大量の買い物に行き、その後は荷物の片づけ、洗濯した大量の洋服を干す場所がないためにコインランドリーに行ったり、1000枚を超える写真を整理したり、写真をプリントしたりしているうちに、早くももう笑点の始まる時間になってしまいました。
でも疲れはまだまだ残っているので、今日は早めに寝て明日からの仕事に備えたいと思いますので、旅行記は次回からとさせていただきます。

今日は前段というか予告編として、今回の旅行の概要を簡単に記させていただきます。

・日程
1:6月21日(土)埼玉~仙台~フェリー乗船(船中泊)
2:6月22日(日)苫小牧~富良野観光 (富良野泊)
3:6月23日(月)富良野~美瑛観光~旭岳温泉(旭岳温泉泊)
4:6月24日(火)旭岳観光~旭山動物園~層雲峡(旭川泊)
5:6月25日(水)旭川~札幌~支笏湖~洞爺湖(洞爺湖温泉泊)
6:6月26日(木)洞爺湖~羊蹄山~積丹~小樽(小樽泊)
7:6月27日(金)小樽観光~苫小牧フェリー乗船(船中泊)
8;6月28日(土)大洗着~埼玉

・ドライブした距離
全行程1740キロ。うち本州でのドライブが500キロ弱だと思いますので、約1200キロが北海道の大地をドライブした距離です。
旅行中に給油したのは3回、合計100リッター前後を消費した計算です。いくら高速走行でハイオクのガソリンを使ったとは言え、リッター17キロ以上は私的には超満足です。
取り締まり(ネズミ取り)には数回遭遇しましたが、勿論一度も捕まることはありませんでした。(安全運転です。)
今回、北海道でありながら一度も鹿の飛び出しに遭遇することもありませんでした!

・天候について
関東は梅雨でいろいろなことがあったようですが、さすがに梅雨のない北海道、前週は雨ばかりの異常気象だったようですが、我々の普段のおこないのお陰か(?)到着日の富良野までのドライブ中と最終日の苫小牧までのドライブ中にちょっとだけ雨に降られただけで、念のため持って行った傘を出すことは全くありませんでした。
気温も結構高く、半分づつ持って行った半袖と長袖の服ですが、結局長袖の服を着る機会殆どありませんでした!(船の中ぐらい)

・予定消化度合い
半年前から綿密に何度も何度も調べたうえで予定を組んでいましたので、「これは出来なかった」などのことは殆どなく、ほぼ100%予定は消化できたと思います。むしろ時間が余って予定外のことが出来たことが多かった旅でした。
十分に調査をして綿密に予定を組んだ分、現地で遭遇した「サプライズ」が殆どなく、そういった意味では「自分で決めたルートをただただ旅しただけ」という面白味のない旅行だったとも言えますが、半年に亘る計画を考える楽しみを与えてくれたこの計画には、本当に感謝で一杯です。
北海道の大地は、今回も言い尽くせない感動を我々に与えてくれました。

・食事について
食べるものもほぼ予定(計画)通り。残念だったのは積丹での「赤ばふんウニ丼」が売り切れで、普通の「ウニ丼」になってしまったことぐらいでしょうか!?
満喫した食事のお陰で、帰宅後に計った体重は+3キロ! 早速、今日からダイエットの開始です!!
北海道はやっぱり美味しかった!!
でも、今回一番美味しかったサプライズは、1泊目の新富良野プリンスホテルの朝食で食べた「アスパラのバター炒め」 「やっぱり、北海道のアスパラは無茶苦茶旨い!」と、その後も何度もアスパラを注文しましたが、この富良野のアスパラを超える味には結局最後まで出会えませんでした。

・写真
撮った写真の枚数は デジカメ650枚 スマホ440枚と合計で1000枚を超えました。勿論、半分以上は失敗作ですが、やっぱりモデル(北海道)がいいせいか私のつたない腕でも何とか見られる写真がそれなりにあり、ブログに乗せたい写真がたくさんあって、今から悩み始めているところです。


ということで、今日はとびっきりの風景を1枚だけ掲載します。
「来年の年賀状はこれにしよう!」 と決めながら撮った快晴の旭岳です。
下に見えるのは、間もなく7月になるのにまだまだ残っている残雪です!!
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次回から、本格的な旅行記を掲載します!


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熊谷にてお花見 [プチ旅行記]


土曜日の午前中は理学療法士さんが訪問リハビリに来てくれて、相変わらず思うように動いてくれない手と足のリハビリをします。
足のリハビリ=歩行訓練なので、雪が降ったりしなければ外に出て足を動かす訓練などをしたり歩き方をチェックいただいた後には、自宅周辺の決まったルートを歩いて時間と歩数を計っています。
その(足のリハビリ)前半の「足を動かす練習&歩き方チェック」については、下がぬかるんでいたり他の人が先に使っているなどのことがない限り自宅に前にある公園で行うのが通常なのですが、昨日はこの自宅前の公園の桜が本当に満開というか散り始める寸前の最後のけなげな美しさを全身で放っていたため、リハビリを指導いただく理学療法士さんの目を盗んで、思わずスマホでパチリと写真を撮ってしまいました。
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私の生活圏内にある桜もこの桜のようにぼちぼち今日あたりから散り始めるのかなぁ…と思うと、「今年も満足に花見をしていなかった。」ことに気づきます。
「そういえば最近は、花見なんて全くしていないなぁ!?」ということにふと気がつきました。病気になる前は毎年春の夜には「飲み会としてのお花見」を必ずしていたのに… 「夜のお花見」に参加しなくなって、昼のお花見もしていないのです。

ということで、俄かに思い立ってそのまま花見に行ってみることにしました! 地元埼玉県の再発見シリーズ第3弾です。
行き先ですが、埼玉の桜の名所と言えば近いところでは大宮の氷川神社横の大宮公園の桜があまりにも有名ですが、ここは大宮勤務時代に毎年この季節には社員全員で大宴会をしていて、(この時期恒例の)新入社員の暴走により我々は事後処理(内容は大半はご想像の通りです)をさせられた苦い思い出が強く、正直あんまり良い印象は残っていません。
(桜は本当に綺麗なのですが… すみません。)
埼玉で大宮公園以外に「全国桜100選」に選ばれている場所は長瀞なのですが、長瀞は昨年秋に(このシリーズ第2弾で)紅葉を見に行ったばかりですし、肝心な桜の開花状況はというと長瀞はこのあたりよりちょっと遅いらしく「まだ咲き始め」のようです。

我が家周辺では、利根川河川敷の桜と菜の花の2色の風景が楽しめる幸手の権現堂が有名で、我が家でも子供たちが小さい頃には家族で花見に行ったこともありましたが、この権現堂には駐車場が少なく、今日あたりは駐車場争奪戦が凄いことになっていることは間違いなさそうです。おまけに妻は昨年平日に近所の方とここに行ったらしく、2年続けてではモチベーションも上がらないようです。

ということで少しだけ悩んだ挙句、ドライブも兼ねて熊谷の荒川の堤防の桜を見に行くことにして、車をスタートさせました。
熊谷に行のは本当に久しぶりです。大宮勤務時代は、埼玉県の仕事では熊谷にはしょっちゅう行っていました。特に2004年には埼玉で国体があり開会式は熊谷だったのでその関係で本当に頻繁に通っていたことを思い出します。
我が家を11時前にスタートし、県の北部を縦断する感じで懐かしい場所のドライブが続き、12時前には熊谷の中心街に入ります。そろそろお腹も空いて来ますが、取りあえず今回のメインであるお花見を先にしようと思っています。
我々の心境は、「団子より花」でした。

熊谷の荒川河川敷が近づくと、車の渋滞も徐々に激しくなります。アクセス道路には「駐車場1日500円」の看板も目立ち実際に車を停めて歩いている人たちも多いのですが、「荒川河川敷臨時P」の看板もあり、この臨時Pがいくらなのかは不明ですが、とりあえず車の流れにそのまま流される格好で先へ先へと進みます。
車の流れはゆっくりとですが徐々に進み、川の土手に上がったらすぐに河川敷に降りて、係員の誘導で川沿いに続く道路に誘導され、その道路の先の方の端っこに徐々に駐車してゆくようです。設備も何にもない河川敷の道に車を停めるのですから、料金は取りようがない(=無料)のようです。
諦めて入り口近くの「臨時有料P」に停めなくて本当に良かったと思います。

ノロノロと駐車スペースまで走りながらも、満開の桜がずっと続くさまは車の中から眺めていましたが、確かに荒川の河川敷にずっと続く桜並木のさまは本当に見事です。車を停めた場所は防波堤より下ですが、ここから見ると横には菜の花が咲き乱れていて、見上げると満開の桜です。菜の花の黄色と桜の2色のコントラストは美しく、妻は「(幸手の)権現堂みたい」と言っています。
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(下から眺めるとこんな感じです。)

上にあがって桜並木を楽しみたいので、足が悪い私でも何とか登れそうな登りが楽そうで花が少ない場所を探します。小さな子供ですらスイスイとよじ登っていくのですが、私は何度かしりもちをつきながら、何とか何とかようやく上に登ることが出来ました。上から全景を見るとこんな感じです。左下(2台目)にはわが愛車もちゃんと停まっています。
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そのまま河原を桜を愛でながら散歩を続けます。桜の下には家族連れが花見でお弁当などを楽しんでいます。でもこの堤防まで登るのに大変な苦労をしたばかりなので、「この下に知り合いがいて、『一緒にお弁当食べようよ!』って誘われても、ここ降りられるかなぁ~!?」なんて、あり得ないことを考えたりしながら歩いていました。
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堤防の反対側には露店が並んでいます。「団子より花」だった私も1時が近くなるとさすがに空腹を覚えます。タコ焼きや焼きそばなどの定番のお店をはじめ、「ふりふりポテト」などの新しい食べ物のお店もあるようです。でも結局私が買うのは新しいものではなくいつもの定番。この日もタコ焼きに熱い視線を送っている妻には申し訳ないと思いながら、「花にはやっぱり団子だよねぇ!?」と訳のわからない理屈をつけて、強引に「大判焼き」を買っている我儘な私がいました。
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全長は2キロ以上あるようですが、駐車場所からゆっくり30分ぐらい歩くと道路で公園はふさがれており、この先もまだ桜は続くようですが、公園はここまでのようです。富士山が遠くに見えており、「桜と富士山」という日本を代表する風景です。
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来た時と同じ道をもう一度桜を愛でながら引き返します。

お昼時間は大分過ぎましたが、ようやく昼食をいただきます。
熊谷と言えば名物は「うどん」。埼玉や北関東には加須などうどんを名物にしているところは多いのですが熊谷もその一つで、昔から営業に来るとその独特の太くて平打ちのうどんを楽しんだものです。
でも残念ながら昔よく言ったうどん屋さんのことは、(誰かに連れて行ってもらったことが多かったからなのか)あまり覚えておらず、突然思い立ったため十分に調べて思い出す時間もなかったことから、とりあえず「食べログ」で一番上にあり評価も高かったし、名前も今日にふさわしいので即決した「さくらや」さんでいただきました。
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肉キノコ汁うどんにかき揚げをトッピングするという贅沢を味わいましたが、かき揚げはその場で揚げてくれているので一緒には出てきません。空腹もあり写真のために待つことはしません(できません)でした。
桜に久々の熊谷うどん… と大満足の1日になりました!

ようやく春になったので、ドライブの外出をもっともっと増やそうと思います!


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9連休と川越散歩 [プチ旅行記]


今年の年末年始は9連休。カレンダーの成せる業で7年に1回の割でこのような長期の休みがあるはずなのですが、記憶力の弱くなった私にはこれだけの長い休みは(初めての)凄い長期の休みのような気がしています。
これだけ休みが長いと、休みを持て余し「どこか旅行にでも行きたい!」とも考えるものの、残念ながら長期の旅行やましてや海外旅行に行くなんてことは相変わらず夢のまた夢です。
とりあえず9連休前半のレポートをします。

1日目:12月28日(土)
この日は早くも正月用品の買い出しに妻と出かけます。大晦日近くなると全体的に価格が上がり店も混むので、消費期限が長いものは今のうちに買っておくに限ると考えるからです。
私はヨーカドーが8のつく「ハッピーデー」で5%引きなので、ヨーカドーに行くつもりでいましたが、朝から凄い量のチラシを念入りにチェックした妻の結論は「近所のカスミが安い!」ということで、今年最後のリハビリをした後に、いつもの我が家のメインスーパーであるカスミでおせち用品などを買物します。
因みにおせちは毎年息子の勤務先から「高級中華おせち」をいただくのですが、でも何となくきんとんや煮物などの「和のおせち」がないのもちょっと寂しいので、簡単に和のおせちもリクエストしています。
カスミの2店舗(近所に違う業態のお店が2つあります)で大量の買い物をした後は、妻の久し振りのリクエストで和食定食屋チェーンの「大戸屋」でランチを楽しみました。

2日目:12月29日(日)
この日は妻とプチトリップを楽しむ予定にしていました。行き先は「埼玉再発見シリーズ第3弾」で埼玉で最大の観光地川越に行く予定でした。
でも前日充電を満タンにしていたのにもかかわらず、朝起きたら携帯の充電がゼロになっています… この1ケ月充電の調子の悪い携帯が遂にいかれたようです。
右手が不自由で財布を取り出して小銭を出すのが辛い私は、普段の通勤でモバイルSuicaを使い、コンビニなどでの支払いにもSuicaやID、Edyをフル活用しており、携帯の調子が悪いと普段の生活や電車に乗って会社にも行けない致命傷になりますので、急遽プチトリップを延期して携帯の機種変を決意します。
因みに今の携帯GALAXY SⅢはまだ1年半、その前のXPERIAもたった1年で機種変する羽目になってしまいましたので、2年半で3台目のスマホという何とも贅沢な使い方です。
でも今のGalaxy、異常に電池持ちが短く1日2回充電をしなければいけないという状況が1年以上続いていたのに加えて、1か月前からは何故か充電器を認識しないことも多く、充電していると思っていたら殆ど充電されていないこともあり、本当にストレスを感じていました。修理には「しばらく預かり」になるようですし、ネットを見る限りこの「充電口の不具合」は、Galaxyに多発しているトラブルのようで、「打つ手なし!」という書き込みも多く見られます。
「たまにはキムチもいいかも!?」と思って買った韓国製ですが、もう懲り懲りです。今後、韓国製は(食べる)キムチだけにしておきます。
ということで、朝10時の開店を待ってdocomoショップへ。今度のスマホは「電池持ちの良い日本製」という条件で以前から目を付けていたシャープのアクオスフォンの最新型です。CMで「電池持ち3日間」と盛んに宣伝している機種ですので、この1年の「充電切れの恐怖」からようやく解放されるでしょうか…?
帰宅後は、いつものようにずっと新機種と格闘して過ごしていました。

3日目:12月30日(月)
この日は前日行けなかった「埼玉再発見シリーズ第3弾」川越へ。もう年末でお店が閉まっている恐怖はありましたが、その場合は近くなので「また来ればいい」と考えてとりあえず行ってみることにしたのです。
埼玉では「さいたま市」に次ぐ大都市の川越、大宮の支店に4年勤務した私はしょっちゅう行くことがあった街ですが、観光の中心地「蔵づくりの街並み」は車で通った程度ですし、妻は17年の埼玉在住で行ったことがないとのことです。
家出発は9時。これでも早く着きすぎる心配はありましたが、9時40分には目指す川越市役所の有料駐車場に着いていました。この駐車場、平日は来庁者用ですが土日は観光客用の有料駐車場になるとのことで、御用納めが終わったこの日は月曜日ですが普通の有料駐車場になっています。ガラガラの駐車場に車を停め、まずは蔵づくりの街並みを目指します。
到着した街並みには、まだ観光客の姿は殆ど見えません。
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とりあえず街並み散歩を始めます。いきなり古い建物らしいものが見えますのでパチリ。後で聞くと1792年に建てられた歴史的建造物だそうです。「1792年ていつ頃?」と言われて、思わず「フランス革命の年!」と言ってしまいました。
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10時を過ぎた頃には半分ぐらいの店はオープンし、観光客も徐々に増えてきたようです。約半分の店はもう正月休みに入っていたようです。でも、市の施設である博物館などは全て休館日のようです。
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街中には正月飾りや門松なども見えています。
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観光用の人力車に勧誘され、生まれて初めて人力車を楽しむことにしました。
2人で乗って30分6000円です。昔ならば絶対に乗ることはなかったと思いますが、… 私も妻も初体験です。
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こんな感じで案内を聞きながらゆっくりと街並みを巡ります。
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この建物、今は何と「歯医者さん」なのだそうです。こんなことも人力車に乗って案内いただかないと判りませんよね。
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我が家のメインバンクと同じ「埼玉りそな銀行」。キリスト教にはうるさい妻が「ニコライ堂みたい」と言いましたが、設計者が同じなのだそうです。
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30分超の人力車での散歩を終え、有名な菓子屋横丁へ。お菓子のお土産を仕入れて焼き立てのせんべいなどの「食べ歩き」を楽しみます。
勿論、川越名物といえば”芋”。芋のまんじゅうやたい焼きなどもしっかりと食べ歩きさせていただきました。
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半分のお店は休みではありますが、全部のお店が開いていても全部に入れるわけではないので、「楽しみは変わらない」と考えることにしました。
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その後再び蔵造りのメインストリートに戻り、半分開いているお店のぶらり歩きを楽しみます。観光客も少しずつ増えてきたようです。
川越のシンボル「時の鐘」。12時に鐘がなるという話を人力車の車夫さんに聞いていたので、本日3回目の立ち寄りです。昔は人力で鐘をついていたようですが、今は自動で橦木を動かしてついているのだそうです。
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その後、街並みを楽しみながら駅方面への散策を楽しみ、「小江戸蔵里」という元酒蔵の観光施設でお土産の品定めをして、(特に名物ではない)ランチを楽しみます。

その後は西武線の終点駅名としては子供の頃から馴染みがある本川越駅に行き、その後タクシーで車を停めていた市役所まで戻り、帰宅の途につきました。
でも駐車場の出口が詰まっていて全く動きません。どうも駐車場の料金収受機が故障している模様で、前の車の運転手さんが備え付けの電話でやり取りをしています。15分後に駆けつけてきた係員さんがその後も機械を必死に修繕するものの、直る気配はなく、待っている人のイライラは頂点に達しつつありました。
結果、直らず待ち人のイライラに負けた格好の係員さんは、辛抱強く30分以上待った我々を無料で出庫させてくれました。
1000円を超える駐車料を払わなくて済んだので、ラッキーと言えばラッキーではありますが、後味はあまり良いものではありません。
駐車料金をちゃんと払いに、来年もう一度来ようと思いました。

連休4日目の今日は、正月準備で1日過ごすことにします。


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長瀞紅葉紀行 [プチ旅行記]


先週は、「予告通り」に定例の日曜日のブログ投稿をサボってしまいました。
ブログをサボって何をしていたのかと言うと、地元埼玉県の紅葉の名所「長瀞」に紅葉を見に行って来たのです!

本当は今年こそ日光辺りの紅葉を見に行きたかったのですが、天気予報とにらめっこしながら「いつ行こうか?」と悩んでいましたが、なかなか「今でしょ!」というタイミングも掴めないうちに、紅葉のピークは栃木県を過ぎて我が埼玉まで南下してきてしまったようなので、今年の日光の紅葉狩りは諦めて、地元である「埼玉県見直しキャンペーン」と勝手に名付けた「ご近所観光その2」としようと考えたのです。
(その1は先日言った行田の忍城ということにさせていただきます。)

先週の日曜日の天気予報は当初より「曇り」なので問題は無さそう。でもタイミング良く(悪く)その前日土曜日の人気TV「アド街ック天国」では隣町の秩父を取り上げていて、紅葉シーズンの混雑に更に拍車が掛かりそうです。
でも来週末(つまり今日)の天気もその時点では不明だし、来週は一応祝日がらみでもあるので来週だって激混みの条件は揃っています。なので予定通り決行することにして前日は早めに床に着きました。

自宅出発は7時半過ぎ。昨日の「アド街」の影響が心配だったのと、「曇り」予報は当日が近づくにつれて徐々に「晴れ」に変わり、思った以上に「絶好の紅葉狩り日和」の一日になりそう=混みそうな予感がしたので、最近年のせいで必ず予定より早く起きる高齢者の習性を利用して、予定より30分早く愛車のアクセルをスタートさせたのです。

自宅近辺の田舎の裏道をスイスイと抜け、桶川北本ICから圏央道に乗ります。自宅から圏央道までは裏道スイスイとは言え、何だかんだで30分以上は掛かります。圏央道が無かったころ、関越道東松山ICまで行くには間違いなく1時間以上は掛かっていたので、圏央道ができてアクセスは20分以上は短縮できたとは言え、圏央道の次の区間が開通し、次の「白岡菖蒲IC」まで高速がつながると、自宅から高速の入り口までは僅か10分程度になります。そうなると関越道までのアクセスは往時から30分以上は短縮できることになりますので、「ゴルフに行くにも30分は昔より寝坊できるなぁ~」なんてことを考えながら車がほとんど走っていない圏央道を快適に走ります。

鶴ヶ島ジャンクションからは3年半ぶりの関越道。さすがに関越道はそれなりに混んでいて、渋滞を予感させる交通量です。でも30分早いお蔭なのか渋滞は発生せず、予定通り昔ゴルフでも仕事でもよく降りた「花園IC」で関越道を降り、秩父方面を目指します。

結局渋滞には巻き込まれずに9時少し前には長瀞に到着、まずは長瀞の観光の中心と思われる秩父鉄道の「長瀞駅」を目指します。
埼玉県民になって17年目になる私ではありますが、実は長瀞に来るのは初めてです。 昔はよく秩父に来るのにこの道を通り、長瀞を通過するたびに、「ここが埼玉では数少ない観光地の長瀞かぁ… 今度来てライン下りでもしてみたいなぁ!!」とは何度も思ってはいたものの「いつでも来られる」という気安さ故か、結局一度も来ていませんでした。

同じ埼玉県ですが、ガイドブックを読んだわけでもないので、長瀞に行って「どこを観光すればよいのか」については正直あまりわかってはいません。長瀞と言えばライン下り(川下り)が有名ですが、私のような身障者がこの船に乗れるかどうかの情報もありません。
なので、観光の定番「まず観光案内所に行って、情報収集」しようと、長瀞駅を目指した次第です。
関越道から国道を走って来た大半の車が長瀞駅前を目指し、みんな駅前にたくさんある「ライン下り乗り場&有料駐車場」にそれぞれ吸い込まれて行きます。事前のネット情報で「有料駐車場は1日500円。でも、ライン下りに乗れば無料」という知識は得ていましたので、とりあえず駐車場の1つに誘導されるままに車を停めます。
車を降りると係員さんが寄ってきて、「船乗るの?」と聞いてきますのでとりあえず「はい、その予定です。」と言うとすぐ横の案内所に案内されます。
なのでまずはその案内所で「こんな身障者ですが、船に乗れるでしょうか?」と聞いてみると、「大丈夫ですよ。乗り場までは車で送りますから。」とのことだったので、それではとお世話になることにしてお金を払います。
船代の定価は1,500円で、ネットの割引券を持って行くと1400円になるようなので、事前にプリントした割引券を見せたのですが、どうも割引券とは会社が違うようです。でもここでも身障者割引があり1500円が1200円になりました。
どうも長瀞のライン下りを運行している会社は3社以上はあるようで、各社ごとに駐車場と案内所があるようです。あちこちで客引きまがいの客取り合戦が展開されていることも納得できますね、

我々が申し込んだ案内所にも次から次へと乗船客が来て、20人一組ぐらいでマイクロバスが来て船着き場まで案内していきます。30分ぐらいでようやく我々の順番になりましたが、我々はバスには乗らずに、船頭さんと乗用車に乗って凄い急坂を車でゆっくりと下って船の目の前までご案内いただきます。「この急坂、バスには無理だぁ!」と思っていましたが、やはりバスの一般客は坂の上から歩いて船着き場まで降りてきますので、我々だけ身障者ゆえのVIP待遇です。
これで300円引きの乗船料とは本当に申し訳ないと思ってしまいます。「身障者割増」でも文句は言えないのに…
船は20人乗りで、左右に座れる段のようなスペースがありますので、足の悪い私でも何とか乗れます。乗船の時に船を跨がないといけませんが、端に腰を下ろすことで足を上げて何とか乗船できます。先に乗せていただいた後、満席になった船は前後に船頭さんが乗り静かにスタートします。
満員の船はこんな感じでした。
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肝心な紅葉ですが、正直ライン下りから見える紅葉は「今一歩」という色づき具合です。
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川下りは流れが激しい場所とそうでない場所があり、たった20分強の船下りでも全く退屈せずに楽しめます。身障者の私でも十分に楽しめるような乗り心地とスリルでした。
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川の流れは結構激しく、「回送、大変そうだなぁ~? だから二人いるのかな?」と思っていましたが、回送は人間二人でも無理で、船は陸揚げしてトラックで運ぶのだそうです。(どうりで回送の風景を見ないと思った!)
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船を降りた場所にはすぐ近くにマイクロバスが迎えに来ており、帰りはVIP待遇ではなくみんなとバスに乗って再び長瀞駅前まで戻ります。
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その後、駅の横にある観光案内所のおススメにより、近くの「宝登山」のロープウエイに乗ってみようと、駅からのシャトルバスを待っていましたが、ロープウエイに不具合が発生したとのことでしばらく運行停止とのこと。元気があれば歩いて登っても良いのですが、今の私にはできることではありません。
結局この日はその後もこのロープウエイは復旧せずに、私と煙の好きな「高いところにのぼる」ことは叶いませんでした。

次に行ったのは上長瀞駅近くの紅葉の名所「月の石もみじ公園」。
「月の石?アポロ11号を思い出すなぁ~!?」1970年の大阪万博ではアポロ11号の持ち帰った月の石を見るのに4時間の行列だったことを思い出し、4時間並ぶ根性がなかった当時5年生だった私は、当然のごとくアメリカ館の見学を諦めたのですが、行列の全くなかった「国連館」で思いがけず「月の石のかけら」を行列なしでゆっくりと見られ、友達に自慢したことを懐かしく思い出しましたが、どうもその「月の石」とは関係ないようです。
満車の駐車場に何とか車を停めると、高浜虚子の句碑というか看板がありました。
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でもさすがに紅葉名所の紅葉は綺麗です。
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たくさんの観光客がそれぞれ思いを込めて写真を撮って、紅葉を満喫しています。
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川沿いには遊歩道があって、散歩すれば長瀞を満喫できるのでしょうが、手すりのない遊歩道はアップダウンが激しく、それなりにリスクが高そうでとっても私が散歩できるような状況にはなさそうでこれ以上の散策は断念しました。

ちょっと早いけれど長瀞駅前よりはまだ空いていそうな上長瀞駅前の蕎麦屋でお昼をいただきます。「蕎麦は長瀞名物っぽいから、昼はそばにしよう!」と妻に言っておきながら、蕎麦屋に座って頼んだメニューは「天ぷらうどん」。「午後、どうしようか」などの考え事をしていたので完全に私のうっかりミスです。数分後に自分の間違いに気づいて慌てて訂正しようと思っても、時すでに遅し… です。
11時半前なのに、蕎麦屋さんにはもう行列ができていました。

昼食後、上長瀞駅を散歩。長瀞駅はすごい混雑でしたが、隣駅の上長瀞駅は静かなものです。あと20分待てばSLが通過するダイアなのでこのまま待つことも考えましたが、先日も新潟までSLに乗りに行ったばかりでしたので、先を急ぐことにして上長瀞駅を後にしました。
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でも実は、残念ながらすごい偶然のチャンスをほんの少しのタイミングで逃していたのです。翌日Facebookを見ていると、何と凄い偶然にも友人がこの上長瀞駅からのSL写真を投稿しているではありませんか!? この駅であと20分待っていたら、東京でもめったに逢うことがない友人とこの長瀞の地で偶然に再開できたことになります!! 本当に惜しかった!!

その後は「温泉に入りたい」という妻のリクエストもあり近くの日帰り温泉「満願の湯」へ。昨日の「アド街」でも見た記憶がありましたが、アド街の秩父第15位にランクインしていた日帰り温泉です。
放送翌日なので凄い混雑で、巨大な駐車場がほぼ満車状態でした。手すりなどの状況もわからなかったため、妻のみ入浴を楽しみ私は駐車場で休憩していました。
妻曰く、やはり「凄い混雑で芋の子を洗うような日帰り温泉」だったようです。
さすがにアド街の威力はすごいものがありますね。
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近くに「秩父華厳の滝」という看板があったので名前に釣られて向かってみます。道路はどんどん細くなり、四国の山奥でしか経験したことがないような滅茶苦茶細い道になり、たまにある少し広くなった場所でないと対向車が来てもすれ違うことができず、結構プレッシャーがかかります。でも何とか往復5回のすれ違いも無事にクリアすることができました。
駐車場から滝までの道も私には厳しい道でしたが、何とか滝までたどり着くことができました。
ようやくたどり着いた滝を見た感想は… 「華厳の滝!? 名前負けだろっ!」
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その後もう一度長瀞駅まで戻り、運休中のロープウエイをチェックしてみましたが、相変わらず停止中のまま。その後の駅周辺も更にすごい混雑で、車を停めることすら大変そうなので、これ以上の観光を諦めて帰宅の途につきました。

途中、花園IC付近では凄い人出があり、何かを待っています。誰か芸能人でも来るのでしょうか?
でも芸能人の追っかけだとすると、異常に年齢層が高いと感じます。
「何だろう…??」と運転しながら見てみると、何人かのご老人の手には日の丸の旗が…
妻「これは天皇陛下が来るに違いない!」
私「でも、天皇にしては(私の経験では)警備が緩い。恐らくこの警備を見る限り皇太子だろう!」

家についてネットをチェック。私の予想通り、やっぱり皇太子殿下でした。


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(日帰り)列車満喫の旅<その4:会津鉄道トロッコ列車と会津発浅草行> [プチ旅行記]


ようやく日帰り旅行記も最終になりました。

4、会津鉄道トロッコ列車&会津から東武で埼玉へ

会津若松駅でのSLとトロッコ列車の接続時間は僅か7分。元気な人なら何てことはない時間なのでしょうが、足が悪い私は階段の昇り降りに人の倍以上の時間がかかるため、結構プレッシャーがかかります。おまけにこのSL、さっきから毎回ダイヤより数分遅れる~停車のたびに遅れを取り戻して定刻出発に戻る… の繰り返しで、喜多方は定刻に出発したものの、今までのパターンからすると終着駅会津若松には同じように数分遅れて到着⇒ということは間に合わない? と思うと少々心配です。

なので喜多方を出てからすぐに車掌さんから聞いた「階段は先頭車が一番近い」という情報を信じて、先頭車に移動します。
終着会津若松が近づき、乗り継ぎ等の案内のアナウンスが流れますが、目指す会津鉄道の乗り継ぎ案内では「次の列車は1時間後」という案内があり、7分後のトロッコ列車の存在には一切触れられません。
「これは、乗り継ぎ指定列車ではなく、時間になったら無情にも出発してしまうかも??」と俄かに心配が増幅します。
もっとも観光要素の高い時間がかかるトロッコ列車に乗り遅れて、1時間後の普通列車に乗っても、終点の会津田島では同じ列車に乗り継げることは判っていましたので、乗り遅れても問題ないといえばないのですが…

会津若松到着は予想通り4分ほど遅れです。目指す階段は… しかし1号車は無情にも階段を通り過ぎて停まります。
「車掌さん、情報違うじゃん!」と万一乗り遅れたら文句言わなきゃ… と考えて下車しましたが、目の前にはエレベーターがあり、怪我の功名状態でした。
目指す会津鉄道の階段を時間をかけて降りながら時計を見ると、あと1分で発車の時間です。でも転倒の恐怖のある私には、階段を走るわけにはいきません。

何とか間に合い、3両編成の列車とご対面です。ホームにいた係員さんに「これがトロッコ車両ですか?」と聞くと驚いたような顔で「予約制で、今日は満席ですよ!」とガラガラの車内を見ながら言われます。なので私もおもむろに予約券を取り出し、「予約してます!」と言うと、「今日、団体以外もいたんだ…」と言いながら無人の真ん中の車両に案内されます
席に座る間もなく、列車は定刻に発車してゆきました。
(こんな状況なので、写真は撮れませんでした。)

列車は3両編成。「トロッコ列車」と書きましたが、正式には「お座トロ列車」というそうです。先頭車が畳の「お座敷列車」で、真ん中の車両が「トロッコ列車」、最後尾が豪華な椅子がある「展望列車」です。人気はお座敷とトロッコに集中しているようですが、足の悪い私にとってはお座敷はNGですし、トロッコは雨対策で窓も屋根もあり、立山などのトロッコ列車のような迫力はない普通の列車のようです。
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誰もいない車両(車両の指定はありますが、座席指定はありません)に座るとすぐに先ほどの係員が来て、「本日途中の駅で団体さんが乗ってきますので満席になります。なのでその時は相席になりますが宜しいですか?」とファミレスのような注意があります。勿論、今まで鉄道のボックス席で「相席NG!」と言ったことはありませんので… 
でも、見た目が予想よりも良かったので、「こっちにすればよかった!」とちょっとだけ後悔した展望車にも魅力があったので、係員さんに「団体で満席なら、後ろの展望車に移りましょうか?」と言いましたが、「展望車も本日は満席です!」と断られてしまいました。
なので団体客の中にポツンと座る自分の姿を覚悟しました…

列車は会津の田舎風景をのんびりと走ります。鶴ヶ城の近くを通るので、列車のからちょっとでも眺められるのを期待していましたが、残念ながら見ることは出来ませんでした。
西若松でJRの線路を離れ、会津鉄道に入ります。車内で会津鉄道の乗車券を購入します。「この路線の乗車券は驚くほど高いですよ!」と聞いていましたが、西若松から終点会津田島までの乗車券は車内でも手帳を見せなくても「身障者割引」をを適用していただいたようです。身障者割引を適用してもらったことは、実は後で知りました。少しは売り上げに貢献しようと思ったのに…

最初の長時間停車は芦ノ牧温泉。昔から芦ノ牧温泉の大型旅館には随分お世話になりましたが、温泉街と駅は遠いので久し振りにぶらり歩きをすることは出来ません。
でも、このあたりの風景、本当に不思議な「懐かしさ」を感じます。
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この鉄道の名物はこの駅の駅長の「猫」。乗客の多くも猫駅長に逢うのを楽しみに来ていたようですが、この時間の猫駅長は「お昼寝タイム」らしく、「奥で寝ています。」とのこと。駅長との遭遇は叶いませんでした。
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発車間際になっても係員さんは何やら連絡を取り合っています。聞いてみると「この駅から乗車予定だった団体さんが遅れており、間に合いそうもない。」とのこと。
こんな話を聞くと予約時間がある施設や乗り物と、のんびりとショッピングや昼食でお酒を飲んですっかり盛り上がって時間を忘れて楽しむお客さんとの狭間で、時間管理に苦悩した添乗員時代のことをリアルに思い出してしまいます。
添乗員がいるかいないかは聞いていませんでしたが、「間に合うといいなぁ」と業界関係者として密かに祈る反面、「このままの方が旅は楽しめるなぁ」という正直な気持ちもあり、複雑ではありましたが、列車は発車時間を数分遅らせて待ったにもかかわらず、諦めて芦ノ牧温泉息駅を発車してゆきました。
「団体客で満員の中に窮屈な思いをする一人」から一転して「三連休なのに人気列車を貸切状態」です。
でも、この駅からやこの後の駅からは何人かの一般客は乗ってきます。少しでもマイナスを取り戻そうと商売をしているのでしょうか? 本当に逞しい経営で嬉しくなります。頑張れ! 会津鉄道!
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この後はどんどんと景色の良いエリアに入っていきます。
景色が良い場所では一定時間停車してくれ、風景を満喫する時間を作ってくれるのも観光列車ならではです。
この「ト止」という看板は、「トロッコ列車止まれ!」という意味の信号なのでしょう。
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写真タイムの停車はその後も何回かありました。
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それ以外にもトンネルに入ると列車の中からビデオをトンネルの壁面に映し出すサービスがあるのですが、これは1両の中でも見やすい場所と見にくい場所があるようです。写真にもトライしましたが、設定を変える暇もなくフラッシュが光ってしまうため、結局何の変哲もないトンネル内の写真になってしまいました。

次の長時間停車は湯野上温泉駅。温泉で有名というよりは、あの大内宿へのアクセス駅なので、本当に半日以上ゆっくりと歩いてみたい場所です。
この駅で、地元の売り上げに貢献するべくささやかにお土産を買いました。名物は「とち餅」。土地そのもののように素朴な味でした。
会津のすべての駅にはこの看板があり、「八重」で会津を盛り上げているようです。
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車窓風景が変わり、高原のような雰囲気になってきたところが景勝地「塔のへつり」。駅から少し歩いたところに百万年の歳月をかけて浸食と風化を繰り返してきた見事な景観があるのだそうです。
大内宿と含め、2泊ぐらいの旅行でじっくりと見る価値は十分にあるのでしょうが、今日はとにかく先を急ぎます。
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会津鉄道の終点は会津田島。お世話になった会津鉄道を最後にパチリ。
トロッコやお座敷など3両でも1両ずつ全く違う車両ですが、こちらは(次回はこれにしようと決めた)展望車です。
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このたびで唯一と言っていいくらいゆっくりとした乗継時間がありました。時間があったので駅に外に出てパチリ。
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でも、駅の周りにも何もなさそうです。

次の列車は快速浅草行。始発の会津田島駅ではたったの2両編成です。勿論、埼玉あたりを2両で走っているところは見たことがないので、どこかで増結するのでしょうが、「会津から(東京の)浅草まで直行」というのがちょっと新鮮でした。
出発の時点では、とりあえずボックス席は独占できていました。

しばらくは駅に必ず「八重のふるさと」の看板がある会津が続きます。
時折、美しい風景も見えますが、今度は観光列車ではないので停まってはくれません。
会津高原尾瀬口駅です。「ここからも尾瀬に行けるんだ…」と思っていたら、大量のお客さんが乗ってきて、ボックス独占⇒立っている人もぎゅうぎゅう詰の通勤列車のような状況にあっという間に一変しました。連休で尾瀬ハイキングを楽しんだ年配の方々のようです。
最後に「三連休らしい」風景にようやく出会いました。

次の駅は男鹿公園。秋田とは違いこちらは「おじか」と読むようです。看板を見るとどうやら栃木県に入ったようです。
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それにしても合併でできた日光市は巨大です。この後に停まった湯西川温泉、川治温泉、鬼怒川温泉も全部日光市なのですから… 
夕暮れが近づいて来ますが、4両に増結された車両は、着実に東京を目指します。

鬼怒川温泉駅で目の前に泊まっている特急「スペーシア」に乗り換えます。たった2分の乗り継ぎ時間なので、満員電車を降りて向かいの列車に何とか乗ったら、すぐにドアが閉まり、席に着く前に発車です。
写真を撮る暇などは全くありませんでした。

満員電車から乗り継いだスペーシア。温泉地発の夕方の上り列車ですがさすが3連休で、「今日は予約で完全に満席」なのだそうです。インターネット会員に登録して携帯で指定券を入手しておいて本当に良かったと思います。因みに、前の浅草行にそのまま乗り続けていても勿論家には帰れますが、1時間以上は到着が遅くなります。
最初はノロノロと走っていた特急スペーシアですが、栃木を過ぎたあたりでスピードを上げて、特急らしく快調に飛ばしてゆきます。
勿論もう夜なので、車窓を楽しむことは出来ません。

スペーシアを春日部で降り、その後は東武で久喜まで戻り、宇都宮線で8時前には自宅に戻ることができました。

本当に大満足の日帰りの旅でした!

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(日帰り)列車満喫の旅<その3:SLの旅情を満喫> [プチ旅行記]


おはようございます。
ようやくメインのSL乗車のレポートです。

3、SL乗車

新潟駅到着は9時前。SLの発車時間まではまだ40分以上あるのですが、「うまくいけばSLの入線シーンが見られるかも…」と、私なりに急いで2年前に酒田行の特急「いなほ」に乗り換えた懐かしの在来線のホームを目指します。(このあたり、本物の「鉄ちゃん」なら絶対に入線時間は事前に調べて、その時間前にスタンバイするのは常識なのでしょうが、「俄か鉄ちゃんもどき」の私には、そこまでの準備もガッツもありませんでした。)
階段を降りながら目指すホームを注目していますが、そこには既に圧倒的な存在感が… 残念ながら既に目指す列車は入線しており、気の早いファンたちは既に先頭のSLに群がっています。
当然私も座席にリュックを置くなんて行為は二の次で、まずは遠くからわざわざ逢いに来た恋人であるSLの顔を見ることが何より先ですので、先頭車両にご挨拶に行きます。
SLとのご対面は、昨年九州旅行の時に満喫させていただいた「SL人吉」以来ですが、この列車をけん引するSLは「貴婦人」という愛称で呼ばれているC57ですので、凛として品のある何とも言えない美しい顔をしています。
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鉄ちゃんであろうとなかろうと、SLの先頭に群がって先頭の写真をパチパチと撮っているのは熊本の時と同じ光景です。でも熊本ではJR九州の「トレインレディ」が、記念写真のシャッターを押すサービスを誰ともなくしてくれていたのに、JR東日本には予想通りそのような人はいません。写真を撮る方も一人旅の鉄道ファンが多いので、SLの横でポーズをとる人はあまり多くないようです。
一人旅の私も、当然のことながら記念写真は撮れません。

先頭の「顔」をたっぷりと眺めて満足した後は、ゆっくりといろいろな部分を眺めながら徐々に後ろの座席に移動しようとします。すると運転席付近に人の列が…
よく見ると発車10分前までの時間限定で、運転席に乗せて見せてくれるサービスをやっているようです。これは九州にはなかったファン垂涎のサービスです。
列の長さはさほどではないものの、それなりに高さがある運転席に上がるには、足の悪い私にとってはそれなりのプレッシャーがかかります。でも入り口の横には小さいお子さんなどをサポートする役目の方がいますので、何となれば私もフォローして貰えれば乗れるかも… と思い、とりあえず列の最後尾に並びます。
10分ぐらいで私の順番になり、少し手伝ってもらいはいましたが何とか無事に人生初の運転席に立つことができました! おまけに席にいた人がシャッターを押してくれたので、この旅行で唯一の記念写真が取れました。
(この写真は自分で撮った運転台の計器類です。)
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SLとのご対面に十分に満足して、いよいと自分の席に移動します。今回、やっとの思いで取れたグリーン車は最後尾の7号車。客車を1両ずつ眺めながら、ゆっくりと最後尾まで移動します。
最後尾のグリーン車の入り口には係員が常駐していて、グリーン車の乗客以外の方がグリーン車両に侵入してくるのをブロックしており、1600円なのにすごい優越感です。(でも、拒否された鉄道ファンらしき子供たちは、ちょっと可哀想でした。)
乗車券の代わりに乗車券を確認して配布される「グリーン車記念乗車証」を見せるだけでOKなので、今後の出入りも簡単です。
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グリーン車は2列/1列の3列並び。出発20分前なのにまだ乗客は誰も座席に座っていません。恐らくSLの撮影に夢中になっているのでしょう。
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最後尾には、グリーン車専用の展望スペースがあり、9名ぐらいは座れます。グリーン車定員30(名)分の9ですから、ずっと座っていても大丈夫かもしれません。最後尾にはまだこの列車を牽引してきた電気機関車があり、写真はまだ撮れません。

定刻に新潟駅を出発。最初は大人しくグリーン車で指定された真ん中の列の座席に座っています。隣は40代らしき男性。「鉄ちゃん」ではないものの鉄道好きなのでしょうか… 私が見る限りずっと指定された窓際に座り、只管景色を眺めていたようです。
当然満席のはずのグリーン車ですが、新潟を出た時にはまだ空席がありましたが、次の新津で予想通り完全満席になりました。
グリーン車の乗客は一人旅の男性が半分。あとは夫婦かカップルで、共に年齢層はやや高めで中年がメインです。子供は新潟までの新幹線から一緒だった小学校高学年の男の子。おばあちゃんらしき人と来ていたようですが、グリーン車にいるのは子供だけでやや不思議でしたが、やはりおばあちゃんも普通車にいました。
やっぱり2席は取れなかったのでしょう。

新津までは街中を走ります。最後尾の7号車にいても凄い煙で、九州の時同様周囲の方を気にしてしまいます。走り始めてから15年になるこのSL、この周囲の家の方々は週末には洗濯物や布団は絶対に干せない生活を15年続けているんだろうなぁ… と他人事ながら心配してしまいます。

最初の長い時間停まる停車駅は新津。外に出る人が多くつられて降りてみましたが、皆向かう先は駅弁売り… 駅弁販売所は大盛況でした。とりあえず私はお目当てを決めていなかった(1週間で、そこまで調べる余裕がなかった)駅弁はパスして、いよいよ景色のメインに入るので、せっかくなのでもう1枚持っていた切符で指定された普通車窓側の席へ移動します。

普通車は4人掛けのボックス。私の指定されたボックスは新潟では誰も乗っていませんでしたが、新津でやはり4人揃います。向かい側は若いカップル。熱心に景色を見ている女性の横で、男性はずっと携帯をいじっています。鉄道ファンの女性につき合わされた感じのカップルなのでしょう。私の隣は高そうな一眼カメラを持った中年男性。5分と席におらずすぐに立ってしまったので、恐らく展望車(4号車)に向かったのでしょう。
乗車記念に乗車手帳を1枚ずつ貰います。このマップ、非常に役に立ちます。
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咲花駅あたりから、阿賀野川に寄り添い、川沿いの沿線風景が楽しめます。
でも木が多く、シャッターチャンスは中々訪れません。しかも私の指定席はA席だけど後ろ向きなので…
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次の長時間停車は津川駅。SLは今の列車とは違い2時間に1回程度は10分以上メンテナンスの時間を取らないとダメなのだそうです。
この停車時間に降りて、列車最後尾のグリーン車展望車をパチリ。
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駅から見る線路と後ろの山の風景も素敵でした。
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次はグリーン車に戻り、今度は最後尾の展望車に陣取り後ろからシャッターチャンスを狙います。
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ダイナミックな風景はずっと展望車にいて飽きることがありません。
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お昼になったので、車内の売店で駅弁を買います。
駅弁は名前に釣られた「SL浪漫弁当」。
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味は… 普通の「ちらし寿司」でした。

気分が良いので、相棒についつい地ビールも買ってしまいました。
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次の長時間停車山都で、もう一度SLにご対面しようと一番前まで歩いてみます。
終点の会津若松駅では乗り継ぎの時間が短いので、ゆっくりSLを眺めるラストチャンスだと思ったからです。
相変わらず毅然として凛としたC57の雄姿でした。
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久し振りに通る街喜多方。時間があれば当然「喜多方ラーメン」を食べに下車するところですが、今回は日帰りなので…
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初めて喜多方に来たのは大学3年の21歳の時。「ラーメンを食べに」ではなく当時有名赤字ローカル線だった「日中線」に乗りに来て、終点の無人駅「熱塩駅」で野宿した思い出があります。

喜多方を出るとあとは終点会津若松はもうすぐです。乗り換えの階段は一番前と聞いたので、喜多方を出たらすぐにグリーン車に別れを告げ、7号車から1号車まで探索しながら歩いてゆきます。
展望車4号車、終点間際に初めて入りましたが、最後まで凄い人だかりでした。

先頭車の窓から見たSLの煙は、やっぱりすごいものでした。


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(日帰り)列車満喫の旅<その2:埼玉から新潟へ> [プチ旅行記]


一旦投稿しましたが、何となく続きを書こうと思います。

2、新潟へ

自宅を出たのは朝の6時過ぎ。
本日最初に乗るのはいつも通勤で利用している宇都宮線です。
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いつもの定位置は混雑度を考慮して後ろの方の車両ですが、今日は「鉄ちゃん」に戻って列車を満喫すると心に決めていますので、いつもとは違って「鉄ちゃん」らしく最前列に立ち、運転手さんの運転を見ながら大宮までの14分間を満喫しようと思います。
でも、今日運転手さん、何だか少し機嫌が悪そうに運転しています。
今日はちょっと寒いくらいですが、最高にいい天気なのに…

改めて見ると前のガラスに虫がたくさんへばりついていて、あまり綺麗ではありません。このあたりがもしかしたら運転手さんの不機嫌の原因なのかしら… と勝手につまらない想像をしています。
列車は順調にダイヤ通りに走っており、機嫌が悪くなる要素はなさそうなのに…
それとも、もともと「そんな顔」なのでしょうか?(失礼!)
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無事に定刻通りに大宮駅に到着。早速新幹線ホームに移動します。
新幹線ホームは3連休らしくめちゃ混雑しています。ちなみに私が乗る「MAXとき」は駅で指定席の販売状況を見ましたが、見事に満席でした。

大宮駅の下りホームは、たくさんの新幹線が一度に見られて、短い時間ならば飽きることはありません。この日もたった20分強の時間でしたが、鉄道博物館に行かなくとも十分に満足できます。

最初に来たのは 「あさま」。北陸新幹線になって「かがやき」になったらまた乗りに行きたいと思います。
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次は「スーパーこまち」とはやぶさ車両の「はやて」。 
「スーパーこまち」、撮れませんでした。(駅に着いてもまだ速い!)
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そして私が乗る「MAXとき」 上越新幹線の最初の列車名は確か「あさひ」だったなぁ… と昔のことを思い出しながら列車に乗り込みます。
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今日の座席は二階席。二年前酒田と五能線に乗りに行った時は、数少ない階段のないバリアフリーの「フラットシート」をわざわざ指定したにもかかわらず、その狭さと人通りの多さに辟易した記憶があったので、今回は迷わず二階席を選択です。
一階はいつものように団体客らしき人で溢れています。
(安い料金の団体枠はたいてい1階席で、お客さんからブツブツ言われたことを思い出します。)
大宮からたくさんの乗客を乗せた新幹線は完全に満席。椅子もシートピッチも飛び抜けて狭い東日本の新幹線は、天井の狭い二階建て車両は特に最も居住性が悪い新幹線です。東海道新幹線のぞみと九州新幹線と比べると本当にこの差は顕著です。

隣の二人席はOLらしき二人連れ。一人は景色も見ずにずっと金沢のガイドブックを読み耽っているので、越後湯沢で降りるのでしょうか?
昔は特急列車と言えども列車で隣合わせた人と挨拶して会話をするのがマナーだったような気もするのですが、新幹線の今は会話があろうはずがありません。若いお嬢さんに下手に話しかけて不審者と疑われるのも嫌ですし…

高崎を通過。榛名連峰(かな?)が本当に綺麗です。今日は本当に最高の天気です。
でも真ん中のC席なので写真は撮れません。

長いトンネルが続きます。この上は三国峠、間もなく越後に入るのでしょう。

越後湯沢です。懐かしい温泉街が見えます。
二人連れが列車を降りたのですかさず窓際の席に移動しますが、また長いトンネルに入ります。このあたり、2004年の新潟中越地震後にはしばらく不通になっていた区間です。
埼玉県であった国体の開会式当日の夕方に起こった新潟中越地震、その日国体開会式の関連で間もなく到着する天皇陛下の警備の関連で某ホテルの屋外駐車場にいた私は、不覚にも地震に全く気付かず、携帯が突然通じなくなったことが全く不思議で訳が判らなかったことを思い出します。

長岡です。有名な長岡花火だけは一度見てみたいと昔からずっと思っています。

新潟が近づいて来ました。あれに見えるはアルビレックス新潟の本拠地「ビッグスワン」ですよね… 
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新潟に来るのは、本当にたくさんのさまざまな理由や目的があった様な気がします。。「セミナー」だったり、「サッカー」や「イベントの動員」だったり、「シベリアに行く飛行機に乗りに行くため…」 まで本当にさまざますぎる理由があります。新潟に初めて来たのは19歳の時、友人と佐渡に旅行に来たのが最初でした。
今回、そのたくさんの一つに「SLに乗りに行く」という目的が加わります。

新幹線を降り、いよいとSLとの待望のご対面になります。


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(日帰り)列車満喫の旅<その1:諦めずに叶えたグリーン車の夢> [プチ旅行記]


おはようございます。
昨日、予定通りに「SLばんえつ物語」に乗る日帰りのプチトリップに行って来ました。天候にも恵まれ、とても素晴らしい旅ができましたので、今は本当に満ち足りて穏やかな3連休の最終日を迎えています。
書きたいことがたくさんできたので、忘れないようにゆっくりと報告させていただきます。

その1、グリーン車への憧れ

前回報告した通り、「SLばんえつ物語」に乗りに行こう! と思い立って切符を手配したのが先週の土日で、たった1週間前です。
そもそも10月の旅行シーズンピーク時の3連休の中日に、「旅行に行こう」と思い立って希望列車の指定券がすべて順調に取れただけでも、自分の幸運さに感謝しなければいけない状況であることは十分に判ってはいます。
でも、人間(=つまり私)の煩悩というか欲望というのは際限のないものなのです。

何が言いたいのかというと、憧れの列車「SLばんえつ物語」は運行を開始して今年で15年目を迎えるようなのですが、今年から1両だけグリーン車の連結が始まったことは、毎週眺めていたJR車内の吊り広告でも散々見て知ってはいました。
最初は、グリーンのことなどは全く頭になく、全席指定席のSLの指定券が取れればラッキーと思っていましたが、希望通りSLの乗車券(しかも窓側!)が取れた後、旅の楽しみを盛り上げようとHPやらこのSLの記事のあるブログなどを読んでいたのですが、当たり前のように「グリーン車、乗りたいなぁ~!」という思いが徐々に強くなってきました。
とはいえ、このSLのグリーン車の定員はたったの30人。勿論グリーン車ですから乗車スペースが広くて豪華なのですが、このSLのグリーン車の魅力はそれだけではなく、このグリーン車のチケットが取れれば、最後尾にあるグリーン乗客専用の展望スペースにも入ることができ、過ぎ去る風景を存分に満喫することができるようなのです。

普通車の指定席料金が500円で、グリーン車の料金が1620円とたった1000円強の値段の違いですから、今度いつ乗れるかわからない列車なのですから1000円程度の差額で済むのであれば、グリーン車を希望するのは私だけではないはず… 
つまりこのグリーン車の人気は凄まじいらしく、毎週1か月前の発売日の10時には「発売即売切れ」のプラチナチケットなのだそうです。
なので3連休のこの日のグリーン車が空いているはずはなく、当然のことながらグリーン車は「憧れのグリーン車」として、その外観だけを写真に撮って我慢をしなければいけないというのが通常です。

でもJRのシステムには飛行機と違って「キャンセル待ち」という機能がありません。これは全てのチケットを座席番号指定で発券するという関係上、この全てをキャンセル待ちするという機能を付けると莫大なシステム改修の費用が発生する… ということなどが理由だとは思いますが、「キャンセル待ち」の機能がない以上、どんなプラチナチケットであれ、キャンセルが発生したチケットは必ず一旦JRの莫大なシステムに戻され、タイミング良くそのチケットを照会した人は本当に運よくチケットが取れてしまう… という公平か不公平かよくわからないラッキーな事態が発生してしまうことがあるのです!

ちなみに航空にはキャンセル待ちリストがあり、キャンセル待ちにも厳密に順番がつけられています。なので、航空機についてはJRのような「偶然」は存在しません。(でも航空会社の担当者に頼むと、キャンセル待ちの順番リストを少しだけ上げてくれることはできるようですが… これとてリストの順番を少し上げるだけで、×を○にするわけではありません。×を○にできるのは大臣クラスだけと聞いたことがありますが、真偽のほどは闇の中です。)

従って、私が旅行会社の現場で働いていた時、しばしば(当社の)VIPに、「JRのチケットを何とかしてくれ!」と頼まれ、そんな時にはコンピューターの横に手配書を置いて、毎日何回もその空席状況をチェックして、毎回ため息をついていたことを思い出します。でも我々が思った以上にプラチナチケットといえどもキャンセルは出るもので、時折諦め半分にシステムを操作すると偶然にも空席に巡り合い、「取ったどぉ~!」と雄叫びを上げる瞬間がやってくることがあります。粘り強く諦めずに何度もチャレンジしたがために訪れる感動の瞬間です。

昔は旅行会社に強いコネがあるか、毎日毎日JRのみどりの窓口に(嫌がられても)通う粘り強さが必要だったそんなJRのキャンセル待ちですが、今はネットでオンラインでの予約ができるので、手間さえ厭わなければ自分でこの粘り強い操作を毎日できるのでは… と考えた私は、毎朝晩自宅のパソコンに向かって暇させあればJRのオンライン予約「えきねっと」の画面にログインしてみましたが、そうは問屋が簡単におろしてくれるはずもなく、見るたびにグリーン車には「×」の記号が表示されています。
やっぱり、たった30席しかないグリーン車では無理なのでしょうか…

キャンセル待ちの最大のチャンスは2日前。その理由はJRのキャンセル料が前日から大きく跳ね上がるからです。2日前までは210~320円の手数料だけで払い戻しができるのですが、前日からは指定券類の払い戻し手数料は30%に跳ね上がります。つまり特に「カシオペア」などの高額チケットはこの日のキャンセルが最も多く、最大のチャンスであるというのはこの業界の常識なのです!
なので金曜日には大きな期待を持ってえきねっとに何回かアクセスしましたが、相変わらずグリーン車は×のまま動きません。
どうも今回、グリーン車の高望みは諦めた方が良いようです…

でも土曜日の朝、今週の定例動作になったので起きてすぐにパソコンを起動して「えきねっと」にアクセスしてみます。 
すると… グリーン車の欄に夢にまで見た△(残席僅か)の記号が… 慌てて「窓際指定」で申し込むとあっさり満席ではじかれましたが、「希望なし」で再度操作すると「予約OK」に… 早朝ではありましたが、「獲ったどぉ~!」と大声で雄叫びを上げてしまいました!!

リハビリ終了後、早速最寄りの白岡駅に指定券を受け取りに行きます。夢にまで見たグリーン車のチケットをついに手に入れることができました!!
以前予約した普通車のチケットについては、払い戻しをしても戻ってくるお金が500円ー320円=180円なので、予想通り憧れのグリーン車とはいえ取れた座席はB列(通路側)なのでたまたま隣の号車だった普通車の指定席はそのままにしておくことににしました。

何事も諦めずにやると夢は叶うものです。自宅でも粘り強くキャンセル待ちができた今の時代に感謝です。

長くなりましたので、一旦投稿します。
このチケットは旅行後に撮影したものです。
グリーン車の方には記念の乗車スタンプを押して貰っています。
 
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仙台へドライブ<後編:秋保温泉と秋保名物おはぎ> [プチ旅行記]


おはようございます。
台風が接近していて、特にすることもないので昨日の続きを書き上げてしまおうと思います。

2日目:9月8日(日)

 今回、世話になったホテルは仙台駅前の「ホテルモントレ仙台」。私が仙台で勤務していた昭和の時代には、駅前のこの場所には、仙台の地元大手スーパー「エンドーチェーン」があった記憶があります。当時、仙台市民では知らない人はいないエンドーチェーン… 今は業態を変えて何とか生き残ってはいるようですが、全盛期の当時の面影は全くありません。
このホテルは平成になってからできたホテル(少なくとも私がいた頃にはなかった)ですが、レトロの雰囲気を作っておりそれなりに居心地の良いホテルでした。でも次回仙台に行くときには、別のホテルに泊まってみたいと思っています。

 朝の「東京決定!」の興奮が冷めないうちに、再びタクシーにて実家に戻ります。
妻の実家で久し振りの純和食の朝食をいただき、しばらくはのんびりとした時間を過ごします。当然のこととはいえTVは今朝決まったオリンピックの話題一色。4年前は国民の誘致意識がイマイチで、これもリオに負けた原因の一つとまで言われていましたが、4年経ってこれだけ私も含めてみんなで盛り上がって喜び合っていることを考えると、今回東京に決まって本当に嬉しさを感じる… そんなことを感じながら仙台での時間を過ごしていました。

とは言え、10時を過ぎたので散歩がてら今回のお土産を仕入れに仙台駅の「SーPAL」を覗きに行きます。仙台の土産、特にお菓子には本当に美味しいものが多く、毎回毎回「どれを買って帰ろうか」本当に悩んでしまいます。
有名な「萩の月」や伝統菓子「白松ガ最中」なども本当に美味ですし、それ以外の仙台のお菓子も本当に美味しいものが多く、加えて東北の中心地仙台だからこそ買える東北各地の銘菓にも本当に好きなものが多いのです。
今回、妻は知り合いから強いリクエストがあったらしく、定番の「萩の月」を。私の会社へのお土産は私が密かに好きな「くるみ柚餅子」を。その他ダイエットを気にしながらも我々夫婦が楽しみに食べるお菓子を細々と数種類仕入れ、お昼に家族で食べるお寿司を買って、満足して実家に戻ります。

実家を出たのは15時頃。今年の夏は特に旅行に行ける予定もないので、折角車で仙台まで来たのだから、東北の温泉を満喫してから帰ろうというのが今回のプランです。
仙台の温泉と言えば、仙台から車で40分程度で行ける秋保温泉が何と言っても有名です。私も仙台勤務時代をはじめその後も含めて本当に何度となく来た記憶があります。昔からある伝統旅館で、有名どころの旅館と言えば秋保にもいくつもあり「ホテルニュー水戸屋」「佐勘」「岩沼屋」「秋保国際」など 今名前を上げた旅館には仕事もプライベートも含めて、少なくとも各5泊以上は間違いなくお世話になっています。
勿論、それ以外の平成になってからできた比較的新しい旅館もたくさんありましたが、それらにも様々な縁で最低1泊はしているというのが現実です。
でもそんな旅館の中でまだ1回も泊まったことがない旅館が一つだけあり、今回はその旅館にお世話になることに決めていました。

その旅館に名前は、「茶寮宗園」。秋保では一番縁が深く、個人的には数えていないけれど恐らく15泊以上はしている「ニュー水戸屋」の姉妹館として平成になってから(つまり私が仙台を出てから)開業した旅館なのです。
今まで来る機会がなかった唯一最大の理由がその「宿泊代金」。そうです、比較的レベルが高く高めの宿泊代金設定が多い秋保の中でもとびぬけて高い旅館なので、「今までは手が出なかった。」というのが最大の理由です。
このホテル、平日で普通の部屋でも2人で泊まると1泊4万円弱します。土曜日で露天風呂付きの客室に泊まろうものなら確実に6万円は超える高級旅館です。
でも今回の「夏の旅行」は結局たった1泊だけになってしまいましたので、「ちょっとは贅沢してやろう」と思い私的には「清水の舞台から飛び降りる」心境で予約をしたものです。
勿論、露天風呂などがついていない普通の部屋で、安いプランを探した上に会社の補助金など使えるものはちゃんと使えましたが、それでも2人で7万円は掛かります。

ホテル到着は16時頃、すぐに予約した部屋にご案内いただきました。今回会社の後輩に予約をお願いしていましたが、その後輩が足の悪い私に気を使って和室に椅子・テーブルを準備してくれていました。でもやぽぱり和室なので椅子テーブルでは何となく寛げません。なので椅子テーブルをご辞退申し上げて、結局通常通りのスタイルに戻していただきました。
窓から見える庭園は散歩はできないものの、日本旅館独特の風情です。
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抹茶・お茶と茶菓子2種類を味わった後は、待望の温泉に入浴です。
17時台という温泉旅館の大浴場にしては「ラッシュ時間」のはずなのに、私が入浴した時間に他のお客さんの入浴はゼロ。あんなに大きなお風呂なのに、「貸し切り」を味わえる何とも贅沢なひと時でした。
露天風呂にも入りたかったのですが、足の痛い私は今回は無理をせず大浴場だけで我慢します。でも、貸し切りの大浴場には本当に満足しました。

高級旅館だけあって夕食は部屋食。高級感ある献立を渡され、いやがおうにも期待が高まります。
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さすがに高級な素材を使った料理で、盛り付けも凝っており十分に満足させていただきました。
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みんな美味しかったのですが、特に滅茶苦茶やわらかい仙台牛と、骨を全く感じないハモが美味でした!!

寛いだ夕食後は、いつも通り「倍返し!」の「半澤直樹」を楽しみました。」

3日目:9月9日(月)
 朝のスタートはやっぱり温泉。6時前に大浴場に向かいましたが、今回も貸し切り状態で、朝から貸切風呂を本当に満喫しました。
(この2回の「貸切風呂代」で今回の宿泊費、元が取れたかもしれません!?)
 朝食も部屋食。本当に日本食の朝ごはんは美味しく、旅館の朝食ではいつも通り「おかわり」をしてしまいます。
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恐らく1泊の旅館代金としては自分史上最高額を払ったと思いますが、満足できる宿泊でした。

ホテルをチェックアウトした後に、最近温泉以上に有名になっている秋保の名物を買いに出かけます。
最近「秋保と言えば」と定番になっているのは地元スーパーで売っている「おはぎ」で、仲居さんによると土日などは3つある駐車場がすべて満車となり行列ができるくらい大人気なのだとか… 確かにこのおはぎ 私がTVで見た回数だけでも3回以上は間違いなく紹介されています。

「第2駐車場」には大型バスが2台停まっており、多数の観光客が全員下車して田舎のスーパーのおはぎを買っている姿にはちょっとびっくりします。
でも私も何とか駐車場に空きを見つけて車を停め、スーパーに急ぎます。
スーパーの入り口には駐車場整理の人が2人もいて凄い人気ぶりを伺わせます。
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観光バス乗客が購入するピークが過ぎた後に、我々もようやくお昼用におはぎを手に入れることができました。味はあんこの他にごまときな粉の3種類(この他に、秋以降限定で納豆が出るそうです。)ですが、我々はあんことゴマの2種類を購入。

おはぎ購入後には一路埼玉を目指します。
お昼は栃木県の上河内SAで待望の秋保のおはぎをいただきました。
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期待度が高かったので… 確かにボリュームはすごくってあんこやゴマなどもすごく多いけれど… 「懐かしい味」という以外の表現はあまり見つかりませんでした。

自宅に帰り着いたのは14時前、復帰後初めてロングドライブを満喫できて、大満足の旅行となりました。


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仙台へドライブ<前編:懐かしの東北道> [プチ旅行記]


先週の週末、車で仙台の妻の実家に行ってきました。
今日はその時の様子をレポートします。

9月7日(土)
 午前中は、通常通りのリハビリをこなし、出発したのは11時少し前でした。
前日、自動車購入以来3か月目にして初めて洗車をし、ガソリンを満タンにして初めてのロングドライブの準備は万端です。
リハビリを休んで朝早く出ようかともちょっと考えたのですが、逆に朝少し早いと高速が混雑する可能性もあると考え、この時間の出発がベストと考えた次第です。
翌週・その次と3連休が続くので、この両日の土曜日には激混みすると考えましたが、実際にはその通りにメチャメチャな混雑で、昨日は台風が近づいているというのに予想通り周辺の高速道路上はすごい渋滞だったようです。
(おまけに今日は台風接近での凄い大雨、昨日渋滞の中出かけたドライバーさんには本当に同情いたします。)

自宅近辺を快適に通り抜けて、いよいよ久喜ICから東北道に入ります。この日のためにETCの身障者割引の登録を済ませていますので、高速道路の料金も半額になるので、ありがたい限りです。当然のごとくETCマイレージも半分になってしまいますので、以前のようにゴルフに行ってはすぐにキャッシュバックされるようなお得感は味わえないのですが、それでもやっぱり恩恵を期待してしまいます。

東北道も宇都宮までは片側3車線なので、「絶対にスピードを出しすぎない」ことを心に誓って一番左側の車線を本当に慎重に走ります。でもやっぱりノロノロと走る車があるとつい中央車線に車線変更してその車を抜いてしまいます。でも、「右側車線には絶対に入らない!」という固い誓いは絶対に守って走りました。

懐かしの佐野SAにて休憩し、お昼をいただきます。佐野SAと言えば昔ゴルフに行くときにいつも休憩し、土日の朝だけ出る屋台でロストボールのバーゲン品を仕入れて、いくつボールを失くしても良いように万全の準備をして、ゴルフ場に向かった非常に懐かしい思い出のSAです。4年振りにその変わらない景色を見て、何故か嬉しくなりました。(勿論、ロストボール屋さんは既に店じまいしていましたが…)

佐野の名物と言えば何と言っても「佐野ラーメン」。お昼は当然ながら佐野ラーメンをいただきます。佐野ラーメンと言えば青竹踏みのラーメンが有名ですが、ただの「佐野ラーメン」と「青竹踏み佐野ラーメン」の価格差はたったの50円です。青竹踏みの人件費がたった50円とはとっても考えられませんが、私は敬意を表して当然のごとく50円高い青竹踏みラーメンをチョイス、現実派の妻は50円を節約して普通のラーメンを選択したのですが、味の違いを比較することはしませんでしたが、久し振りのラーメンを満喫しました。
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また、栃木県に敬意を表して餃子を頼もうと思いメニューを見ると、「佐野名物 餃子」とあります。真偽のほどは確かではありませんが、「名物」に敬意を表してこちらも3つだけいただきましたが、「名物」の名に恥じず意外と美味でした。
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宇都宮ICを過ぎると3車線⇒2車線となり、ローカル色豊かな道路になります。
2車線になると、遅い車がいるとどうしても右側の追い越し車線を使わざるを得なくなり、結局スピードが出すぎてしまいます。気づいたらメーターが120キロを指していたりして、慌ててアクセルを離すことも何回か体験しました。
宇都宮ICの次は矢板IC。このあたりまで来るとゴルフ場の値段がぐっと安くなり、私がメンバーでもないのに勝手にホームコースと名乗っていた「矢板CC」などの出入り口で、何度となく通った本当に馴染みの深い場所です。
「何年かかっても、絶対ここには復活してやるぞ!」と誓ってゴルフの時以外には降りたことがないICを通り過ぎます。

那須を過ぎるといよいよ福島県に入ります。
「これよりみちのく。ゆとりで走ろう。」という懐かしい看板が見えます。仙台にいた時代から何度となく見ていた看板です。
福島、本当にのどかで相変わらず自然たっぷりの素晴らしい風景が続きます。こんな素晴らしい福島の一部に、まだ人が入れない地域があるなんていうことが、同じ福島県なのに信じられない風景です。

安達太良SAにて2度目の休憩です。この安達太良SAを出ると後は仙台駅まで約1時間半というのが、仙台時代の添乗員の常識で、携帯のない時代に会社(または上司)に電話して、「安達太良SAを出る時間+1.15~1.5時間後に着きます。」と必ず報告した懐かしのSAです。
また毎年夏に帰省する時には、このSAでお土産に桃を仕入れてから仙台に向かったものです。でも、今年はちょっと桃の季節も過ぎていたし、今年は何度か福島の桃も美味しくいただいたので、「今年は桃のお土産はいらないよ。」と事前に言われていましたが、やっぱりこのSA=桃と反射的に体が桃モードになってしまいます。なので、「季節限定!桃ソフトクリーム」を美味しくいただきました。

宮城県に入ると雨が降り出し、また福島とは異なりアップダウンとカーブが大変多くなり(常時)80キロ規制の走りにくい道路が続き本当に慎重さが必要になる区間が続きます。でも、運転に慣れたせいか常時100キロ程度で走り続け、しょっちゅう右側車線に入っては120キロぐらいまでにスピードを上げて、遅い車を抜いていきます。気を付けなければ… と思うのですが…

仙台南ICが近づくと、私的には仙台のシンボルである「太白山」という小さい山が見えてきます。このコンパクトな山が見えてくると、「あ~ぁ、仙台に帰って来た!」という気持ちが強くなる山で、場所などは全く違いますが、昨年念願の初体面を果たした鹿児島の開聞岳と通じるものがあると勝手に考えている山です。でも仙台南ICでは高速は降りずに、この次の仙台宮城ICでようやく高速を降ります。

山の中・田舎の宮城ICから10分程度の長いトンネルを2つ超えると、いきなり仙台の繁華街のど真ん中に出ます。この田舎のIC⇒トンネルを出る⇒いきなりの繁華街のど真ん中というシチュエーションは他にあまり例がなく、ちょっと感動的な仙台のドラマティックアクセスで、私の好きな風景の一つなのです。
このトンネルに入ると懐かしの「東北放送」のラジオにダイアルを合わせて懐かしい仙台の情報を聞くのが私の定番だったのですが、今年のラジオは優勝間近の楽天イーグルスの中継一色なのはちょっと残念ではありますが、地域に根付いた楽天の活躍で盛り上がっている仙台は本当に嬉しく思います。

トンネルの出口は仙台時代に毎日通った東北一の夜の繁華街「国分町」のそば。超えるとすぐに見える「江陽グランドホテル」は27年前に妻と結婚式を挙げたホテルです。仙台に来るたびに車の中から「これが結婚式を挙げたホテルだよ」と毎回言うので、2人の子供もすっかり覚えてしまったようです。

妻の仙台の実家は仙台駅から徒歩10分弱という至近距離にあります。無事に車を玄関に停めて、しばらく妻の実家で寛がせていただきます。

宿泊も普段は妻の実家にお世話になるのですが、体が弱っている母の負担等を考えると、家にお世話にならずに我々夫婦は近所のホテルに泊まったほうが良いという判断で、今回は駅前のホテルを予約し、夕食をご馳走になった後は妻とホテルに向かいました。

翌朝は当然のごとく5時前に起き、東京オリンピック決定の瞬間を(実家のみんなに)気兼ねなく見ることができました。
仙台のホテルで見た「TOKYO 2020」の瞬間は、ちょっと感動的でした。

続きは次回にご報告します。


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